個別業務に特化した生成AIアプリケーションを開発

2024 年 3 月 6 日
各 位
会 社 名 株式会社大和証券グループ本社
代 表 者 名 執行役社長 中田 誠司
(コード番号 8601 東証プライム・名証プレミア)


個別業務に特化した生成 AI アプリケーションを開発


株式会社大和証券グループ本社傘下の大和証券株式会社(以下、
「当社」という。
)は、ユーザーがプ
ロンプトを入力することなく、音声データから個別業務に特化したアウトプットを生成するアプリケー
ション「Speech2Summary」を開発し、社内での業務利用を開始しました。当ツールにより、お客様か
ら頂いたお声を、ご提案や商品・サービスの開発、プロモーション等に最大限活用してまいります。




当社は昨年 4 月に、全社員約 9,000 人を対象に対話型 AI の「ChatGPT※1」の利用を開始しました
が、全社員が高度なプロンプトエンジニアリングスキルを身に着け、ChatGPT を使いこなすためのハ
ードルは高く、現場での活用が思うように進まないという課題がありました。
そこで、プロンプト不要で ChatGPT を業務活用できる方法を検討し、今回のアプリケーションを開
発しました。今後は、ユーザーのフィードバックをもとにチューニングを進め、精度向上を図ります。


今回は構想からわずか 1 週間という短期間で内製での開発に至りましたが、その背景として、当社の
DX 推進体制の強化があります。昨年 10 月、当社グループの DX をさらに加速させることを目的に、社
内のデジタル IT マスター※2 を集結させ、デジタル推進部を新設しました。デジタル推進部は、先端デ
ジタル技術とビジネス・アイデアの融合によりデジタル化の推進を行っています。
当社は、
「金融・資本市場のパイオニア」として、今後も先端デジタル技術にいち早く挑戦することで、
お客様・社会に対して新たな価値の提供に取り組んでまいります。


以 上


※1 ChatGPT とは、大規模言語モデルの一種である生成 AI「GPT(Generative Pre-trained Transformer)
」を、人間と

の対話向けに機能強化した対話型 AI。米国の OpenAI 社が 2022 年 11 月に公開

※2 2019 年にスタートした公募選抜型のデジタル IT 人材育成プログラムの修了者のうち、厳正なアセスメントをクリ

アした社員を「デジタル IT マスター」として認定

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