【MIRARTH Agri Tech】カンボジア農業協同組合との調印式および新設工場の着工式を開催 - 同国内でのカシューナッツ加工事業と殻のバイオマス活用事業の開発 -

NEWS RELEASE サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。




2024 年 2 月 29 日
MIRARTH ホールディングス株式会社


MIRARTH Agri Tech
カンボジア農業協同組合との調印式および新設工場の着工式を開催
~ 同国内でのカシューナッツ加工事業と殻のバイオマス活用事業の開発 ~

MIRARTH ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役:島田和一)のグループ会社で
ある株式会社レーベンクリーンエナジー(本社:東京都新宿区/代表取締役:谷口健太郎、 「LCE」 は、
以下 )
株式会社トッププランニング JAPAN(本社:東京都中央区/代表:村山哲生)
、株式会社福山コンサルタン
ト(本社:福岡県福岡市/代表:栄徳洋平)と共に、MIRARTH グリーンテック株式会社(国内法人)および
同社の 100%出資により MIRARTH Agri Tech Co., Ltd.(カンボジア現地法人)を設立し、カンボジア産のカ
シューナッツ加工事業とカシューナッツ殻を活用したバイオ燃料化事業に参画いたしました。
2 月 28 日に、カンボジアのコンポントム州で、カンボジア農業協同組合との調印式、及び新設工場の着
工式を執り行いましたので、お知らせいたします。




MIRARTH Agri Tech を代表して挨拶する 谷口健太郎
 事業概要
共同出資のトッププランニング JAPAN 社がこれまで培ってきた同地でのカシューナッツ生産・加工・流通
に関する技術をより発展させるべく、新たに 1,500 トン規模の現地工場を建設し、更なる現地雇用の拡大、
日本の製造オペレーション技術導入による労働生産性の向上を図り、カンボジアの経済発展を支援し、カシ
ューナッツ殻のバイオマス活用事業の開発を進めることで、カーボンニュートラルへの貢献も目指します。


 工場新設の背景
2019 年にトッププランニング JAPAN 社が日本の外務省傘下の JICA(独立行政法人国際協力機構)の中小
企業支援事業として、カンボジアでカシューナッツの加工工場の建設に向けた調査を行いました。2020 年
2 月には、現地法人(TPJC CO.,LTD)を設立し、現地女性起業家のライホウ氏が運営するカシューナッツ工
場と事業提携を結びました。事業化へ向け、カンボジア農業大臣、コンポントム州知事、カシューナッツ協
会会長、農協の方々にお力添えをいただき、2021 年 12 月には、500 トン規模の新設工場が完成し稼働して
おります。これまでトッププランニング JAPAN 社が、ゼロから築き上げた事業基盤を MIRARTH Agri Tech
が、引き継ぐ形で今回 1,500 トン規模の工場を新たに建設する運びとなりました。
当社グループを代表して谷口は、「最初の 500 トンの工場を造ることが大きな第一歩であり、ゼロを 1 に
していただいたことが全ての始まりです。その第一歩を踏み出していただいた方々に心より感謝を申し上
げます。」と述べました。


 カンボジア農林水産大臣代理 挨拶
カシューナッツのバリューチェーン構築を目指して
本日は、フン・マネット首相の代理といたしまして、MIRARTH Agri Tech 社のカシューナッツ加工工場の
着工式に出席することができ、非常に光栄です。
1998 年にフン・セン元首相の「ウィンウィン政策」の下、永続的な積極的平和を実現しました。農業分野
はカンボジアにおいて、貧困削減、国民所得向上、食品の安全保障に大きく貢献し、経済の発展に重要な役
割を果たしております。
コメ、マンゴー、キャッサバなど多種多様な農産物を生産しておりますが、栽培、加工、輸出を含めてカ
シューナッツがもつ計り知れないポテンシャルに我々は期待しております。カンボジアの地質との相性も
よく 2018 年から 2023 年にかけて、カシューナッツの栽培面積が 132%も増大し、主要な農産物となりまし
た。しかし現状、未加工のままほぼ全量を輸出しており、農産加工をはじめとする付加価値とポテンシャル
を活かしきれていなかったことを残念がったフン セン元首相は、世界一のカシューナッツ輸出国になる」
・ 「
というビジョンを掲げ、カンボジア政府は「2022-2027 カシューナッツ国家政策」を打ち出し、国際競争力
と生産性の向上達成に向けた取り組みを行っております。 7 期カンボジア政府はフン・マネット首相のバ

イタリティとリーダーシップのもと継続的に農業分野とカシューナッツ分野の開発に取り組んでまいりま
す。
カンボジアは、カシューナッツや農業分野の投資に非常に大きなポテンシャルを持ち合わせております。
カシューナッツのバリューチェーン構築へ向けお力添えを賜れますようお願い申し上げます。


 コンポントム州 副知事 プルム・ロター氏 挨拶
ビジョン「世界一のカシューナッツ輸出国になる」達成に向け踏み出した新たな一歩
本日は、コンポントム州のン・ラタナック州知事の代理といたしまして、カシューナッツ加工工場の着工
式にご出席いただきました国内外のご来賓の皆さまに感謝申し上げます。また、コンポントム州で新事業を
実現した MIRARTH グリーンテック社にお祝い申し上げます。
コンポントム州は、コメの栽培と漁業に恵まれた地域とゴム、カシューナッツ、キャッサバなどの栽培に
適した 2 つの地域に分けられます。コンポントム州におけるカシューナッツの生産量は年間約 20 万トン、
国内の 30%を占めます。
政府が「2022-2027 カシューナッツ国家政策」を打ち出して以来、本日のカシューナッツ工場の着工式は
新たな第一歩に違いないと考えます。また、カンボジア政府が掲げるビジョン達成に貢献できると確信して
おります。


 MIRARTH Agri Tech
谷口健太郎 挨拶
一人でも多くの方々が幸せに暮らせるようになるお手伝いがしたい
2023 年 5 月に初めてコンポントム州を訪問した際、カシューナッツの殻を直向きに剥く多くの少女に出
会い、世界有数のカシューナッツの生産量を誇るにもかかわらず、そのほぼ全量を未加工のまま農産物とし
て国外へ輸出していると伺いました。そこで私は、カシューナッツの加工工場を新たに造り、更なる雇用の
創出、カシューナッツ産業の発展に資することで、カンボジアの経済成長に貢献できると考え、本事業に参
画いたしました。現時点において、我々ができることは微力にはなりますが、一人でも多くの方々が幸せに
暮らせるようになるお手伝いをしたいと考えたことが、今回の工場建設の契機となり、着工式を迎えられた
ことを嬉しく思います。
食品としても栄養豊富なカシューナッツですが、その殻も石炭に匹敵するほどのカロリーを内蔵してい
るため再生可能エネルギーの「バイオマス燃料」として大きな力と可能性を秘めており、カーボンニュート
ラルの実現に貢献しうると考えています。今回コンポントム州に新たに建設する 1,500 トン規模の工場は、
地球を救う大きな一助になっていくと確信しており、さらに事業規模を拡大させることを通して、二酸化炭
素排出量の削減と、カンボジアにおける地域活性化にも取り組んでまいります。




その他当日は、在カンボジア日本大使館 書記官 岡田尚也様、JICA(独立行政法人国際協力機構)所長
讃井一将様など多くのご来賓の皆さまからも当プロジェクトへの期待のコメントをお寄せ頂きました。岡
田様からは「バリューチェーンをつくるために草の根無償で農協に提供した倉庫や乾燥場がさらに今回民
間の手による工場建設で官民一体となってバリューチェーンができることは、ひとつの良いモデルケース
になります。」と述べられ、讃井様からも「最初にゼロからカンボジアの支援のために作った工場を今回、
MIRARTH Agri Tech が引継ぎ工場を大きくされることを嬉しく思います。
」とご挨拶を頂きました。
式典にはご招待した 600 名以上の方にもご参列頂き、大変な賑わいの中、カンボジア伝統の神事を無事に
終えることができました。
 調印式と着工式の様子




 MIRARTH ホールディングスグループにおける本事業の位置付け
MIRARTH ホールディングスグループは、「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸
せにする。
」をパーパス(存在意義)として掲げ、住宅の供給や自然エネルギーの導入など、事業を通じた
サステナビリティ活動に取り組むことで社会課題の解決と SDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献し、さ
まざまなステークホルダーや社会からの信頼を得て、永続的な発展を目指しています。また、2023 年 10 月
には同パーパスを実現するための長期ビジョン「地域社会のタカラであれ。
」を策定しました。今回のカン
ボジアでのカシューナッツ事業への参画は、上記パーパス、長期ビジョンを行動に移すものです。
当社グループは、エネルギー事業を担う LCE を中心に今後も様々な再生可能エネルギーの普及に尽力し
カーボンニュートラルな世界の実現に寄与してまいります。
 会社概要(MIRARTH ホールディングス)
商 号 : MIRARTH ホールディングス株式会社
代 表 者 : 代表取締役 島田 和一
所 在 地 : 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-8-2 鉄鋼ビルディング 16F
設 立 : 1972 年 9 月
事 業 内 容 : グループ会社の経営管理等
資 本 金 : 4,819 百万円
U R L : https://mirarth.co.jp


 会社概要(レーベンクリーンエナジー)
商 号 : 株式会社レーベンクリーンエナジー
代 表 者 : 代表取締役 谷口 健太郎
所 在 地 : 〒162-0824 東京都新宿区揚場町 1-18 飯田橋ビル 5F
設 立 : 2016 年 3 月
事 業 内 容 : 再生可能エネルギー事業
資 本 金 : 655 百万円
U R L : https://www.leben-ce.com/


 会社概要(MIRARTH グリーンテック)
商 号 : MIRARTH グリーンテック株式会社
代 表 者 : 代表取締役 谷口 健太郎
所 在 地 : 〒162-0824 東京都新宿区揚場町 1-18
設 立 : 2023 年 6 月 30 日
事 業 内 容 : 有機性資源によるバイオマス発電を中心にした再生可能エネルギー事業
(資源リサイクルシステムやコージェネレーションを含む)
資 本 金 : 1 億円
U R L : https://mirarth-gt.com/



 会社概要(MIRARTH Agri Tech )
商 号 : MIRARTH Agri Tech Co., Ltd.
代 表 者 : 佐々木 浩治
所 在 地 : No.1159, National Road No.2, Prek Tanuo Village, Sangkat Chak Angre Leu,
Khan Mean Chey, Phnom Penh, Kingdom of Cambodia.
設 立 : 2023 年 11 月 29 日
事 業 内 容 : カシューナッツの栽培、カシューナッツを利用したバイオマス燃料の研究・開発・
製造・販売(オペレーションはトッププランニング JAPAN 社のカンボジア現地法人 TPJC
Co., Ltd.に委託)
資 本 金 : US$600,000(MIRARTH グリーンテック株式会社 100%出資)
U R L : https://www.mirarth-gt.com/agri/
 会社概要(トッププランニング JAPAN)
商 号 : 株式会社トッププランニング JAPAN
代 表 者 : 村山 哲生
所 在 地 : 東京都中央区日本橋小網町 3 番 14 号 茅場町 K-1 ビル 7 階
設 立 : 1990 年 10 月 12 日
事 業 内 容 : 総合建設業
再生可能エネルギー事業
カンボジアにおけるカシューナッツ加工事業
資 本 金 : 9,700 万円
U R L : https://www.tpjp.co.jp/


 会社概要(福山コンサルタント)
商 号 : 株式会社福山コンサルタント
代 表 者 : 栄徳 洋平
所 在 地 : 福岡県福岡市博多区博多駅東三丁目 6 番 18 号
設 立 : 1949 年 3 月 1 日
事 業 内 容 : 建設コンサルタント業
(道路、都市、橋梁、鉄道等における調査、計画、設計、維持管理、施工管理)
資 本 金 : 4 億円
U R L : https://www.fukuyamaconsul.co.jp


【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
MIRARTH ホールディングス株式会社
グループ広報部 広報課
担当:山田
Mail:gr.koho@mirarth.co.jp

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