「100年継続企業を創る」投資推進~「コミット・イシュー」補足説明~

平成 28 年9月8日
各 位

会 社 名 フューチャーベンチャーキャピタル株式会社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 松本 直人
(コード:8462 JASDAQ スタンダード)
問 合 せ 先 執 行 役 員 管 理 部 長 赤松 典昭
(TEL:075-257-2511)

「100 年継続企業を創る」投資推進
~「コミット・イシュー」補足説明~

当社は、平成 28 年9月8日開催の取締役会において決議いたしました、EVO FUND を割当先とする「コミット・イシ
ュー」の発行に関しまして、説明資料を作成いたしましたのでお知らせいたします。なお、資金調達の詳細につきまして
は、本日(平成 28 年9月8日)発表の「第三者割当により発行される第8回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発
行及び新株予約権の第三者割当契約(コミット・イシュー)の締結に関するお知らせ」をご参照ください。



「100 年継続企業を創る」~資金使途

当社は、平成 28 年1月の社長交代を機に、従来のベンチャーキャピタル業務の枠に収まらない事業展開を志向し、
「100 年継続企業を創る」というミッションを新たに掲げました。当ミッションを実現するための柱として、事業そのものを、
ベンチャーを介した資金運用・成長支援事業としてのベンチャーキャピタルから、事業やコミュニティが 100 年継続する
(Sustainability=持続可能性を持たせる)ためのエクイティサービスに転換してまいります。
この方針を具体化する一歩として、当社の既存リソースとのシナジーが期待できる事業分野での M&A を推進すべく、
投資資金の確保を目的として、平成 28 年9月8日に新株予約権の発行を決議いたしました。投資対象となるのは、上
場・未上場を問わず、事業の断絶を防ぎ円滑な継承を支援する事業承継、地域社会の課題を事業を通じて解決する
CSV(Creating Shared Value)ソリューションの提供、クラウドファンディングやソーシャルレンディングといった新たなスキ
ームを通じた金融機能等、ベンチャーキャピタルに限らないエクイティサービスの分野において実績と成長可能性を有
する事業会社であります。
M&A の実現及び事業間シナジーの具現化により、業績向上を実現し、中長期的な企業価値を向上させるべく実施
するものであり、既存株主の皆様の利益に資するものであると判断しております。





コミット・イシューのコンセプト及び特徴・効果

① EVO FUND(機関投資家)による株式投資 ~ 投資家の「コミット」
EVOLUTION ファイナンシャル・グループ(http://www.evofinancialgroup.com/)は、平成 14 年に創設された米
国を本拠地(本社:ロサンゼルス)とする「機関投資家」です。

株式投資の中でも、主に日本株投資に特化し、アベノミクスの「成長戦略」に乗じて成長企業・新興企業につい
ても投資を拡大しており、日本でのプライマリー市場における第三者割当型のエクイティファイナス(新株、転換社
債、新株予約権)では、マーケット第5位(同社調べ:平成 27 年度)の実績があります。

EVO FUND は、原則として平成 28 年9月 26 日から 12 月8日までの間に、VWAP の単純平均値によりリセット
される値(原則、5取引日ごと)を用いて当社に対する株式投資(当社の立場からは資金調達)を行います。EVO
FUND はこれにより、あるタイミングで一括投資するよりも、全体として大きな規模の株式投資を行うことが可能とな
るため、当社としても、資金調達額を増大させることができるというメリットがあります。



<ご参考:コミット・イシューのコンセプト>





② 短期間における確実な発行
新株式発行予定株数(1,775,000 株)を、平成 28 年 12 月8日までに原則全株発行(全部コミット)します。また、
平成 28 年 11 月1日までに少なくとも発行予定株数の 40%相当数(710,000 株)を発行(部分コミット)する為、タイ
ムリーなキャッシュ・フロー確保を両立することができます。なお上記コミットに際して当社及び関係者は EVO
FUND に対する貸株を実施しておらず、EVO FUND が自らのリスクで投資及び行使コミットするものであり、EVO
FUND にとっては株価が上昇してこそメリットを享受できるスキームとなっております。

③ 適度なファイナンス期間
コミット・イシューでは、適度な期間にわたり株式発行のタイミングを分散することで、投資家が大規模な株式投
資を実現できる設計となっています。

なお、その他メリット・デメリットの詳細については、本日(平成 28 年9月8日)発表の「第三者割当により発行され
る第8回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発行及び新株予約権の第三者割当契約(コミット・イシュー)の締
結に関するお知らせ」をご参照ください。



<ご参考:他手法とのファイナンス期間比較>




他手法を含めた選択肢の中で、今回においては当社における a) 現状の体制、b) 資金ニーズのスピード、c) 出来高
等のマーケット状況等を考えた上で、第三者割当方式による「コミット・イシュー」が最適であると判断いたしました。

<ご参考:他 第三者割当型手法との比較>

コミット・イシュー エクイティ・コミットメントライン
形 態 新株予約権 新株予約権
割 当 先 機関投資家 証券会社
期 間 短期間(2.5 ヶ月) 長期間(2年間)
全 部 コ ミ ッ ト 有り 無し
部 分 コ ミ ッ ト 有り 流動性次第
行使停止条項 無し 発行会社に停止権有り

※エクイティ・コミットメントラインについての期間(長期間(2年間))につきましては例示でございます。



「コミット・イシュー」とは
当社が新株式の発行予定株数(1,775,000 株)を予め定め、行使期間中の価格算定日の売買高加重平均価格
(VWAP)に基づき、原則として割当予定先が必ず全株式を購入する(全部コミット)手法です。またそれに加えて、本
新株予約権の発行日以降、原則として平成 28 年 11 月1日までに、710,000 株相当以上の本新株予約権の行使をす
ることを(部分コミット)約しております。前者の「全部コミット」と後者の「部分コミット」の組み合わせが、当コミット・イシュ
ーの特徴です。
また全株数において価格決定日株価終値の 150%、端数切捨て 2,779 円というターゲット価格(上限行使価額)を定
め、各修正後の行使価額(なお、修正後の各行使価額は、価格算定日の売買高加重平均価格(VWAP)を基準に算
出されます)と比較して発行されることになります。


第8回新株予約権
発 行 数 1,775,000 個
発 行 価 額 の 総 額 30,175,000 円
行 使 価 額 の 総 額 2,960,700,000 円
期 間 最長 4.5 ヶ月
リ セ ッ ト 回 数 ( 原 則 ) 通算で 10 回(予定)
行 使 価 額 VWAP の 90%
タ ー ゲ ッ ト 価 格 2,779 円
( 上 限 行 使 価 額 ) (価格決定日株価終値の 150%、端数切捨て)
3,706 円
上 限 撤 回 価 格
(価格決定日株価終値の 200%、端数切捨て)
51 価格算定日以内における新株予約権の
全 部 コ ミ ッ ト
発行数全ての行使を原則コミット
26 価格算定日以内における新株予約権の
部 分 コ ミ ッ ト
発行数の 40%以上の行使を原則コミット
927 円
下 限 行 使 価 額
(価格決定日株価終値の 50%、端数切上げ)




以上





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