「鉄道横断型社会実装コンソーシアム JTOS」第二弾として、すべての人が安全・便利に移動できる社会を目指し、Luup 社と共創

2023 年 10 月 12 日
JR 東日本スタートアップ株式会社
東急株式会社
小田急電鉄株式会社
株式会社西武ホールディングス
株式会社 Luup


「鉄道横断型社会実装コンソーシアム JTOS」第二弾として、
すべての人が安全・便利に移動できる社会を目指し、Luup 社と共創
~鉄道各社が事業を展開する観光地における実証実験を 10 月 18 日(水)より開始します~
● 東日本旅客鉄道株式会社のグループ会社でベンチャーへの出資・協業を推進する CVC の JR 東日本
スタートアップ株式会社、東急株式会社、小田急電鉄株式会社、株式会社西武ホールディングスで
構成される鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」は、第二弾として、街じゅ
うを「駅前化」する新しい短距離移動インフラづくりに取り組む株式会社 Luup(以下、Luup)とマ
イクロモビリティ領域においてすべての人が安全・便利に移動できる社会の実現を目指し共創しま
す。
● 移動課題の解決に向けたさまざまな障壁を乗り越えるために、JTOS 各社が有する駅や鉄道、不動産
などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フィールドを提供
し、Luup と共に未来の移動の当たり前を創造していきます。
● 今回、大分県別府市、東京都あきる野市、埼玉県秩父市といった観光地にて、電動マイクロモビリ
ティのシェアリングサービス「LUUP」を活用した実証実験を順次開始します。観光地では、お客さ
まが鉄道などの一次交通をご利用後、観光施設へアクセスするための二次交通手段の不足が大きな
課題となっています。この移動課題の解決に向けて、移動手段の選択肢を増やし、徒歩では遠いエ
リアへのアクセスや回遊性を向上させることで周遊観光を活性化します。また、快適な移動体験を
観光地で提供することで、電動小型モビリティを未体験の方に対して利用のハードルを下げ、都市
部における日常シーンでの電動小型モビリティ利用を促します。今後は沿線の移動データの利活用
や観光地での実証実験の結果を踏まえ各社沿線エリア間での連携施策などを検討し、移動の自由度
を高めることで便利に移動ができる社会の実現を目指します。




▲観光案内所イメージ ▲駅イメージ
1 背景と経緯について
2023 年 7 月 1 日、電動キックボードをはじめとする電動小型モビリティの車両区分を新しく定める改正道
路交通法が施行され、16 歳以上は運転免許不要という条件に加えて、最高速度は 20km/h という自転車に近
いスピードに変更されたことで、外国人観光客を含むより多くの方にご利用いただけるようになりまし
た。一方で、ドライバーの時間外労働への上限規制が厳格化する「2024 年問題」により、物流だけでなく
バス・タクシーといった公共交通分野でも人手不足が問題となっています。特に観光地では二次交通事業
者の減少傾向にあり、観光地回遊の移動手段が不足していることが課題となっています。観光地で電動小
型モビリティを活用することで、徒歩だと遠い場所への移動が楽になり、従来ではアクセスできなかった
エリアへ訪れやすくなり、観光地の新たな魅力を再発見できるようになると考えています。
今般、「LUUP」を展開する観光地は、JTOS 各社の経営資源から選定しており、1 社では実現できないさま
ざまな特性を持った地域でのデータ収集による効果検証を実現するとともに、各エリアでのシームレスな
移動の実現を目指します。
また、観光という非日常的なシーンにおいて快適な移動体験を提供することによって、電動小型モビリテ
ィを未体験の方に対して利用のハードルを下げ、日々の移動手段としてご利用いただくきっかけを生み出
すことを図ります。
今回の観光地での実証実験の結果を踏まえて今後は、各社沿線エリア間での連携施策を検討し、二次交通
としてマイクロモビリティが安全・安心なサービスとして世の中に普及し、当たり前に利用できる社会を
推進していきます。




▲利用イメージ
2 目的
(1)移動課題解決を通じたシームレスな移動の実現
一次交通の拠点となる鉄道事業と二次交通の拠点となるマイクロモビリティ事業を掛け合わせることで、
好きな時に好きな場所へアクセスできるよう交通利便性を高め、街の滞在時間や回遊性の向上を目指しま
す。
(2)マイクロモビリティの安全な利用における啓発活動を促進
新たな交通手段であるマイクロモビリティの活用において正しいルールやマナーを共に広め、安全・安心
なまちづくりに貢献します。
(3)データの利活用による街の活性化
街の特性や生活スタイルの可視化により効率的なまちづくりの施策を実現するため、マイクロモビリティ
の利用を通じた移動データの計測と利活用に向けて取り組んでいきます。
3 「LUUP」展開の概要
本実証実験における観光地での展開は、下記エリアを予定しています。
■大分県別府エリア(別府駅周辺)
実施期間:2023 年 10 月 19 日(木)~2024 年 3 月 31 日(日)


■東京都あきる野エリア(武蔵五日市駅周辺)
実施期間:2023 年 10 月 18 日(水)~2023 年 12 月 2 日(土)


■埼玉県秩父エリア(西武秩父駅周辺)
実施期間:2023 年 11 月 1 日(水)~2024 年 3 月 31 日(日)


また、サービス開始にあたり東京エリアでの安全啓発活動を目的に下記にて安全講習会を開催します。
■JTOS×LUUP 安全講習会
開催日時:2023 年 10 月 20 日(金)10:00~11:00(雨天中止)
開催場所:下北線路街 空き地(小田急線「下北沢駅」東口から、「下北沢交番」方面へ徒歩 4 分)
内 容:電動キックボードの交通ルールのレクチャー
LUUP ご利用ガイドブックの配布
電動キックボードの試乗体験
※メディアの方によるご取材は事前の申込が必要です。
ご希望の方は、以下のメールアドレスまたは FAX 宛に【10 月 19 日(木)17 時まで】にご連絡をお願い
します。
株式会社 Luup 広報担当:松本・村本
E-mail:pr@luup.co.jp
FAX:03-6800-3205
なお、別府エリア、あきる野エリアでも安全講習会を予定しています。詳細は別リリースをご覧くださ
い。


4 鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」とは
JTOS は、スタートアップ企業を取り巻く社会実装に向けたさまざまな障害を乗り越えるために、各社が有
する駅や鉄道、不動産などの経営資源、グループ事業における情報資源を掛け合わせた広大な実証実験フ
ィールドを提供し、スタートアップ企業と共に未来の当たり前を創造していきます。なお、本取り組みは
JTOS が掲げる 4 つのテーマの1つである、MOVE 領域での共創となります。
HP:https://jtos.jp/


5 「Luup」とは
Luup は、“街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる”をミッションに、電動マイクロモビリティのシ
ェアリングサービス「LUUP」を展開しています。電動アシスト自転車や電動キックボードのみならず、電
動・小型・一人乗りの電動マイクロモビリティを包括的に取り扱い、ファースト・ラストワンマイルの移
動手段を確立することで、全ての人が自由に移動できる未来を目指しています。
【参考】
■会社概要
会社名 :株式会社 Luup
所在地 :東京都千代田区神田佐久間町三丁目 21 番地 24 AKIHABARA CENTRAL SQUARE 4 階
代表者 :岡井 大輝
設立 :2018 年 7 月
事業内容 :電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービス
URL:https://luup.sc/


会社名 :JR 東日本スタートアップ株式会社
所在地 :東京都港区高輪 2-21-42 TokyoYard Building 7F
代表者 :代表取締役社長 柴田 裕
設立 :2018 年 2 月
事業内容 :事業シーズや先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資及び JR 東日本グループとの協
業推進
URL:https://jrestartup.co.jp/


会社名 :東急株式会社
所在地 :東京都渋谷区南平台町 5-6
代表者 :取締役社長 堀江正博
設立 :1922 年 9 月 2 日
事業内容 :不動産事業、不動産販売業、その他事業
URL:https://www.tokyu.co.jp/index.html


会社名 :小田急電鉄株式会社
所在地 :東京都新宿区西新宿 2-7-1 神奈川県海老名市めぐみ町 2-2 ViNA GARDENS OFFICE
代表者 :取締役社長 星野晃司
設立 :1948 年 6 月 1 日(前身の小田原急行鉄道は 1923 年 5 月 1 日設立)
事業内容 :鉄道事業、不動産業、その他事業
URL:https://www.odakyu.jp/


会社名 :株式会社西武ホールディングス
所在地 :東京都豊島区南池袋 1-16-15
代表者 :代表取締役社長兼 COO 西山隆一郎
設立 :2006 年 2 月 3 日
事業内容 :「都市交通・沿線事業」「ホテル・レジャー事業」「不動産事業」の 3 事業を中心に、スポ
ーツ事業等「その他事業」を展開
URL:https://www.seibuholdings.co.jp/
■過去の発表資料について
2023 年 9 月 21 日
「鉄道事業を持つ 4 社が単独では解決できない社会課題にスタートアップと挑む
鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」発足」
URL:https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/96cb0db1e321a1615408516a4618a58080c0fc37.pdf
「鉄道横断型社会実装コンソーシアム JTOS 第一弾として、
ネイチャーポジティブ社会の実現を目指し、自然環境保全スタートアップ バイオーム社と共創」
URL:https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/68b2c72f0ae8f053c494df76b38dab586e1bd5d2.pdf

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