第10回開催「ART IN THE OFFICE」2017年度選出アーティスト決定!

平成 29 年 5 月 18 日
各 位

マ ネ ッ ク ス グ ル ー プ 株 式 会 社
代 表 執 行 役 社 長 C E O 松 本 大
( コ ー ド 番 号 8 6 9 8 東 証 第 一 部 )




本日、当社の子会社であるマネックス証券株式会社が下記プレスリリースを行いましたので、
お知らせいたします。





第 10 回開催「ART IN THE OFFICE」2017 年度選出アーティスト決定!



以 上




(報道関係者のお問い合わせ先)
マネックスグループ株式会社 社長室 PR 担当 松﨑 電話 03-4323-8698
(株主・投資家のお問い合わせ先)
マネックスグループ株式会社 経営管理部 IR 担当 町田 電話 03-4323-8698
平成 29 年 5 月 18 日
各 位

マ ネ ッ ク ス 証 券 株 式 会 社
代表取締役社長 勝屋敏彦


第 10 回開催「ART IN THE OFFICE」2017 年度選出アーティスト決定!

マネックス証券株式会社(以下「マネックス証券」 )は、社会文化活動の一環としてマネック
ス証券のプレスルーム(会議室)壁面の展示作品を制作する「ART IN THE OFFICE」プログラ
ムを毎年度実施しています。当プログラムは 2008 年にマネックス証券の持株会社であるマネッ
クスグループ株式会社(以下「マネックスグループ」 )が開始し、2010 年よりマネックス証券主
催で開催しているもので、今年度で 10 回目をむかえます。
このたび、88 点の応募作品案の中から、橋本晶子氏を「ART IN THE OFFICE 2017」受賞アー
ティストとして選出しましたのでお知らせいたします。
橋本晶子氏の作品案は、 鉛筆による描写力の高さや意外性に加え、 プレスルームというオフィ
ス空間を利用することにより、そこで働く人々とアートとの関係性について考慮している点が
評価されました。
マネックス証券は、 本年 5 月に本社オフィスを移転した際に、プレスルームを一新しており、
橋本晶子氏の作品はそこに初めて展示される作品となるため、これまで以上に多くのマネック
ス証券の来訪者の目に触れることを期待します。




審査員一同(右より:塩見氏、難波氏、久保田氏、村上氏、松本)と選出された作品案(中央 久保田氏が掲示)


■「ART IN THE OFFICE」プログラム
1.概要および目的
本プログラムは、現代アートの分野で活動する新進アーティストの支援を目的として、NPO
法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト](以下「AIT」)の運営協力を得て、マネッ
クス証券が企画・主催しております。

2. サポート内容
公募により選出された 1 名(1 組)のアーティストに対し以下のサポートを実施します。
・賞金 50 万円を贈呈、制作費補助金 10 万円を支給します。


・応募作品の発表の場として次の機会を提供します。
社内のプレスルーム(会議室)への展示
マネックス証券のウェブサイトへの掲載(約 1 年間)
マネックスグループのアニュアルレポートへの掲載
オリジナルノベルティのデザインなど
・AIT 主催「現代アートの学校 MAD2017」(アーティストを対象にしたレクチャー)を無料
で受講できる機会を提供します。

3. 本年度募集内容
対 象:現代アートの分野で活動するアーティスト
作 品:プレスルーム(会議室)の壁に展示する平面作品案(油彩、水彩、写真など)
募集期間:2017 年 2 月 13 日(月)~2017 年 4 月 3 日(月)


4. 審査員(50 音順、敬称略)
久保田真帆 MAHO KUBOTA GALLERY ディレクター
塩見有子 AIT 理事長
難波祐子 現代美術キュレーション
松本大 マネックス証券取締役会長
村上太一 株式会社リブセンス代表取締役社長


■「ART IN THE OFFICE 2017」受賞アーティスト
1. 橋本晶子氏プロフィール
1988 年生まれ。2015 年武蔵野美術大学大学院修士課程修了。在
学中から主に紙と鉛筆での絵画、インスタレーションを表現手段と
する。 これまでの個展に 「call if you notice.‐気づいたら電話して‐」
gallery blanka/愛知(2016) 、グループ展に「東京サンパウロ‐表現
の両極‐」アフロブラジル美術館/ブラジル(2014)「シェル美術 、
賞 2014」 審査員賞、 「a.a.t.m.アートアワードトーキョー丸の内 2015」
丸ビル/東京(2015)などがある。


2. 応募作品案
タイトル: 「There is something I want to talk about.」
橋本氏作品コンセプトおよびコメント
見えるものの不確かさ、そして空間と絵画について考えて
います。無意識に見えているような、取るに足りないバラバ
ラのイメージを、展示空間に再構成して新たな風景を生み出
す作品などを制作してきました。
目に入ってくる光景には、むしろよく見えていない部分が
あり、多くは不確かなイメージのままで捉えられ過ぎていく
ようです。描くことと、それを配置することで、イメージと
現実の有りようを探っています。
今回は、会議室に人が集い、円形の空間であることを意識し
て取り組みます。この場で起こる会議と、壁に展開される絵
が互いに呼応して、1 つの風景が生まれるよう試みます。
参考作品:
「view」/2016 年/墨、
アクリル、鉛筆、紙 ※


※「view」は、
「ART IN THE OFFICE 2017」の受賞作品ではなく、橋本氏の既存作品を今回の作品案
の参考として掲載するものです。受賞作品は 2017 年 6 月以降に制作予定です。


3. 審査員コメント(順不同、敬称略)
村上太一:株式会社リブセンス代表取締役社長
アートには興味があり美術館やギャラリーにもよく足を運びますが、審査は初めてでした。
応募作品 1 つ 1 つに作家自身の経験や歴史、哲学、社会の見方などが反映されており様々な人
生が垣間見えたほか、審査員のみなさんが作品をみる際の視点を知ることができ勉強になりま
した。受賞した作品は画力の高さを感じるほか、タイトルの付け方や空間の特性を活かした新
たな提案などに観る人がどう感じるかを熟考している様子が伝わってきました。今後の可能性
の広がりにも期待しています。今回の受賞をきっかけに、何かを壊し、また大きな境地を創造
していける作家になって欲しいです。

塩見有子:AIT 理事長
受賞者の鉛筆による描写力やモチーフの切り取り方、展示の方法がすぐに目に留まりました
が、さらに、これまでやったことのない新たな表現や展示に挑戦しようとしていると感じまし
た。また、プレスルームの空間を想像して、部屋で会議をする人にとっての作品の見え方や捉
え方を提案に含めている点も評価しました。
全体としては美大出身の方からの応募が増えているように感じました。一方でレベルが上
がったかと言えば、そうとも限らず、どこか似た印象を持ってしまいました。それでも審査員
の方ともじっくり議論をし、最終まで残った数点はどれをとっても面白いもので、作品を見て
みたいと思わせるものばかりでした。


久保田真帆:MAHO KUBOTA GALLERY ディレクター
全体として「私」の個人的な物語からの飛躍がない作品が 7〜8 割を占めていたことは残念で
す。俯瞰して社会とアートの関係性や新しいアートの提案がある作品に出会えると、新鮮な驚
きがあり楽しいです。一方でオフィスという空間に展示されるので、そこで働く方がアートと
一緒にどう日常を過ごすかということを重視して選びました。
受賞作は、一見ペインティングかと思ったのですがメディアが鉛筆であること、そしてコン
ポジションの解き方が面白い。湿度感が取れた時にすごく飛躍が見えるんじゃないかと思いま
す。完成された技術力はあるけれども、今後変化していく様子を観たいです。


難波祐子:現代美術キュレーション
初めて審査に参加させて頂き、非常に密な時間を過ごすことができました。今回は力のある
作品もありましたが、「なんだこれは!」というほどのものがなく、みんなある意味保守的で、
綺麗にまとまってしまっていたのがやや残念でした。
審査のポイントとして、プレスルームの曲面の空間をきちんと活かし、かつ、中で働く人に
とっては、一年近く毎日のように目にするものなので、驚きを与えつつ、オフィスの空間にも
マッチするという両方を兼ね備えているものを考慮しました。この空間の持つさまざまな意味
を考えながら制作することで、新たな可能性を見つけてくれたら嬉しいです。


松本大:マネックス証券取締役会長
今年で 10 回目をむかえる「ART IN THE OFFICE」 今回も様々なドラマあり不安定さもあり、

ダイナミズムが感じられる審査会で楽しかったです。今年は「作品と見る人・座る人との関係
性を考えている」ことが感じられる作品案が受賞したのではないかと思います。私はコンテン


ポラリーアートとは、作品と生きている人とのコミュニケーションであるように考えています。
それが全体で感じられる作品案でした。新しいオフィスで展開される 10 回目の「ART IN THE
OFFICE」。どのような展開が生まれるのか。期待しています。


詳細はマネックス証券ウェブサイト(http://www.monex.co.jp/)をご覧ください。
以 上
【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 165 号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会



【お問合せ先】
マネックス証券株式会社
営業本部 マーケティング部 PR 担当 松﨑 電話 03-4323-3800





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