DICOM転送ルータ「L-Share Router」検診車用の画像転送システムとして納入

NEWS RELEASE
2021年11月16日

株式会社アイ・エス・ビー




DICOM 転送ルータ「L-Share Router」が八戸西健診プラザ様の
検診車用の画像転送システムとして導入されました。

株式会社アイ・エス・ビー(本社:東京都品川区、代表取締役社長:若尾一史)は、L-Share シリーズ製品の
DICOM 転送ルータ「L-Share Router」(以下、L-Share Router)を、公益財団法人シルバーリハビリテーション
協会 メディカルコート八戸西病院付属 八戸西健診プラザ様(所在地:青森県八戸市、所長:武者晃永)(以
下、八戸西健診プラザ)の検診車用の画像転送システムとして納入いたしました。


●検診車用画像転送システムについて
八戸西健診プラザでは、検診車で撮影した画像を USB メモリなどの記録用メディアにコピーし、検診車が帰所した後
に記録用メディアから院内の画像サーバ(PACS サーバ)に取り込みをする必要があった為、非常に手間が掛かってい
たのに加え、撮影した画像の読影作業なども検診車の帰所後にしか実施できないため、連日に渡っての出張健診の場
合には、読影が可能になるまでに相応の日数がかかってしまうなど、課題を有していました。
それらの課題に対し、L-Share Router を導入することにより、検診車で撮影された画像は、リアルタイムに施設に
転送され、院内の画像サーバに取り込まれるため、撮影画像の記録用メディアへのコピーと帰所後の画像サーバへの取
込みという2つの作業の手間を省くことができ、また早期に読影に取り掛かれるようになったことに加え、記録用メディアを
使用しなくなったことでメディアの紛失などのセキュリティ的なリスクの回避や、画像のコピー漏れなどの人為的ミスの発生
防止にもつながりました。
今回採用された L-Share Router は、DICOM 対応している医用画像を安全に転送可能とするセキュアな端末で
す。施設内の有線ネットワークのみならず、4G/LTE 通信にも対応し検診車などの有線ネットワークが使用できない環
境においても転送可能です。また、VPN 機能による拠点間のセキュリティ確保や、L-Share Router 間の独自通信に
よる圧縮/遅延転送も可能で、撮影した画像をリアルタイムで施設へ転送することができます。


●お客様の声
八戸西健診プラザ 放射線科の日野沢淳様に導入の目的と
導入後の効果をお伺いしました。
「公的機関の健診では、読影期限が設定されています。その
期限に間に合わせるためにバスを帰所させたり、コピーした記録用
メディアを郵送したりしていましたが、それがすべて解消され、読影
が早くできるようになりました。期限に追われることがなくなったので、
余裕を持って正確な読影ができるようになりました。」
今回の導入は、地域の健康にも貢献することができました。
L-Share Router 検診車の利用シーン


●検診車用の画像転送システムの導入について
今回は、八戸西健診プラザの課題に対して、医療機器総合商社の株式会社六濤が窓口となり、医療系システム
ベンダーの株式会社ユーズテックが L-Share Router を採用、検診車で撮影した画像をリアルタイムに転送する画像
転送システムとしてコーディネートし、導入しています。


●八戸西健診プラザについて(https://www.sg-plaza.jp/)
八戸健診プラザは、MRI や CT を使用する画像診断をプラスして健康診断している健診施設様です。また、健診後
のフォローにも注力し、地域医療機関の「メディカルコート八戸西病院」と連携し、自覚症状のない病気の早期発見、
予防に努めています。通常の健康診断ではフォローできない詳細な検査にも力を注がれています。


●株式会社六濤について(https://www.rikutoh.com/)
株式会社六濤は、「お客様満足度向上」と「社員満足度向上」を企業理念として、医療・福祉・介護等に携わる
方々にマルチベンダー環境によるワンストップソリューションを提供する医療機器総合商社様です。「画像診断機器」の
販売・保守をコア事業として、関連する消耗品や付属品の販売業務、物品管理業務、開業コンサルタント業務なども
手掛けられています。


●株式会社ユーズテックについて(https://www.ustec.co.jp/)
株式会社ユーズテックは、病院・健診施設など医療現場における放射線科・画像診断部門の医療ソリューションベ
ンダー様です。RIS、MWM、DICOM 関連を中心に病院・健診施設の医療 IT を効率化。特に放射線科・画像診断
部門のメディカルシステムをインテグレーションされています。
●今後の展開
当社は、グループ企業理念体系のミッション「卓越した技術と魅力ある製品・サービスで心豊かに暮らす笑顔溢れる
社会づくりに貢献する」のもと、検診車を使用している各地の検診施設や、遠隔読影、在宅医療、画像転送で課題を
抱えている地域連携拠点病院などの利用シーンに対して積極的に L-Share Router を活用した提案を行い、地域の
社会貢献に努めるとともに L-Share シリーズの機能を拡充し、本製品の利用範囲を拡大していきます。



*DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine):医療用デジタル画像と通信に関する標準規格
*RIS(Radiology Information System):放射線検査の予約、検査機器、検査情報を管理するシステム
*MWM(Modality Worklist Management):放射線検査機器の予約リスト管理

*L-Share はアイ・エス・ビーの登録商標です。


当社が展開します L-Share 製品の詳細については以下の HP をご覧ください。
https://lshare.isb.co.jp/


お問い合わせ先
株式会社アイ・エス・ビー
東京都品川区大崎 5-1-11 住友生命五反田ビル
TEL 03-3490-1761(代表)
FAX 03-3490-7718
https://lshare.isb.co.jp/contact.html
※記載された内容は 2021 年 11 月現在のものです。

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