「未来創生2号ファンド」次世代多孔性材料により気体を操る株式会社Atomisへの投資実行

2021 年 12 月 6 日
各 位
スパークス・グループ株式会社
代表取締役社長 グループ CEO 阿部 修平
(コード 8739 東証第一部)

「未来創生2号ファンド」
次世代多孔性材料により気体を操る株式会社 Atomis への投資実行
―新素材によりカーボンニュートラルの実現に貢献―


スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2018 年 7 月に設立した「未来創生 2 号ファンド」
が、次世代多孔性材料の開発を通じて社会課題の解決を進める株式会社 Atomis(本社: 京都府京都市、代表
取締役 CEO: 浅利大介。以下、Atomis 社と表記)への投資(金額は非開示)を実行しましたので、お知らせし
ます。Atomis 社は今回の調達資金を活用し、新素材である次世代多孔性配位高分子の量産設備の設置と共に、
二酸化炭素(CO2)の分離変換、次世代高圧ガス容器の開発を加速させることにより、カーボンニュートラルの実現に
向けた研究開発力の強化を図ってまいります。


■投資先企業の概要
Atomis 社は「次世代多孔性材料(PCP/MOF)の社会実装化を通じて、新たな価値を実現する」という経営ビジョ
ンを掲げています。京都大学北川特別教授が世界で初めて創製された PCP/MOF という新素材は、既存の多孔性
材料では実現し得なった様々な機能を発現致します。地球温暖化の原因物質である CO2 およびメタンガスを選択的
に貯蔵したり、CO2 を分離変換する機能を有しております。将来的には、クリーンエネルギーである水素を安全に貯蔵し、
そのサプライチェーンの実現に貢献するビジネスモデルを目指しています。今後は、同社が培ってきた新素材の研究開発
力を一層強化することにより、世界的な課題であるカーボンニュートラルの実現に貢献していきます。


■「未来創生(1号)ファンド」、「未来創生 2 号ファンド」および「未来創生 3 号ファンド」の概要
未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた
3 社による総額約 135 億円の出資により、2015 年 11 月より運用を開始しました。最終的には、上記 3 社を加え
た計 20 社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置
づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の
約 50 社に投資しました。2018 年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資
対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。そして、2021 年 10 月から未来創生 2 号ファンドの 5 分野
に加えて、「カーボンニュートラル」を投資対象とした未来創生 3 号ファンドの運用を開始しました。2021 年 10 月末時
点の運用資産残高は、1 号、2 号および 3 号をあわせて、1,031 億円となっています。
未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/


■ 本件に関するお問い合わせ先
スパークス・グループ株式会社 広報室
TEL : 03-6711-9100 / FAX : 03-6711-9101
pr_media@sparxgroup.com

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