当社取組みの社会的インパクトへの評価にかかる第三者意見書の取得について

2023年11月30日
各 位

会 社 名 株 式 会 社 カ チ タ ス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 新 井 健 資
(コード番号:8919 東証プライム)
問合せ先 取 締 役 管 理 本 部 長 横 田 和 仁
(TEL 03-5542-3882)



当社取組みの社会的インパクトへの評価にかかる第三者意見書の取得について

当社は、2023年11月24日付「シンジケートローン契約の締結及び営業外費用の計上に関するお知ら
せ」の通り、株式会社みずほ銀行をアレンジャーとするシンジケートローンによる金銭消費貸借契約
(以下、「本契約」という。)を締結しております。本契約につき、当社取組みの社会的インパクト
への評価にかかる第三者意見書を株式会社日本格付研究所より取得いたしましたので、お知らせいた
します。





1.当社の取組みについて
当社は「この街に、ひとつでも多くの喜びを。」をパーパスとして掲げ、主に地方の中古戸建を
買い取り、リフォームにより再生して販売する中古住宅再生事業を営んでおります。この事業を通
じて、事業活動に伴う社会的責任やSDGs達成へ向けた貢献を強く意識し、環境・社会・ガバナンス
(ESG)に関連する重要課題(マテリアリティ)を特定し、事業活動を通じた取組みを推進してお
ります。


2.第三者意見書の取得について
当社のこれらのマテリアリティへの取組みを中心に、特にSDGs の目標達成に対しインパクトを
与える活動として、別紙記載のテーマについて定性的・定量的な評価をみずほリサーチ&テクノロ
ジーズ株式会社に実施いただきました。
また、株式会社日本格付研究所から本件評価にかかるポジティブ・インパクト金融原則(※1)
への適合性、および環境省のESG金融ハイレベル・パネル設置要綱第2項(4)に基づき設置されたポ
ジティブインパクトファイナンスタスクフォースが纏めた「インパクトファイナンスの基本的考え
方」との整合性についての第三者意見書を取得しています。
取組みの進捗および成果は、統合報告書やウェブサイトなどによって開示する予定です。当社は
今後も引き続き、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

以上




- 1 -
【ご参考】


※1:ポジティブ・インパクト金融原則
国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)(※2)の銀行および投資メンバーであるポジティ
ブ・インパクト・ワーキンググループが2017年に発表したSDGs達成に向けた金融の共通枠組みであり、
持続可能な開発の3側面(環境・社会・経済)について、ポジティブ・ネガティブの両面からインパ
クト評価を行う包括的内容となっている。また、UNEP FIはインパクト特定のツールとして、気候、
水、エネルギー、生物多様性、文化・伝統等22のカテゴリーからなるインパクトレーダーを提示して
いる。


※2:国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)
1992年の地球サミットに続き、持続可能な金融を推進する目的で設立された、国連環境計画とグロー
バル金融セクターとのパートナーシップ


※ みずほ銀行 リリース www.mizuhobank.co.jp/index.html
本日発表「株式会社カチタスに対する『Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス』の実行に
ついて」


※ 株式会社日本格付研究所のウェブサイト https://www.jcr.co.jp/




- 2 -
別 紙

SDGs
インパクト KPI
目標 ターゲット


11.1
2030 年までに、すべての人々の、適切、安全か
年間販売件数
つ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセス
を確保し、スラムを改善する。

11.3
住居 2030 年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を
[ネガティブ] 促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持
続可能な人間居住計画・管理の能力を強化す
る。
仕入物件の空き家
比率
17.17
さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略
を基にした、効果的な公的、官民、市民社会の
パートナーシップを奨励・推進する。
8.5
従業員の労働災害発生 2030 年までに、若者や障害者を含む全ての男性
率 及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きが
いのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一
賃金を達成する。
雇用
[ネガティブ]
8.8
移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な
離職率
雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権
利を保護し、安全・安心な労働環境を促進す
る。
7.3
2030 年までに、世界全体のエネルギー効率の改
資源効率・安全性断断熱効率向上に関わる 善率を倍増させる。
[ネガティブ] 取り組み 12.2
2030 年までに天然資源の持続可能な管理及び効
率的な利用を達成する。
温室効果ガス排出量
(スコープ 3)の算
出、(連結)
温室効果ガス排出削減
13.1
目標・計画の設定(ス
気候 全ての国々において、気候関連災害や自然災害
コープ 1、2、3)(連
[ネガティブ] に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能
結)、
力を強化する。
温室効果ガス排出削減
目標・計画に沿った取
り組み(スコープ 1、
2、3)(連結)




- 3 -
SDGs
インパクト KPI
目標 ターゲット
12.2
2030 年までに天然資源の持続可能な管理及び効
率的な利用を達成する。

12.5
紙使用量の把握、 2030 年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生
廃棄物 紙使用量削減に向けた 利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に
[ネガティブ] 取り組みの検討・推進 削減する。
15.2
2020 年までに、あらゆる種類の森林の持続可能
な経営の実施を促進し、森林減少を阻止し、劣
化した森林を回復し、世界全体で新規植林及び
再植林を大幅に増加させる。
5.5
雇用・包括的で健
管理職登用者に占める 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意
全な経済[ポジ
女性比率 思決定において、完全かつ効果的な女性の参画
ティブ]
及び平等なリーダーシップの機会を確保する。
11.1
住居・包括的で健
2030 年までに、すべての人々の、適切、安全か
全 な 経 済 [ ポ ジ 住宅ローン年収倍率
つ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセス
ティブ]
を確保し、スラムを改善する。
10.2
2030 年までに、年齢、性別、障害、人種、民
経済収束 地域の工務店への発注 族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の
[ポジティブ] 件数 状況に関わりなく、すべての人々の能力強化及
び社会的、経済的及び政治的な包含を促進す
る。




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