「 AI 顔認証 」 技術によるビル管理システムを サッポロ不動産開発と共同開発 『 GINZA PLACE 』 へ導入決定

NEWS RELEASE
2022 年 11 月 8 日




「 AI 顔認証 」 技術によるビル管理システムを
サッポロ不動産開発と共同開発 『 GINZA PLACE 』 へ導入決定
~既設防犯カメラの映像を利用した 「 AI 顔認証 」 で、サステナブルビルのスマート管理を実現
お手持ちの「Suica」も利用可能、利便性UP・BM管理コストを軽減します~




入退室管理システムをはじめとする統合管理システムの開発・製造・販売等を行う当社100%子会社である株式会社
アート ( 本社:東京都品川区、代表取締役社長:関本祥文、以下アート )は、サッポロ不動産開発株式会社 ( 本
社:東京都渋谷区、代表取締役社長:時松 浩、以下サッポロ不動産開発 ) が所有・管理・運営する 『 GINZA
ス リ ー ド エ ビ ス プラスティー
PLACE 』 ( 中央区銀座 5 丁目 ) 、およびサッポロ不動産開発が建設中の 『 Sreed EBISU + t 』 ( 渋谷区恵比
寿西 1 丁目・2023 年 1 月竣工予定 ) に、「 顔認証システム ( Zenescan Person )」 を導入します。なお、 「 Suica
スマートロック 」との連携により、お手持ちの Suica も入退室の鍵としてお使いいただけます。


◇システム概要図
■ オフィスビルの DX 化に向けて、 「 AI 顔認証 」 の映像を利用した実験運用を開始
最新の AI 技術と既存の入退室管理技術、さらにカメラ映像を多用途のシステムに活用して、高度なオフィスビル運営
管理+α ( マーケティングデータ取得など ) を考えるプラットフォームを構築します。 「 ロボット・AI などを利用して自動化
できること 」 と 「 人で対応できること 」 を分けて、効率的な設備管理・運用管理ができるようになります。


◆ AI技術を利用することにより想定されるメリット
1. 警備員の人的負担を軽減
( 不審者検出・侵入検知・一時滞留・荷物置き忘れ・迷子・車いす・ベビーカー・転倒など )
2. 既存システムとの連携によるシステム導入コスト、ランニングコストの低減
3. カメラ映像によるマーケティング分析
● 顔認証 ( 来訪者の性別、年代、マスクの有無などの情報収集 )
● 車両ナンバー認証 ( 車での来場数カウント、地域属性のデータ収集 )
● 人流把握 ( ヒートマップ、客数分析・行列・フロアや通路移動を統計化 )


■ 本システムの機能
■防犯カメラひとつの映像をマルチに活用
防犯カメラを適正な位置に設置することで、1台のカメラ ( 以下:ワンカメラ )を「 映像監視 」 のほかに 「 顔認
証 」 や 「 属性分析 」 、 「 車両ナンバー認証 」 としても機能し、汎用性のあるカメラシステムとしてスマート管理を実現
します。


【1】 「 顔認証 」 操作で快適なオフィス移動
ワンカメラの映像を利用した 「 顔認証システム 」 の操作で、ビルの入館・移動をスムーズに実現します。本人を確実に
認証して入退室でき、エレベーターに乗ると 「 顔認証 」 で着床階のボタンが押される連動システムになっています。


【2】お手持ちの 「 Suica 」 を入退室の鍵に~利便性・効率性の向上
「 Suica スマートロック 」との連携により、日頃お使いいただいている 「 Suica 」 をそのまま入退室の鍵としてお使いいただ
けます。オンラインにて「 Suica 」 を登録できるため、来訪者による事前オンライン登録が可能な他、ユーザー毎の入退室
管理・エレベーターを降りる階の指定、警備のセット解除ができる等、ユーザーの利便性が向上します。


【3】複数の認証方式を利用できる~フレキシブルな移動
「 顔認証 」 や 「 Suica 」 のほか、 「 車両ナンバー認証 」 による入退室管理も可能です。
例えば、エントランスは 「 顔認証 」 、オフィス入口は 「 Suica 」 、駐車場出入口は 「 車両ナンバー認証 」 と複数の認
証方式を組み合わせることで、安全かつフレキシブルな移動を実現します。
■システム導入背景
近年ビル設備では、防犯カメラはじめ客数情報や顔認証、客数情報システム、車番認証など、さまざまなカメラがあり、そ
れぞれの導入コスト、ランニングコストが問題になっていた。そこで上記システムを導入することにより、管理側、入居者様に以
下のメリットがもたらされることを期待しています。


【1】入居テナント様のメリット
従来のセキュリティカードが不要となり、自分自身又は所持しているものが媒体として利用できる
これまでは新ビル竣工に合わせてビル専用カードを作成する方式が一般的でしたが、顔認証や交通系 IC カードを認証
媒体に使用することにより、追加でものを持ち歩く必要がなくなるため、カード忘れや紛失への対応、訪問者へのカード貸
与が不要となります。


顔認証や交通系カードの登録を各テナント様が簡易に行うことができるため、各テナント様での即時権限付与が可能となる
顔認証や交通系 IC カードの登録情報は各テナント様が管理画面から簡単に入力ができ、すぐに利用することができま
す。


【2】ビル管理側のメリット
防犯カメラひとつの映像を多用途で活用 (ワンカメラ)
ワンカメラで「 映像監視 」 「 顔認証 」 「 属性分析 」 に利用することで、それぞれ別々のシステムで運用するのに
比べ、導入コストやランニングコストが軽減できることが期待できます。ビル全体をワンカメラで把握できるため、防犯管理、
入退室管理、といったセキュリティ観点の課題を早期に発見でき、スケジュールや仕事の進め方に変更の際、素早く対応
できます。また、人の属性を自動判別し、来訪者の属性別人数をカウントすることでマーケティングデータへの活用にも応
用できないか検討できます。
カード発行の作業削減
新たにカードを発行する必要がなくなるため、カード発行に伴う一連の作業がなくなります。
■ 導入予定物件(導入物件ごとに使用する機能は異なります)
【1】銀座にあるランドマークタワー 『 GINZA PLACE 』 に導入
ショールームやレストラン、ビヤホールなどからなる商業施設。銀座の更なる街の活性化と賑わい創出に寄与するべく、明日の
銀座を創るランドマークとなる施設を目指し、銀座に相応しい最上質・最先端の 「モノ 」 「 コト 」 を発信していきます。

ス リ ー ド エ ビ ス プラスティー
【2】渋谷区恵比寿 『 Sreed EBISU + t 』 新築ビルに導入 ( 2023 年 1 月竣工予定 )
< 発芽するワークプレイス > をコンセプトに掲げ、挑戦する企業・チーム・個人に、ビジネスの種を芽吹かせ成長していく場を
提供したいという想いから誕生した Sreed シリーズの第 3 弾として、恵比寿駅徒歩 2 分の恵比寿西 1 丁目に竣工予定。
オフィスの在り方が見直されつつあるニューノーマル下において、時代のニーズにいち早く対応する、Well-being でフレキシブル
な新しい働き方を体現した、次世代のオフィスビルです。


(※1)『 GINZA PLACE 』 公式 HP :https://ginzaplace.jp/
(※2)『 Sreed EBISU +t 』 公式 HP :https://www.sapporo-re.jp/business/building_20.php
(※3)『 Sreed EBISU +t 』 プロジェクトの裏側:https://prtimes.jp/story/detail/WBq8G1Smqvb




GINZA PLACE Sreed EBISU +t
■ 関連システム




【 X-LINE(エックスライン)について 】
入退室管理システム X-LINE は、オフィス・工場・大学・病院など各施設の入口に設置したリーダーにより個人を識別して
入室の許可・制限を行い、いつ、誰が入室したかを管理・記録するシステムです。入退室の制限、履歴管理などの基本的な
機能から、アンチパスバック・タイムスケジュール・動線の管理・アクセスレベルの設定など、より高度なセキュリティシステムの構築
についても、標準で対応した最新の入退室管理システムです。また、 「 Suica 等交通系 IC カード※ 」 「 顔認証 」 「 車両
ナンバー認証 」 などの新たな認証リーダーもご用意しました。 ( https://www.art-japan.co.jp/lp/x-line/ )




【 Suica スマートロックについて 】
ID-PORT と Suica 認証情報提供サービスとの連携により、お手持ちの「Suica」「モバイル Suica」を入退室の鍵として利
用できます。
※Suica 等交通系 IC カードでの認証は、JR東日本メカトロニクス 株式会社と共同で運営する 「 Suica スマートロック 」
との連携により実現しています。(JR 東日本承認済第 2 号)




【ID-PORT(アイディ・ポート)について】
「ID-PORT」は、JR東日本メカトロニクスが提供するクラウド型プラットフォームで、各種 ID を連携することにより新しいソリュ
ーションを展開しています。Suica の ID 認証のほか、顔認証、QR 等と、各施設やサービスの ID を連携することにより、新し
いサービスを提供しています。具体的には、メール配信システム、バスシステム、時間課⾦型システム等、各システムと API 接
続することで、単独でシステムを開発するよりも、効率的なサービス展開を実現しています。



※1 「 Suica スマートロック 」は、東日本旅客鉄道株式会社・JR 東日本メカトロニクス株式会社・
株式会社アートの3者が共同で特許出願中です。
※2 「 Suica 」 Suica スマートロック 」 は、東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。

※3 JR 東日本承認済第 2 号
※4 「 ID-PORT 」は、JR 東日本メカトロニクス株式会社の登録商標です。
※5 「 顔認証システム Zenescan Person 」 は、防犯カメラの映像を利用した株式会社アートが提供する
顔認証入退室管理システムです。
【 会社概要 】
企業名 :サッポロ不動産開発株式会社
代表者 :代表取締役社長 時松浩
本 社 :東京都渋谷区恵比寿 4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー3 階
代表 TEL :03-5423-7104
創業 :1988 年 6 月 28 日
資本⾦ :20 億 8000 万円
従業員数 :102 名(2021 年 12 月)
事業内容 :不動産の賃貸管理、不動産開発、ホテル運営等
ホームページ :https://www.sapporo-re.jp/


企業名 :株式会社アート
代表者 :代表取締役社長 関本祥文
東京本社 :東京都品川区東五反田 1-25-11 五反田一丁目イーストビル
代表 TEL :03-3447-1401
創業 :1976 年 1 月 14 日
設立 :2003 年 8 月 1 日
資本⾦ :42,360,000 円
従業員数 :150 名(2022 年 4 月)
事業内容 :各種建築物の入退室管理システム及び統合管理システムの開発
上記システムに付随する各種装置の設計及び製造販売
介護用システム機器の製造販売、前記に関する施工及びサービス業務
建築⾦物及び建築設備資材の販売・施工
ホームページ :https://www.art-japan.co.jp/




< お客様問い合わせ先 >
サッポロ不動産開発株式会社
担当:技術本部 技術部 恵比寿グループ 砂子澤
TEL : 03 ( 5423 ) 7128
E-MAIL:Yu.Isagozawa@sapporo-re.co.jp


株式会社アート
担当:営業企画推進部 小野寺、吉田
TEL : 044 ( 434 ) 6601
E-MAIL:info@art-japan.co.jp

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