「未来創生3号ファンド」自己抗体研究に革新的なアプローチを提供するプロテオブリッジ株式会社への投資実行

2022 年 6 月 30 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証プライム市場)



「未来創生 3 号ファンド」
自己抗体研究に革新的なアプローチを提供するプロテオブリッジ株式会社への投資実行
―少量の採血による自己抗体検査で全身の状態を把握し、健康な社会づくりに貢献―



スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2021 年 10 月に設立した「未来創生 3 号ファンド」
が、非乾燥のタンパク質アレイによる 1.4 万種類の自己抗体解析を通じて、社会課題の解決を進めるプロテオブリッジ
株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 熊谷亮。)に対する投資(1.8 億円)を実行しましたので、お
知らせいたします。同社は今回の調達資金を活用し、研究検査「A-Cube™」の対象疾患拡大と、人間ドック向けオプ
ション検査「抗体ドック」の開発を加速させます。


■投資先企業の概要
プロテオブリッジ社は、「健康な明日へ、プロテオミクスの橋を架ける」を企業理念とする、産総研技術移転ベンチャー
です。産総研の独占ライセンスによる HuPEX®タンパク質アレイは、1.4 万種類のヒトタンパク質を非乾燥に搭載し、ア
レイ基板上に生体内の抗原抗体反応を再現させることが可能です。本技術は少量の採血で、従来法では困難であっ
た⾼精度かつ網羅的な自己抗体測定を実現することができます。同社は 2021 年 12 月より、研究検査「A-Cube
™」を難病関連自己抗体検査(強皮症・筋炎)としてローンチし、43 種類の自己抗体(65 種類の抗原)を同時
に測定することを可能にしました。また医療系研究機関、製薬企業との共同研究においては、本技術を活用し複数の
バイオマーカーを発見しています。今後は、検査対象疾患の拡充と処理能力の向上、そして拡張型自己抗体データ
ベースの構築を通じ、健康な社会づくりに貢献して参ります。


■「未来創生(1号)ファンド」、「未来創生 2 号ファンド」および「未来創生 3 号ファンド」の概要
未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた 3
社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月より運用を開始しました。最終的には、上記 3 社を加
え た計 20 社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と
位置 づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、
日本の 約 50 社に投資しました。2018 年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素
材」を投資 対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。そして、2021 年 10 月から未来創生 2 号
ファンドの 5 分野 に加えて、「カーボンニュートラル」を投資対象とし、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マ
ネジメント株式会社 をファンド運営者とした未来創生 3 号ファンドの運用を開始しました。2022 年 5 月末時点の
運用資産残⾼は、1 号、 2 号および 3 号をあわせて、1,501 億円となっています。
未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/
■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

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