地域情報の新しいメディア(V-Lowマルチメディア放送)を活用した防災情報システムの展開について

平成 28 年3月1日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ス マ ー ト バ リ ュ ー
代 表 者 名 代表取締役社長 渋 谷 順
(コード番号:9417)
問い合わせ先 取締役経営管理管掌 田 中 健 作
TEL. 06-6448-1711



地域情報の新しいメディア(V-Lowマルチメディア放送)を活用した
防災情報システムの展開について

株式会社スマートバリュー(本社:大阪市西区、代表取締役社長:渋谷 順、以下、当社)
は、大阪マルチメディア放送株式会社(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:石井 博之)
と協業し、近畿圏において本日本放送を開始するV-Lowマルチメディア放送(注1)を
活用した防災情報システムを開発、自治体に向けて提供いたしますので、お知らせします。

1.サービスの特徴
V-Lowマルチメディア放送は、テレビ放送のデジタル化によって空いた周波数帯を利
用した新しい放送メディアであり、輻輳しないデータ通信が地域単位に可能になるという特
性から、従来のメディア・通信サービスとは一線を画する、通信と放送を融合したデジタル
サービスとして、デジタルサイネージへのデータ配信、運転中のドライバーへの渋滞情報な
ど交通安全情報の配信、地域における防災情報の配信など、都市機能の高度化に伴う新たな
情報プラットフォームとして大きな期待が寄せられています。
当社では、自治体等公共機関向けサービスの開発実績と、導入提案から運用に至る豊富な
ノウハウを活かし、V-Lowマルチメディア放送を活用した新たなクラウド型の地域情報
サービスを当社クラウドプラットフォーム上に構築し、既存の防災情報システムを補完する
仕組として、自治体に向けて展開いたします。

2.機能の特徴
1)容易な情報入力
自治体から発信する情報は、庁内のパソコンから安易に入力が可能です。クラウドサ
ービスなので、ネットワーク(専用回線もしくは衛星回線)に接続できる環境があれ
ば、他に設備は不要です。
2)既存のシステムとの連携
既に導入されている防災情報システムや、J-ALERT(全国瞬時警報システム)
などと連携した情報発信が可能になります。
3)他のメディアとの連携
当社の地域情報クラウドプラットフォーム“SMART L-Gov”(注2)と連
携し、ホームページやメール配信と組み合わせた情報発信が可能になります。

3.今後の展開等
当社では、システムの普及に向け、自治体向けのデモシステムを構築するなど、提案営業
を強化します。
また、今後の各地域でのV-Lowマルチメディア放送の普及に合わせ、本事業関連各社
との連携によって、全国の自治体へと導入を進めてまいります。
(注1)V-Low(ブイロウ)マルチメディア放送
V-Lowマルチメディア放送は、地上波TV局のデジタル完全移行によって空いた
VHF放送帯域のうち、99MHz〜108MHz を使用する、新しいデジタル放送サービスです。
IPデータキャストが可能で、地域ごとに異なった情報を送信できることが特徴です。
放送法上では移動受信用地上基幹放送と定義されており、 「自動車その他の陸上を移動す
るものに設置して使用し、 又は携帯して使用するための受信設備により受信されることを目
的とする基幹放送であって、衛星基幹放送以外のものをいう」とされています。

(注2)SMART L-Gov(スマートエルガブ)
地域の様々な課題を解決するためのクラウドプラットフォームです。ホームページを中心
とした情報提供、緊急情報の迅速な伝達、オープンデータの公開、スマートフォンアプリに
よるひとりひとりへの情報提供など、当社の豊富なノウハウに基づく様々なアプリケーショ
ン機能の組み合わせにより、地域の課題に応じたサービス提供を実現します。
CMS(ホームページを制作するためのコンテンツ・マネジメント・システム)など主要4
サービスは、平成 27 年 12 月末現在、全国で 200 を超える累計契約実績を持ちます。




以 上


【お問い合わせ先】経営管理 Division 戦略 IR グループ
TEL: 06-6448-1711

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