建設インフラ事業の主要製品「TREND-POINT」最新版の発売

2020 年 8 月 24 日
各 位
会社名 福井コンピュータホールディングス 株式会社
代表者名 代表取締役社⻑ 林 治克
(コード番号:9790 東証第一部)


建設インフラ事業の主要製品「TREND-POINT」最新版の発売

当社連結⼦会社である福井コンピュータ株式会社(本社:福井県坂井市、代表取締役社⻑:
杉田直)では、下記の通り建設インフラ事業の主要製品である 3D 点群処理システム
「TREND-POINT」の最新版を 2020 年 9 月 24 日に発売致します。

事業部名 製品名 最新版の概要
建設インフラ事業 TREND-POINT Ver.8 ・i-Construction 最新基準への対応
(トレンドポイント) ・測量及び設計業向け機能強化

 背景
国土交通省が推進する i-Construction※において、ICT 土工の出来形評価が見直され
たことにより、今年度から路面切削工や吹付法枠工といった新たな工種が追加されま
した。また、測量及び設計段階における 3 次元計測の普及に伴い、公共測量マニュアル
や作業規程の準則等も順次改訂され、UAV レーザ測量などの新技術を採用する動きが
高まっています。
※ICT の活用で、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取組み。


 最新版のポイント
今回発売する 3D 点群処理システムの最新版では、土木施工業向けに i-Construction
関連の最新基準への対応、測量及び設計業向けに点群を活用した 3 次元計測関連の機
能強化を行いました。これにより、測量及び設計から施工管理まで、公共事業の各フェ
ーズにおける業務効率化・高精度化を図ると共に、作業者の安全性や省力化などの労働
環境改善に貢献できるものと考えております。
弊社では、変わりゆく公共工事の現場の環境の変化をチャンスと捉え、新たな要領・
基準への迅速な対応と、生産性向上に寄与できる製品の供給に取り組んで参ります。


製品の詳細につきましては、添付資料をご覧ください。
以上
News Release


報道関係者各位 2020 年 8 ⽉ 24 ⽇
福井コンピュータ株式会社
ト レ ン ド - ポ イ ン ト

3D 点群処理システム「TREND-POINT」の最新版、
2020 年 9 ⽉ 24 ⽇(⽊)に発売
最新の i-Construction 関連要領への対応と、点群処理・活⽤機能をさらに強化

建設業向け CAD メーカーの福井コンピュータ株式会社(本社︓福井県坂井市、代表取締役社⻑︓杉⽥ 直)で
は、3D 点群処理システム「TREND-POINT Ver.8」を、2020 年 9 ⽉ 24 ⽇(⽊)に発売いたします。
国⼟交通省が推進するi-Construction※において、ICT⼟⼯の出来形評価が⾒直されたことにより、今年度から路
⾯切削⼯や吹付法枠⼯といった新たな⼯種が追加されました。また、測量及び設計段階における3次元計測の普及に
伴い、公共測量マニュアルや作業規程の準則等も順次改訂され、UAVレーザ測量などの新技術を採⽤する動きが⾼ま
っています。
今回発売する「TREND-POINT Ver.8」では、これらのニーズに対応する機能強化を⾏い、新たな取組みに挑戦す
る技術者の⽀援と共に、公共事業のライフサイクル全体における⽣産性向上に貢献して参ります。
※ICT の活⽤で、建設⽣産システム全体の⽣産性向上を図り、魅⼒ある建設現場を目指す取組み。


【最新版のポイント】
 ⼟⽊施⼯業向けに、2020 年度の i-Construction 各
種要領・基準(ICT 舗装⼯-路⾯切削⼯・ICT 法⾯
⼯-吹付法枠⼯・ICT 港湾浚渫⼯)に対応。
 測量業向けに、UAV レーザ精度管理成果アシストや地
表⾯フィルタリングなど、点群処理機能を強化。
 建設コンサルタント業向けに、断⾯や三角網などの表現
⼒向上による点群活⽤機能を強化。
 操作性やパフォーマンス向上など基本機能を強化。
(その他最新版の詳しい内容につきましては別紙をご覧ください。)



【リリース⽇】
2020 年 9 ⽉ 24 ⽇(⽊)

【価格】(税抜)
標準セット︓\1,000,000〜




【本件に関するお問合せ】 福井コンピュータ株式会社 営業部 営業推進課 担当︓野路
福井県坂井市丸岡町磯部福庄 5-6 HP︓https://const.fukuicompu.co.jp/
Tel︓0776-67-8860 問い合わせフォーム︓https://hd.fukuicompu.co.jp/contact/general.php


【別紙】TREND-POINT Ver.8 の主な新機能

 最新の i-Construction 関連要領への対応
 ICT 舗装⼯︓路⾯切削⼯の⼯種追加に伴い切削からオーバーレイの一連の流れを⽀援します。
 ICT 法⾯⼯(吹付法枠⼯)︓吹付法枠⼯の出来形計測を⽀援する計測値の集計機能を追加しました。
 ICT 港湾浚渫⼯︓要領改定に対応した読込みや密度条件、成果書込みなどを追加しました。
 ICT 全般︓成果書込みにおける分布図(ヒストグラム)出⼒によるわかりやすい成果が作成できます。
 ICT 検査対応機能︓指定した検査箇所情報を CSV や SIMA で出⼒し、検査作業効率化を⽀援します。




 測量分野向け機能と点群処理強化
 UAV 搭載型レーザスキャナーを⽤いた公共測量マニュアルにおける成果作成⽀援
 コース間検証点・標定点/調整点・検証点の属性付与と座標点の操作性の向上を⾏いました。
 点群を⽤いた重複性・均一性・正確性分析機能により、公共測量における点群活⽤を⽀援します。
 測量 CAD システムの TREND-ONE、Mercury-ONE への連携で、帳票作成までの流れを強⼒に⽀
援します。




標定点・検証点の精度確認※1 測量 CAD システムへの連携※1

 測量 CAD システム︓TREND-ONE、Mercury-ONE との連携強化
 連携時の背景画像や位置情報付き上空画像にヒートマップなどの解析結果を表示できるように改良し、
2 次元成果作成を⽀援します。




⼟量計算結果の測量 CAD システムへの連携





 地表⾯フィルタリング強化
 抽出精度の大幅な向上とパラメーターの推奨設定を設けフィルタリング作業効率化を⽀援します。
 上⾯抽出設定の追加により樹⽊や海底のフィルタリングなどに活⽤できます。




地表⾯フィルタリングの強化※2


 建設コンサルタント向け点群・三角網活⽤機能強化
 三角網編集機能の強化
 勾配を維持した⾯の延⻑機能により三角網の活⽤の幅が広がります。
 直観的な操作による表裏の反転、合成・分割機能を追加しました。
 断⾯機能の強化
 縦断⾯の主要点や中間点の標⾼を自由に編集できる機能を追加しました。
 任意断⾯左右幅・中心設定機能により利便性を向上しました。
 点群からの抽出時に上側を抽出する設定により、樹⽊や建物の抽出を⾏うことができます。
 カラーテーブルリストの改良
 自由に設定できるカラーテーブルにより点群の表現⼒が向上し、プレゼンツールとしての活⽤を⽀援します。




富士山火口の 3 次元コンタ―マップ※3 メッシュ⼟量を⽤いた 3 次元樹⾼区分図


 その他、基本機能の強化
 操作性の向上
 キーボードによる視点操作により、細やかな視点操作を実現します。
 クリック回数削減や操作性向上のため、範囲指定、グリッド設定、角度指定を改良しました。
 パフォーマンスアップ
 点群ファイルの読込み速度、密度確認実施時の書込み・読込み速度を向上しました。
 三角網の表示速度を改善しました。
 ⾼性能グラフィックボードの自動切換え機能を追加しました。

※掲載の画⾯は開発中のものであり、実際とは異なる場合があります。
(データ出典元︓リーグルジャパン株式会社・⾦井度量衡株式会社※1、静岡県伊豆東部点群データ※2、国⼟地理院基盤地図情報※3)




9951