「リニューアブルディーゼル」の幹線輸送での実証利用を開始

2022 年 8 月 23 日
各 位
トナミホールディングス株式会社
伊藤忠エネクス株式会社
有限会社佐藤石油店



新たな給油拠点を活用した
「リニューアブルディーゼル」の幹線輸送での実証利用を開始
特別積合せ事業者(拠点間幹線輸送の大型車)のリニューアブルディーゼルの日本初導入


トナミホールディングスグループの中核会社であるトナミ運輸株式会社(本社:富山県高岡市、
代表取締役社長:綿貫勝介、以下「トナミ運輸」)、伊藤忠エネクス株式会社(本社:東京都千代田
区、代表取締役社長:岡田賢二、以下「伊藤忠エネクス」)、有限会社佐藤石油店(本社:愛知県海
部郡、社長:佐藤純、伊藤忠エネクス販売店、以下「佐藤石油店」)は、カーボンニュートラルに向け
た取り組みとして、新たに「リニューアブルディーゼル(Renewable Diesel、以下「RD」)」の
給油拠点を佐藤石油店の飛島トラックステーションに設置し、この RD 給油拠点を活用したトナ
ミ運輸の幹線輸送での実証利用を開始します。


トナミ運輸は、8 月 23 日より、相模支店(神奈川県海老名市の RD 給油拠点の最寄り)と中
京エリアの事業所(愛知県飛島村の RD 給油拠点の最寄り)間の運行ルートにおいて、従来の軽
油に代わる代替燃料として RD を使用し、利用可能性を実証検証します。特別積合せ事業(拠点
間幹線輸送の大型車)の RD の使用は、国内業界で初めてとなります。本取組は、伊藤忠商事株
式会社が NESTE 社と RD の日本国内向け輸入契約を締結、伊藤忠エネクスが国内の RD 輸
送及び給油に係る一連のサプライチェーンの構築を行ったことにより実現したものです。


NESTE 社の RD は、食品競合のない廃食油や動物油等を原料として製造され、ライフサイク
ルアセスメントベースでの GHG 排出量で石油由来軽油比約 90%削減を実現いたします。RD
は主に輸送用トラック・バス等での使用が期待され、いわゆる「ドロップイン」燃料として、既存の
車両や給油関連施設をそのまま利用開始することが可能です。既に欧米を中心に、広く流通実
績があります。脱炭素施策に係るコストを最小限に抑え、GHG 排出削減にも大きく貢献できる
「次世代リニューアブル燃料」として、今後の陸上輸送分野での更なる利用拡大が期待されます。


トナミホールディングスグループは、EV トラックの導入や物流施設での太陽光発電の展開な



どの環境活動を通じて、持続的な発展に努めております。今後も長期的視野に立った気候変動
への更なる取り組みを推進し、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。


伊藤忠エネクスは、経営理念「社会とくらしのパートナー」のもと、エネルギー企業としてエネル
ギーの安定供給を行うとともに、今後も環境負荷低減商材やサービスの普及に努め、持続可能
な社会への貢献を目指してまいります。


〈佐藤石油店 飛島トラックステーション〉
住所:愛知県海部郡飛島村竹之郷 6 丁目93
アクセス:梅之郷 IC(名四国道)から車で 4 分




リニューアブルディーゼルを使用する運行車


お問合せ先 トナミホールディングス株式会社 経営企画室
TEL:0766-32-1850
伊藤忠エネクス株式会社 産業ビジネス部門
環境ビジネス部 リニューアブル燃料課
TEL:03-4233-8094
有限会社佐藤石油店
TEL:0567-55-0732





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