ベステラ株式会社とのガスホルダー等の解体に関する業務提携契約締結のお知らせ

2022 年 12 月8日
各 位

会 社 名 三 谷 産 業 株 式 会 社
代表取締役社長 三 谷 忠 照
コード番号 8285(東証プライム・名証プレミア)
本社所在地 石川県金沢市玉川町1番5号
問い合わせ先
責任者役職名 専務取締役 財務担当
氏 名 西 野 誠 治
T E L 076( 233 )2151


ベステラ株式会社とのガスホルダー等の解体に関する業務提携契約締結のお知らせ


当社はこのたび、ベステラ株式会社(コード番号 1433:東証プライム)との間で、球形のガスホルダーおよ
びこれと用途が類する円筒形タンク等の解体に関する業務提携契約を締結しました。
ベステラ株式会社が保有する球形ガスホルダー等の解体工法に当社が保有する表面塗装剥離技術を活用する本
業務提携によって、両社は、ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl, PCB)含有塗膜を適正に処理し
安全かつ効率的な解体工事を進め、クリーンで持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
なお、本業務提携契約の締結が当社グループの連結業績に与える影響は軽微でありますが、中長期的に当社の
企業価値向上に資するものと考えています。今後、開示すべき影響等が判明した場合は、速やかにお知らせしま
す。


以上


(添付)
ベステラと三谷産業、ガスホルダー等の解体に関する業務提携契約を締結
Press Release
【報道関係各位】
2022 年 12 月8日
三谷産業株式会社
ベステラ株式会社


ベステラと三谷産業、ガスホルダー等の解体に関する業務提携契約を締結

三谷産業株式会社(本社:石川県金沢市/代表取締役社長:三谷 忠照、以下 三谷産業)とベステ
ラ株式会社(本社:東京都江東区/代表取締役社長:吉野 炳樹、以下 ベステラ)はこのたび、一般
的に「ガスタンク」と呼ばれる球形のガスホルダーおよびこれと用途が類する円筒形タンク等(以下
タンク)の解体に関する業務提携契約を締結しました。

PCB の特性、人体・環境への影響
ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl, PCB、以下 PCB)は、水難溶性、絶縁性、不燃
性等の特性を活かし塗料等の幅広い用途に使用されていました。各種タンクには、タンク本体の劣化
等を防ぐための塗膜処理を施す必要があり、タンクの劣化防止塗膜にも PCB 含有塗材が用いられて
いました。しかしながら、PCB の発がん性や皮膚障害等の毒性が明らかになり、PCB 生産は 1972
年に停止されました。その後も PCB 含有廃棄物が適正処理されず長期間保管された状態が続き、紛
失や漏洩による環境汚染が懸念されたことから、2001 年に「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処
理の推進に関する特別措置法」が施行され、近年は PCB 含有廃棄物の確実かつ適正な処理が推進さ
れています。今なお PCB 含有塗材が用いられたタンクは残存しており、タンクの解体に当たって事
業者には PCB 含有塗膜の適正な処理が強く求められています。

ベステラと三谷産業のコラボレーション
ベステラは、長年のプラント解体で蓄積した独自の解体技術・ノウハウを有し、ガスホルダーの解
体に関し特許第 6178131 号「大型貯槽の解体方法」
(いわゆる「リンゴ皮むき工法」)等の多数の特
許を成立させてきました。このような実績に基づき、ベステラは安全かつ効率的な解体工事を提供し
ています。一方、三谷産業は、インフラ構造物に適用する独自のブラスト処理技術の開発に成功して
います。

今回の業務提携により、三谷産業が保有するブラスト処理技術と、ベステラが保有する解体や PCB
処理の技術・ノウハウとを組み合わせ、タンク解体における PCB 含有塗膜の安全かつ適正な剥離と
効率的な解体施工が可能になると期待されます。三谷産業とベステラは、本業務提携に基づく事業を
通じて、解体工事に影響される業績の拡大と、クリーンで持続可能な社会の実現に貢献してまいりま
す。
参考1:PCB 含有塗膜剥離(ブラスト処理)のイメージ




左:マシンがタンク上を水平に移動・周回 右:マシン内では、塗膜に研磨剤を噴射、剥離で生じた粉塵等を吸引




参考2:タンク解体の様子




左:塗膜剥離(従来法) 中:塗膜剥離(三谷産業によるマシン式) 右:ベステラによる上半球の塗膜剥離が完了




(補足情報)
【ベステラ株式会社について】 https://www.besterra.co.jp/
ベステラは、プラント解体事業、PCB トランス解体事業、3D 計測サービス、人材サービスを展開し
ています。独自の経験に培われた技術力と、柔軟な発想力で、常に新しい技術を生み出しています。
安全を何よりも優先し、「より早く、より安く、より安全に」を合言葉にさらに安心を加えて、 常に
プロとしての責任を持って、時代やビジネス環境が求める新しい課題への革新的な提案を約束しま
す。


【三谷産業グループについて】 https://www.mitani.co.jp/
石川県金沢市で創業して 94 年、ベトナムで創業して 28 年の複合商社です。北陸、首都圏、ベトナ
ムを拠点に、 化学品/情報システム/樹脂・エレクトロニクス/空調設備工事/住宅設備機器/エネ
ルギーの6セグメントで事業を展開しています。商社でありながら、時にメーカーとして、また時に
コンサルタントとして、お客さまにとっての最適を追求するとともに、 「創業 90 年を越えるベンチ
ャー企業」として更なる進化へと挑戦しています。
2022 年 3 月期:連結売上高 84,427 百万円/連結従業員数 3,805 名



<お問い合わせ先>
■報道機関様:
三谷産業株式会社 経営企画本部 PR 企画室 TEL:03-3514-6003(担当:宮城)
■その他の事業者様:
三谷産業株式会社 ケミカル事業部 プロセス開発部 TEL:03-3514-6030(担当:濱口)





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