陸運業界初!「グリーンボンド(ホールセール債)」発行のお知らせ -西武グループのサステナビリティアクション推進の一環として-

2019 年 11 月7日

各 位

会 社 名 株式会社西武ホールディングス
代 表 者 取締役社長 後 藤 高 志
(コード番号 :9024 東証一部)
問合せ先 広 報 部 長 川 上 清 人
(TEL.03-6709-3112)

陸運業界初i!
「グリーンボンド(ホールセール債)
」発行のお知らせ
~西武グループのサステナビリティアクション推進の一環として~

当社グループでは、グループ理念である「グループビジョン」に基づき行っている幅広い事業・
サービスにより、持続的な社会形成への課題対応を図ることで、当社としても持続的かつ力強い成
長を目指しております。当社グループの ESG への積極的な取り組みを幅広いステークホルダーの
皆様により一層認知いただくべく、新型省エネ車両の導入および太陽光発電所建設事業の一部の資
金調達において、ホールセール債としては陸運業界初となる「グリーンボンド」を発行することと
いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.本発行の目的及び背景
当社グループは、グループの経営理念である「グループビジョン」に基づき、ESG に関する
取り組みを「サステナビリティアクション」として積極的に推進しています。当社グループで
は、これまでも常に自然環境、地球環境への配慮を意識し、資源の有効利用をはじめ、廃棄物の
削減や環境保全活動に努めてまいりました。
本年 5 月 14 日に発表した「西武グループ中期経営計画(2019~2021 年度)
」において、サス
テナビリティアクションを重点施策として新たに定め、社会課題の抽出・絞り込みを経て、4領
域 12 項目のアジェンダ(重要テーマ)を設定いたしました。ii
また、11 月 1 日には、
「西武グループ環境方針」を策定し、当社グループの環境ビジョンをよ
り明確に示しました。当社グループでは、引き続き、環境負荷低減に向けた施策を更に力強く推
進するとともに、環境負荷低減に向けた新たな取り組みを進めてまいります。
今般のグリーンボンド発行は、こうした当社グループの方針について幅広いステークホルダー
の皆さまに一層認知していただくという目的に加え、サステナビリティアクションを促進し、持
続可能な社会の実現に資する取り組みとなります。
本社債による調達資金の使途である西武鉄道㈱の新型省エネ車両の新型特急車両「Laview
(ラビュー)
」および新型通勤車両「40000 系」は、クリーンな運輸サービスを実現するもので
あります。また、「西武武山ソーラーパワーステーション」は、遊休地を活用した太陽光発電所
の建設を目指すものです。環境性能の向上や自然エネルギーの活用により、CO2 排出量の削減が
見込まれます。




新型特急車両「Laview(ラビュー)
」 新型通勤車両「40000 系」 西武武山ソーラーパワーステーション
2.本発行の概要
株式会社西武ホールディングス第4回無担保社債(社債間限定同順
社債の名称
位特約付)
(グリーンボンド)
発行総額 100 億円(予定)
年限 10 年を中心に検討
発行時期 2019 年 12 月頃
全額を新型特急車両「Laview(ラビュー)
」および新型通勤車両
資金使途の概要 「40000 系」導入費用、
「西武武山ソーラーパワーステーション」の
建設費用のリファイナンスに充当予定
みずほ証券株式会社、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券株式会
主幹事会社 社、SMBC 日興証券株式会社、大和証券株式会社、野村證券株式会

グリーンボンド評価 JCR グリーンボンド予備評価「Green 1」※最上位評価

3.本グリーンボンドに対する第三者評価
本グリーンボンドにつきましては、第三者評価機関である株式会社日本格付研究所(JCR)よ
り、「JCR グリーンボンド評価iii」の最上位評価である「Green 1」の予備評価を取得しておりま
す。環境改善効果が見込まれる「クリーン輸送」及び「クリーンな運輸に関する事業」「再生可 、
能エネルギー」のアセットを資金使途とし、国際資本市場協会(ICMA)の「グリーンボンド原
則(Green Bond Principles)2018」および環境省の「グリーンボンドガイドライン 2017 年
版」に該当する旨の評価を得ております。
また、本発行における第三者評価の取得につきましては、環境省が実施する 2019 年度グリー
ンボンド発行促進体制整備支援事業の補助金交付の対象となっております。
以 上

i ホールセール債として
ii サステナビリティアクション




当社のサステナビリティアクションに関する取り組みは当社ホームページに掲載しております。
iii ICMA が策定したグリーンボンド原則及び環境省が策定したグリーンボンドガイドライン 2017 年版を受けたグリ
ーンボンドに対する JCR による第三者評価です。当該評価においてはグリーンボンドの調達資金の使途がグリー
ンプロジェクトに該当するかの評価である「グリーン性評価」及び発行体の管理・運営体制及び透明性について評
価する「管理・運営・透明性評価」を行い、これら評価の総合評価として「JCR グリーンボンド評価」が決定さ
れます。

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