【ソニー生命】女性の活躍に関する意識調査2017

2017 年 4 月 18 日


各位

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
(コード番号:8729 東証第一部)



本日、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社の 100%子会社であるソニー生命保険株式
会社が下記プレスリリースを行いましたので、お知らせします。






ソニー生命保険株式会社 プレスリリース(添付)

女性の活躍に関する意識調査 2017
以 上




【お問合せ先】
ソニー生命保険株式会社 広報部広報課 TEL:03-5290-6228
2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社



NEWS LETTER (調査レポート)
ソニー生命調べ/全国の 20 歳~69 歳の女性 1,000 名にアンケート
女性の活躍に関する意識調査 2017
家事を時給換算するといくらになる?
「未就学児の育児・世話」は 1,413 円、「小学生以上の子どもの育児・世話」は 1,174 円

専業主婦の 8 割以上が「老後の生活が心配」と回答、「子育て後の再就職は厳しい」は 8 割弱

女性の活躍のために必要な職場の改革
「長時間労働の是正」と「女性リーダーに対する偏見の解消」では約 8 割が必要と回答

政治・経済分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人 「小池百合子さん」がダントツ
女性の活躍の重要性は年々高まっているといわれており、国をはじめ、多くの企業で様々な取組が進められてきています。
その取組についてみると、現在働いている女性がより働きやすくなる取組や子育てをしている女性がより子育てをしやすくなる
取組など、多くの女性にとって関わりのある内容となっていることがわかります。今後、女性が様々な場面で活躍できるようにな
るのではないでしょうか。
そこで、ソニー生命では、女性の活躍に関する意識と実態を明らかにするために、今年で 4 回目となる「女性の活躍に関する
意識調査」を行いましたので、お知らせいたします。
◆本調査結果の要約◆
■ POINT 1 【女性が実感している活躍シーン】(P. 2-3)
⇒家事を時給換算するといくらになる?
「未就学児の育児・世話」は 1,413 円、「小学生以上の子どもの育児・世話」は 1,174 円
全回答者(1,000 名)に、毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらになると思うか聞いたところ、平均額は、
「(未就学児の)育児・世話」は 1,413 円、「(小学生以上の子どもの)育児・世話」は 1,174 円、「PTA 活動」は 1,033 円、「食事の準備・
後片付け」は 1,019 円となりました。また、「親戚づきあい」は 965 円、「掃除・洗濯」は 919 円、「地域とのつきあい(自治会・町内会
など)」は 879 円、「地域社会での貢献」は 867 円、「お買い物」は 833 円、「習い事・塾の送り迎え」は 751 円となりました。
■ POINT 2 【女性の本音】(P.4-5)
⇒専業主婦の 8 割以上が「老後の生活が心配」と回答、「子育て後の再就職は厳しい」は 8 割弱
専業主婦(294 名)に、生活や仕事に関する内容を提示し、それぞれについて、そう思うか、思わないか聞いたところ、「本当は外
に働きに行きたい」では 38.1%、「子育て後の再就職は厳しい」では 77.6%となりました。約 4 割が働きに行きたいと考えているものの、
約 8 割が子育て後の再就職の厳しさを感じていることがわかりました。子育て後の再就職を後押しするような改革が推し進められ
たとしたら、今後さらに働く女性が増えるかもしれません。
■ POINT 3 【職業生活での女性の活躍促進】(P.6-10)
⇒女性の活躍のために必要な職場の改革
「長時間労働の是正」と「女性リーダーに対する偏見の解消」では約 8 割が必要と回答
仕事において女性が活躍するためには、何が必要なのでしょうか。全回答者(1,000 名)に、仕事において女性が活躍するために
は、国の政策や職場の改革、子育て・介護・家事の支援が、どの程度必要だと思うか聞きました。
職場の改革に関しては、「職場男性の女性の活躍に対する意識改革」では 82.4%、「職場の長時間労働の是正」では 77.8%、「女
性リーダーに対する偏見の解消」では 78.5%となりました。職場の意識に関する事柄だけでなく、勤務時間に関する事柄についても
改革が必要であると考えている女性が多いことがうかがえました。
■ POINT 4 【活躍している女性として思い浮かぶ有名人】(P.11-12)
⇒政治・経済分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人 「小池百合子さん」がダントツ
全回答者(1,000 名)に、“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人を、スポーツ、政治・経済、芸能の 3 つのジャンルに分けて
聞きました。
政治・経済分野についてみると、1 位は「小池百合子さん」、2 位「蓮舫さん」、3 位「元谷芙美子さん」となりました。
回答者が小池百合子さんを選んだ理由をみると、「リーダーシップを発揮している」(60 代)や「改革を進める強い志があり尊敬で
きる」(30 代)といったリーダーシップに関するものが多く挙げられました。蓮舫さんについては「テキパキしており動じない態度」(50
代)、元谷芙美子さんについては「新しいことを取り入れている」(20 代)といった理由が挙げられました。
2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

女性の活躍に関する意識調査 2017
【女性が実感している活躍シーン】
「職場」で女性がイキイキと活躍していると思う 3 割半
女性がイキイキと活躍していると思う 「家庭」「職場」「地域社会」では年々下降傾向
「ネットコミュニティ」で女性がイキイキと活躍していると思う 昨年よりも 7.8 ポイント上昇

家事を時給換算するといくらになる?
「未就学児の育児・世話」は 1,413 円、「小学生以上の子どもの育児・世話」は 1,174 円
「育児・世話」の時給換算額は年々上昇傾向、「未就学児の育児・世話」は昨年より 98 円アップ
「PTA 活動」を時給換算すると 1,033 円 「育児・世話」に次いで高い金額に

【女性の本音】
「現在の生活に満足している」 働く女性の 4 割
働く女性の本音 「バリキャリ志向」が 4 割弱も、「管理職意向」は 2 割に満たず
「本当は専業主婦になりたい」 働く女性の 4 割に専業主婦願望あり
専業主婦の本音 「現在の生活に満足している」5 割半、「外に働きに行きたい」約 4 割
専業主婦の 8 割以上が「老後の生活が心配」と回答、「子育て後の再就職は厳しい」は 8 割弱

【職業生活での女性の活躍促進】
職場にあると良いと思う制度 1 位「在宅勤務」2 位「時短勤務」3 位「フレックス制」
最近話題の制度は? 「週休 3 日制」は 4 割以上、「プレミアムフライデー」は 2 割以上が希望
「女性の活躍促進は進んでいると思う」は 4 割以上、昨年より 5.2 ポイント上昇
女性活躍推進法への期待は高まりつつあるか? 「効果を期待」は昨年より 8.7 ポイント上昇

女性の活躍のために必要な職場の改革
「長時間労働の是正」と「女性リーダーに対する偏見の解消」では約 8 割が必要と回答
「夫の子育て・介護・家事の分担比率の上昇」が必要 8 割半に

勤務先で実施されている取組「短時間勤務制度」「女性採用比率の増加」「長時間労働の是正」
「女性管理職の積極的な登用」をしている職場は 1 割強にとどまる
ニッポン一億総活躍プランへの女性の見方 「『活躍』より『安心』したい」が 3 割半
「一方的に『活躍してほしい』と言われるのがストレス」が約 3 割

【活躍している女性として思い浮かぶ有名人】
スポーツ分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人
1 位「吉田沙保里さん」2 位「高梨沙羅さん」3 位「浅田真央さん」
政治・経済分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人 「小池百合子さん」がダントツ
芸能分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人
1 位「天海祐希さん」2 位「黒柳徹子さん」3 位「綾瀬はるかさん」

このたび、ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長 萩本 友男)は、2017 年 2 月 17 日~2
月 23 日の 7 日間、全国の 20~69 歳の女性に対し、今年で 4 回目となる「女性の活躍に関する意
識調査 2017」をインターネットリサーチで実施し、1,000 名の有効サンプルの集計結果を公開しまし
た。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

アンケート調査結果
◆「職場」で女性がイキイキと活躍していると思う 3 割半
◆女性がイキイキと活躍していると思う 「家庭」「職場」「地域社会」では年々下降傾向
◆「ネットコミュニティ」で女性がイキイキと活躍していると思う 昨年よりも 7.8 ポイント上昇


女性の活躍の重要性は年々高まっているといわれており、2016 年 4 月に「女性活躍推進法」が
施行されて、まもなく 1 年になります。


そこで、全国の 20 歳~69 歳の女性 1,000 名(全回答者)に、日本では女性がどの程度“イキイ
キ”と活躍していると思うか、家庭や職場などの場面ごとに聞いたところ、『イキイキと活躍している
と思う』の割合(「非常に」と「やや」の合計)は、「家庭」が 38.2%、「職場」が 34.8%、「地域社会」が
29.9%、「ネットコミュニティ」が 43.0%となりました。


過去の調査と比較してみると、「家庭」「職場」「地域社会」では、『イキイキと活躍していると思
う』が 2013 年調査から年々下降している傾向がみられますが、今後、女性の活躍推進や働き方
に関する改革により女性の意識がどのように変化していくかが注目されます。他方、「ネットコミュ
ニティ」では、昨年よりも 7.8 ポイント上昇しました。「ネットコミュニティ」での上昇については、
SNS を活用している女性が増えていることが背景にあるのかもしれません。 (図 1)


(図 1) 経年調査
◆日本では女性がどの程度“イキイキ”と活躍していると思うか [各単一回答] イキイキと
活躍していると
0% 25% 50% 75% 100% 思う(計)
2017年【n=1000】 6.2 32.0 38.7 19.7 3.4 38.2
家 2016年【n=1000】 7.1 35.5 37.6 15.9 3.9 42.6

2015年【n=1000】 7.6 35.6 34.4 18.7 3.7 43.2

2013年【n=1000】 8.4 39.1 34.8 14.5 3.2 47.5

2017年【n=1000】 4.5 30.3 38.6 21.5 5.1 34.8

2016年【n=1000】 6.0 31.2 40.4 16.6 5.8 37.2

場 2015年【n=1000】 5.2 32.6 40.7 17.0 4.5 37.8

2013年【n=1000】 5.7 35.1 38.5 15.0 5.7 40.8

2017年【n=1000】 4.3 25.6 46.7 18.2 5.2 29.9

域 2016年【n=1000】 4.1 29.3 44.2 16.8 5.6 33.4

会 2015年【n=1000】 4.8 28.5 45.9 15.8 5.0 33.3

2013年【n=1000】 5.9 34.1 39.2 15.3 5.5 40.0

2017年【n=1000】 9.4 33.6 44.3 8.4 4.3 43.0


ト 2016年【n=1000】 8.1 27.1 46.8 11.4 6.6 35.2


ュ 2015年【n=1000】 8.1 30.0 45.5 10.2 6.2 38.1


ィ 2013年【n=1000】 6.9 30.8 44.8 10.6 6.9 37.7

非常にイキイキと活躍していると思う ややイキイキと活躍していると思う
どちらともいえない あまりイキイキと活躍していると思わない
全くイキイキと活躍していると思わない




2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆家事を時給換算するといくらになる?
「未就学児の育児・世話」は 1,413 円、「小学生以上の子どもの育児・世話」は 1,174 円
◆「育児・世話」の時給換算額は年々上昇傾向、「未就学児の育児・世話」は昨年より 98 円アップ
◆「PTA 活動」を時給換算すると 1,033 円 「育児・世話」に次いで高い金額に


次に、全回答者(1,000 名)に、毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらにな
ると思うか聞いたところ、平均額は、「(未就学児の)育児・世話」は 1,413 円、「(小学生以上の子ど
もの)育児・世話」は 1,174 円、「PTA 活動」は 1,033 円、「食事の準備・後片付け」は 1,019 円となり
ました。また、「親戚づきあい」は 965 円、「掃除・洗濯」は 919 円、「地域とのつきあい(自治会・町
内会など)」は 879 円、「地域社会での貢献」は 867 円、「お買い物」は 833 円、「習い事・塾の送り
迎え」は 751 円となりました。 (図 2)


(図 2)

◆毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらになると思うか [自由回答_数値] ※平均額を表示

1,750円
2017年【n=1000】
1,500円 1,413円

1,250円 1,174円
1,033円 1,019円 965円 919円
1,000円 879円 867円 833円
751円
750円

500円
(未就学児の) (小学生以上の
PTA活動 食事の準備 親戚 掃除・洗濯 地域との 地域社会 お買い物 習い事
育児・世話 子どもの)
・後片付け づきあい つきあい での貢献 ・塾の
育児・世話 (自治会
送り迎え
・町内会など)




過去の調査と比較してみると、「(未就学児の)育児・世話」と「(小学生以上の子どもの)育児・
世話」は上昇傾向が続いており、「(未就学児の)育児・世話」は昨年から 98 円アップ、「(小学生以
上の子どもの)育児・世話」は昨年から 65 円アップしていました。
他方、「食事の準備・後片付け」、「掃除・洗濯」、「地域社会での貢献」、「お買い物」については、
昨年は一旦下降したものの、今年は再び上昇に転じました。 (図 3)


(図 3)
経年調査
◆毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらになると思うか [自由回答_数値]
※2013年調査から聴取している項目の平均額を表示
1,500円
2013年【n=1000】 2015年【n=1000】 2016年【n=1000】 2017年【n=1000】
1,413円




1,250円
1,315円
1,305円
1,180円




1,174円
1,109円




1,000円
1,069円




1,019円
999円
997円
997円




942円




919円
899円
883円




867円
847円




761円
827円
803円



778円
814円
804円
833円




750円

500円
(未就学児の) (小学生以上の 食事の準備 掃除・洗濯 地域社会での お買い物
育児・世話 子どもの) ・後片付け 貢献
育児・世話


2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆「現在の生活に満足している」 働く女性の 4 割
◆働く女性の本音 「バリキャリ志向」が 4 割弱も、「管理職意向」は 2 割に満たず
◆働く女性の 8 割が「女性が社会で働くには不利な点が多い」と実感
◆「本当は専業主婦になりたい」 働く女性の 4 割に専業主婦願望あり


次に、働く女性と専業主婦に対し、現在の生活や仕事についての本音を聞きました。


まず、有職女性(572 名)に、生活や仕事に関する内容を提示し、それぞれについて、そう思うか、
思わないか聞いたところ、「現在の生活に満足している」では、『そう思う』(「非常に」と「やや」の合
計)が 39.0%となり、4 割が満足していると回答しました。


仕事に関する内容では、「女性が社会で働くには、不利な点が多い」では 79.5%と、働く女性の 8
割が、働きづらさがあると感じていることがわかりました。
また、キャリアについては、「今後(も)、バリバリとキャリアを積んでいきたい」では 37.0%、「管理
職への打診があれば、受けてみたい」では 19.8%となりました。4 割弱がバリバリとキャリアを積ん
でいきたいと回答している一方で、管理職に就いてみたいと回答したのは 2 割に満たない結果と
なっており、管理職に就くことに抵抗がある人が少なくないようです。


さらに、専業主婦願望についても聞いたところ、「本当は専業主婦になりたい」では 39.2%となり、
働く女性の 4 割が実は専業主婦になりたいと思っていることがわかりました。 (図 4)


(図 4)

◆生活や仕事に関する内容について、そう思うか、思わないか [各単一回答] そう思う
対象:有職女性【n=572】 0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)

現在の生活に満足している 4.9 34.1 26.9 23.8 10.3 39.0

女性が社会で働くには、 3.8
29.5 50.0 15.7 79.5
不利な点が多い 0.9

今後(も)、バリバリと
11.5 25.5 34.4 23.3 5.2 37.0
キャリアを積んでいきたい

管理職への打診があれば、
5.8 14.0 25.9 27.3 27.1 19.8
受けてみたい

本当は専業主婦になりたい 15.9 23.3 25.7 21.3 13.8 39.2


非常にそう思う ややそう思う どちらともいえない
あまりそう思わない 全くそう思わない





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆専業主婦の本音 「現在の生活に満足している」5 割半、「外に働きに行きたい」約 4 割
◆専業主婦の 8 割以上が「老後の生活が心配」と回答、「子育て後の再就職は厳しい」は 8 割弱


では、専業主婦の本音についてはどうでしょうか。専業主婦(294 名)に、生活や仕事に関する
内容を提示し、それぞれについて、そう思うか、思わないか聞いたところ、「現在の生活に満足して
いる」では『そう思う』が 54.1%となり、5 割半が満足している結果となりました。現在の生活に満足し
ている専業主婦は多いようです。


また、専業主婦としての苦労や心配については、「専業主婦は苦労が多いと思う」では 54.4%、
「老後の生活が心配だ」では 83.0%となりました。半数以上が現在の生活に満足していると回答し
ていたものの、専業主婦は苦労が多いと感じていたり、老後のことに対して心配を感じていたりし
ている人は多いようです。


さらに、就業願望についても聞いたところ、「本当は外に働きに行きたい」では 38.1%、「子育て後
の再就職は厳しい」では 77.6%となりました。約 4 割が働きに行きたいと考えているものの、約 8 割
が子育て後の再就職の厳しさを感じていることがわかりました。子育て後の再就職を後押しする
ような改革が推し進められたとしたら、今後さらに働く女性が増えるかもしれません。 (図 5)


(図 5)
◆生活や仕事に関する内容について、そう思うか、思わないか [各単一回答]
そう思う
対象:専業主婦【n=294】 0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)

現在の生活に満足している 6.1 48.0 21.4 16.0 8.5 54.1

専業主婦は
17.7 36.7 31.3 12.2 2.0 54.4
苦労が多いと思う

老後の生活が心配だ 46.6 36.4 12.9 4.1 83.0


本当は外に働きに行きたい 9.9 28.2 23.1 16.3 22.4 38.1


子育て後の再就職は厳しい 38.8 38.8 15.0 5.4
2.0 77.6

非常にそう思う ややそう思う どちらともいえない
あまりそう思わない 全くそう思わない





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆職場にあると良いと思う制度 1 位「在宅勤務」2 位「時短勤務」3 位「フレックス制」
◆最近話題の制度は? 「週休 3 日制」は 4 割以上、「プレミアムフライデー」は 2 割以上が希望
◆ママの希望では「社内保育園」は半数以上、「子連れ出勤可」は 3 割半


働き方改革が推し進められる中で、ワーク・ライフ・バランスの実現が注目されていますが、そ
のワーク・ライフ・バランスに関連して、多様な働き方やユニークな制度を取り入れる企業も増えて
きています。


そこで、全回答者(1,000 名)に、職場にどのような働き方や制度があると良いと思うか聞いたと
ころ、「在宅勤務」が 58.5%と最も多く、次いで、「時短勤務」52.2%、「フレックス制」47.6%となりました。
「在宅勤務」と「時短勤務」については半数以上があると良いと思うと回答しており、働く場所や時
間などを自分でコントロールできる制度があると良いと考えている女性が多いようです。
また、最近話題になっている制度についてみると、「週休 3 日制」は 42.6%、「プレミアムフライデ
ー(毎月最終金曜日は午後 3 時に仕事を終える)」は 23.6%となり、働き方改革として注目されてい
る制度を希望している人が少なくないことがわかりました。
子どもがいる女性についてみると、「社内保育園」では 52.2%と半数以上、「子連れ出勤可」では
35.3%と 3 人に 1 人の割合となりました。子どもを預けられたり、子どもと一緒に出勤できたりするな
ど、子どもを持つ女性にとって働きやすい環境を整備することが求められているようです。 (図 6)


(図 6)

◆職場にどのような働き方や制度があると良いと思うか [複数回答] ※上位10項目を抜粋
75%
全体【n=1000】
子どもがいる【n=544】
子どもがいない【n=456】
50%




25%




0%
在宅勤務 時短勤務 フレックス 社内 週休 副業歓迎 残業禁止 子連れ プレミアム シエスタ
制 保育園 3日制 出勤可 フライデー (一定時間の
(毎月 範囲で
最終金曜日は 昼寝が
午後3時に 認められる)
仕事を終える)





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆「女性の活躍促進は進んでいると思う」は 4 割以上、昨年より 5.2 ポイント上昇
◆女性活躍推進法への期待は高まりつつあるか? 「効果を期待」は昨年より 8.7 ポイント上昇


続いて、全回答者(1,000 名)に、女性の活躍に関する意見を提示し、それぞれについて、そう思
うか、思わないか聞きました。


まず、「女性の活躍促進は進んでいる」では『そう思う』(「非常に」と「やや」の合計)は 41.1%とな
り、4 割以上が女性の活躍促進を実感している結果となりました。
また、「『2020 年までに企業の課長相当職における女性の比率を 15%にする』との目標(※)は
達成できる」については、『そう思う』が 18.4%、「昨年 4 月に施行された女性活躍推進法の効果を
期待している」については 26.8%となりました。“課長職の女性比率 15%目標”を達成できると感じて
いる女性は 2 割に満たない結果となり、目標の達成にはまだ超えるべき壁がありそうです。


2016 年調査と比較してみると、『そう思う』の割合が、「女性の活躍促進は進んでいる」では 5.2
ポイント上昇(2016 年 35.9%→2017 年 41.1%)、「昨年 4 月に施行された女性活躍推進法の効果を
期待している(※)」では 8.7 ポイント上昇(2016 年 18.1%→2017 年 26.8%)となりました。女性の活躍
促進を実感している女性や、女性活躍推進法に期待している女性の割合は上昇していましたが、
現在推し進められている働き方改革などによって、今後さらに上昇していくのかが注目されます。
(図 7)

※2015 年 12 月 25 日の政府の閣議決定によって定められた目標
(図 7) 経年調査
◆女性の活躍に関する意見について、そう思うか、思わないか [単一回答]
【女性の活躍促進は進んでいる】 そう思う
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)

2017年【n=1000】 4.5 36.6 35.3 18.7 4.9 41.1


2016年【n=1000】 4.6 31.3 37.5 19.7 6.9 35.9


◆女性の活躍に関する意見について、そう思うか、思わないか [単一回答]
【「2020年までに企業の課長相当職における女性の比率を15%にする」との目標は達成できる】 そう思う
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)

2017年【n=1000】 2.4 16.0 39.3 31.1 11.2 18.4


2016年【n=1000】 2.6 15.0 41.0 28.4 13.0 17.6

◆女性の活躍に関する意見について、そう思うか、思わないか [単一回答]
【昨年4月に施行された女性活躍推進法の効果を期待している(※)】 そう思う
0% 20% 40% 60% 80% 100% (計)

2017年【n=1000】 3.4 23.4 39.8 24.6 8.8 26.8


2016年【n=1000】 2.1 16.0 42.9 26.7 12.3 18.1

非常にそう思う ややそう思う どちらともいえない
あまりそう思わない 全くそう思わない
※2016年は、「今年4月から施行される女性活躍推進法は期待が持てる」と聴取





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆女性の活躍のために必要な職場の改革
「長時間労働の是正」と「女性リーダーに対する偏見の解消」では約 8 割が必要と回答
◆女性の活躍のために「夫の子育て・介護・家事の分担比率の上昇」が必要 8 割半に


では、仕事において女性が活躍するためには、何が必要なのでしょうか。全回答者(1,000 名)
に、仕事において女性が活躍するためには、国の政策や職場の改革、子育て・介護・家事の支援
が、どの程度必要だと思うか聞きました。


まず、国の政策に関しては、『必要だと思う』(「非常に」と「やや」の合計)との回答は、「女性の
活躍を推進することを目的とした法律の整備」では 68.0%、「保育や介護支援の公的サービスの充
実」では 86.5%となっており、18.5 ポイントの差が開きました。法律の整備よりも公的サービスの充
実を望む女性が多いようです。
また、職場の改革に関しては、「職場男性の女性の活躍に対する意識改革」では 82.4%、「職場
の長時間労働の是正」では 77.8%、「女性リーダーに対する偏見の解消」では 78.5%となりました。
職場の意識に関する事柄だけでなく、勤務時間に関する事柄についても改革が必要であると考え
ている女性が多いことがうかがえました。
そして、子育て・介護・家事に関しては「夫の子育て・介護・家事の分担比率の上昇」が 84.5%と
なり、育児や介護の面での支援・負担軽減の必要性が高いことがわかる結果となりました。 (図
8)


(図 8)



◆仕事において女性が活躍するためには、どの程度必要だと思うか [各単一回答]
全体【n=1000】
必要だと
0% 20% 40% 60% 80% 100% 思う(計)

女性の活躍を推進することを 4.9
27.2 40.8 26.2 68.0
目的とした法律の整備 0.9


保育や介護支援の 2.0
64.8 21.7 10.7 86.5
公的サービスの充実 0.8

職場男性の女性の 2.3
51.1 31.3 14.5 82.4
活躍に対する意識改革 0.8


職 2.6
職場の長時間労働の是正 46.2 31.6 18.9 77.8
場 0.7

女性リーダーに対する 1.9
44.3 34.2 19.0 78.5
偏見の解消 0.6


庭 夫の子育て・介護・家事の 1.7
51.8 32.7 13.0 84.5
分担比率の上昇 0.8


非常に必要だと思う やや必要だと思う どちらともいえない
あまり必要だと思わない 全く必要だと思わない





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆勤務先で実施されている女性の活躍支援のための取組
「短時間勤務制度」「女性採用比率の増加」「長時間労働の是正」
◆女性の活躍支援のために「女性管理職の積極的な登用」をしている職場は 1 割強にとどまる


女性が勤める職場では、女性の活躍支援のために、実際にどのようなことが行われているので
しょうか。
有職女性(572 名)に、自分の勤務先で、女性の活躍支援のために、どのようなことが行われて
いるか聞いたところ、「子どもの年齢に応じた短時間勤務制度の導入」が 21.7%で最も多く、次いで、
「女性採用比率の増加」が 18.9%、「長時間労働の是正」が 17.0%となりました。
また、「女性管理職の積極的な登用」(12.1%)、「子育て関連の費用補助」(11.0%)、「女性向け研
修・講演会の開催」(10.3%)では 1 割強にとどまり、さらに、「男性社員の育児参加への意識啓発」
(7.9%)や「事業所内託児所の設置」(7.3%)などでは 1 割に満たない結果となりました。バリバリキャ
リアを積んでいきたいと思っている女性や子どもを持つ女性が働きやすい職場となるには、まだ
時間がかかるのかもしれません。 (図 9)


(図 9)
◆勤務先で女性の活躍支援のために行われていること [複数回答] ※上位10項目を抜粋
対象:有職女性【n=572】

30%


21.7
18.9
20%
17.0

12.1
11.0 10.3
10% 7.9 7.3 6.5 5.9



0%
子どもの 女性採用 長時間 女性 子育て 女性向け 男性社員の 事業所内 在宅勤務 女性社員
年齢に 比率の増加 労働の是正 管理職の 関連の 研修 育児参加 託児所の 制度の 交流会の
応じた 積極的な 費用補助 ・講演会の への 設置 導入 開催
短時間 登用 開催 意識啓発
勤務制度の
導入





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆ニッポン一億総活躍プランへの女性の見方 「『活躍』より『安心』したい」が 3 割半
「一方的に『活躍してほしい』と言われるのがストレス」が約 3 割


2016 年 6 月に「ニッポン一億総活躍プラン」が閣議決定され、現在推し進められています。これ
は、少子高齢化に歯止めをかけ、50 年後も人口一億人を維持し、家庭・職場・地域で誰もが活躍
できる社会を目指すというもので、経済政策の一つと位置付けられています。


そこで、全回答者(1,000 名)に、「ニッポン一億総活躍プラン」について、どのように思うか聞い
たところ、「『活躍』より『安心』したい」が 36.6%で最も多く、次いで、「一方的に『活躍してほしい』と
言われるのがストレスになる」27.5%、「家庭で、育児や家事に余裕を持って取り組めるようになる」
19.3%、「家庭で、女性の役割が増えるだけになる」18.3%、「仕事で、いろいろなことに取り組みやす
くなる」15.9%となりました。
活躍よりも安心、一方的に言われるのがストレス、役割が増えるだけといった否定的な見方が
ある一方、家庭や仕事においていろいろなことに取り組みやすくなるといった肯定的な見方もみら
れました。 (図 10)


(図 10)
◆「ニッポン一億総活躍プラン」について、どのように思うか [複数回答] ※上位10項目を抜粋
全体【n=1000】
50%

36.6

27.5
25% 19.3 18.3
15.9 14.3 14.2 13.7 13.6
10.1


0%
「活躍」 一方的に 家庭で、 家庭で、 仕事で、 仕事で、 前向きに 仕事で、 自分の 社会的な
より 「活躍して 育児や 女性の いろいろな ステップ なれる 女性の 自由な 活動に
「安心」 ほしい」と 家事に 役割が ことに アップや 役割が 時間が 積極的に
したい 言われるの 余裕を 増える 取り組み チャレンジを 増える 増える 参加する
がストレス 持って だけになる やすくなる する機会が だけになる 機会が
になる 取り組める 増える 増える
ようになる





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆スポーツ分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人
1 位「吉田沙保里さん」2 位「高梨沙羅さん」3 位「浅田真央さん」
◆政治・経済分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人 「小池百合子さん」がダントツ

最後に、全回答者(1,000 名)に、“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人を、スポーツ、政
治・経済、芸能の 3 つのジャンルに分けて聞きました。

まず、スポーツ分野についてみると、1 位「吉田沙保里さん」、2 位「高梨沙羅さん」、3 位「浅田真
央さん」、4 位「福原愛さん」、5 位「澤穂希さん」となりました。
回答者が選んだ理由をみると、吉田沙保里さんについては「前向きな姿勢がすばらしい」(50
代)や「何事にも前向きで元気がある」(30 代)といった前向きな点や元気がある点が多く挙げられ
ました。高梨沙羅さんについては「常に向上心を持っている」(60 代)や「努力がすごい」(40 代)、
浅田真央さんについては「夢を与えている」や(40 代)「ストイックである」(30 代)、福原愛さんにつ
いては「スポーツと家庭を両立している」(60 代)や「夢を持ち続けている」(20 代)、澤穂希さんに
ついては「日本女性サッカーをけん引した」(50 代)や「言うだけでなく、行動していた」(30 代)とい
った理由が挙げられました。


次に、政治・経済分野についてみると、1 位は「小池百合子さん」、2 位「蓮舫さん」、3 位「元谷芙
美子さん」となりました。
回答者が小池百合子さんを選んだ理由をみると、「リーダーシップを発揮している」(60 代)や
「改革を進める強い志があり尊敬できる」(30 代)といったリーダーシップに関するものが多く挙げ
られました。蓮舫さんについては「テキパキしており動じない態度」(50 代)、元谷芙美子さんにつ
いては「新しいことを取り入れている」(20 代)といった理由が挙げられました。 (図 11)



(図 11)


◆スポーツ分野で“活躍している女性”として ◆政治・経済分野で“活躍している女性”として
思い浮かぶ有名人 [自由回答] 思い浮かぶ有名人 [自由回答]

全体【n=1000】 全体【n=1000】
有名人 人 有名人 人
1位 吉田沙保里 242 1位 小池百合子 531
2位 高梨沙羅 145 2位 蓮舫 49
3位 浅田真央 69 3位 元谷芙美子 23
4位 福原愛 57
5位 澤穂希 47
6位 伊調馨 22
7位 伊達公子 17
荒川静香 8
8位
谷亮子 8
10位 高橋尚子 7





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

◆芸能分野で“活躍している女性”として思い浮かぶ有名人
1 位「天海祐希さん」2 位「黒柳徹子さん」3 位「綾瀬はるかさん」


そして、芸能分野についてみると、1 位「天海祐希さん」、2 位「黒柳徹子さん」、3 位「綾瀬はるか
さん」、4 位「ローラさん」、5 位「北斗晶さん」となりました。
回答者が天海祐希さんを選んだ理由をみると、「生き方がかっこいい」(40 代)や「自立している
イメージがある」(20 代)といったかっこよさに関するものが多く挙げられました。黒柳徹子さんにつ
いては「年齢に関係なくチャレンジしている」(40 代)や「芸能活動やユニセフで活躍している」(50
代)、綾瀬はるかさんについては「常に輝いている」(50 代)や「爽やかである」(60 代)、ローラさん
については「目標をしっかり持って進んでいる」(20 代)や「自分で道を切り開いている」(60 代)、北
斗晶さんについては「家庭と仕事を両立している」(50 代)や「いろいろな場面で頑張っている」(40
代)といった理由が挙げられました。 (図 12)


(図 12)

◆芸能分野で“活躍している女性”として
思い浮かぶ有名人 [自由回答]

全体【n=1000】
有名人 人
1位 天海祐希 37
2位 黒柳徹子 29
3位 綾瀬はるか 28
4位 ローラ 26
5位 北斗晶 17
6位 渡辺直美 15
イモトアヤコ 14
7位 新垣結衣 14
石原さとみ 14
篠原涼子 13
10位
木下優樹菜 13





2017 年 4 月 18 日
ソニー生命保険株式会社

NEWS LETTER (調査レポート)

注:本調査レポートの百分率表示は小数点第 2 位で四捨五入の丸め計算を行っているため、合計しても 100%とな
らない場合がございます。
また、属性別集計において抜粋して表示している場合は、n 数を合計しても全体と一致しないことがございます。


《調査概要》

◆調査タイトル :女性の活躍に関する意識調査2017

◆調査対象 :ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする
全国の20~69歳の女性

◆調査期間 :2017年2月17日~2月23日

◆調査方法 :インターネット調査

◆調査地域 :全国

◆有効回答数 :1,000サンプル(有効回答から各年代が均等になるように抽出)

(内訳)各年代のサンプル数は以下のとおり
20代:200s/30代:200s/40代:200s/50代:200s/60代:200s

◆調査協力会社 :ネットエイジア株式会社


■■報道関係の皆様へ■■


本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、
「ソニー生命調べ」と付記のうえご使用いただきますよう、お願い申しあげます。

■■本調査に関するお問い合わせ窓口■■


ソニー生命保険株式会社 広報部 広報課 丸山、大金
電話番号 : 03-5290-6228


■■会社概要■■

会社名 :ソニー生命保険株式会社
代表者名 :代表取締役社長 萩本 友男
設立 :1979(昭和 54)年 8 月
所在地 :東京都千代田区大手町 1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ
業務内容 :生命保険業


SL17-0691-0001





57355