日本初の産学連携「GAPファンド」を設立

2017 年 10 月 27 日
News Release


芙 蓉 総 合 リ ー ス 株式会社
代表取締役社長 辻田 泰徳
東京都千代田区三崎町 3-3-23


東工大での研究成果の事業化・商業化をサポートする

日本初の産学連携「GAPファンド」を設立
~芙蓉総合リース、東京工業大学、みらい創造機構~

①芙蓉総合リース、東京工業大学、みらい創造機構は本日協定書を締結し、東京工業大学の
持つ科学技術の事業化・商業化を目的とした日本初の産学連携型の「GAPファンド」を設立。


②「GAPファンド」は大学の研究成果や知的財産を事業化・商業化する間にある「GAP」を
超えるための資金サポートをするファンドであり、欧米の大学では広く普及している。

芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、代表取締役 辻田泰徳、以下「芙蓉リース」)は、国立大学
法人東京工業大学(東京都目黒区、学長 三島良直、以下「東工大」)ならびに株式会社みらい創造機構
(東京都千代田区、代表取締役 岡田祐之、以下「みらい創造機構」)と本日協定書を締結し、東工大の
科学技術の事業化・商業化を目的とした、日本初の産学連携によるGAPファンドを設立いたしました。


GAPファンド(*)は、大学の保有する知的財産や科学技術を事業化・商業化する際に生じる
ハードル(=GAP)のクリアーを資金面でサポートするファンドであり、欧米ではハーバード大
学やマサチューセッツ工科大学、ケンブリッジ大学等多くの大学に存在します。一方で日本におい
ては、金融機関や民間企業にとって投資判断が難しい分野であり、民間のファイナンス力と大学の
人材・知財力を融合させるものとしては、本件が初めての試みです。


東工大は、同校OBが中心となって設立したみらい創造機構と連携協力に関する協定を締結し、
社会との資金・人材・知識の好循環の中で新しいイノベーションを起こすための産学連携改革を進
めています。


芙蓉リースは、このような産学連携活動を資金面で支援しつつ、東工大とみらい創造機構と共同
で設立したこの「GAPファンド」の運営を通じ、産学一体となった新規事業の創出を実現してい
くことで、大胆に新ビジネスを開拓し、当社のコーポレートスローガンである「前例のない場所へ。

踏み出していきます。
(*)GAPファンドについて

一般的に、大学における研究成果は学会での発表や論文作成等の学術目的で利用される傾向が
強く、研究成果の事業化・商業化をするためには追加試験や試作品製作、顧客ヒアリング等の研
究費以外の追加費用が必要となります。一方で、大学が拠出する研究者に提供する研究費や補助
金は、学術目的に使途が限定されており、社会実装に必要な費用に向けては拠出されません。そ
のため、大学の保有する知的財産や科学技術の事業化・商業化には大きな「GAP」があると言
われており、この「GAP」を超えるための資金の提供を目指す意味で「GAPファンド」と呼
ばれています。


【GAPファンド設立前後の比較】
(設立前)




(設立後)




以上


お問い合わせ先
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室 (担当) 吉田・斎藤
電話番号 03(5275)8891 URL http://www.fgl.co.jp/

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