阪急うめだ本店×エプソン販売 店舗装飾の廃棄物量削減に向けた実証実験を共同で実施

報道関係者 各位
プレスリリース
2022 年 3 月 1 日
株式会社阪急阪神百貨店
エプソン販売株式会社


阪急うめだ本店×エプソン販売
店舗装飾の廃棄物量削減に向けた実証実験を共同で実施
- 業種を超えた取り組みで売場の環境配慮と魅力度アップを両立 -


株式会社阪急阪神百貨店(本社:大阪市北区、社長:山口俊比古)とエプソン販売株式会社(本社:東
京都新宿区、社長:鈴村文徳、以下エプソン)は、魅力的な売場を維持しながら店舗装飾の廃棄物量を削
減する手法のひとつとして、映像機器などを活用する実証実験を共同で実施しました。阪急うめだ本店
で、2021 年 11 月から 2022 年1月に計 4 回実施したイベントで映像装飾を活用、従来の使い捨て装飾
と比較し、約 14%の廃棄物(重量)が削減できました。今後は実証実験で得たデータや知見をもとに、
2022 年 6 月に同店で実施する大規模なイベントにおいて、両社で協力して新たな店舗装飾に取り組む予
定です。




実証実験を行った「SIXPAD」の売場風景

【実証実験の背景】
阪急うめだ本店は 2012 年の建て替えを機に、ストアコンセプトを「劇場型百貨店」と位置づけ、モ
ノを販売するだけでなくコト(文化的価値情報)を提供する新たな顧客体験の創出に力を入れていま
す。また近年は 2019 年からスタートした「Good For The Future」キャンペーンをはじめ、サステナ
ビリティへの取り組みに注力しており、その一環として同店の魅力のひとつである各階イベントスペー
スで排出される店舗装飾の廃棄物量削減に関してもリサイクル素材への切替えや間伐材の活用などの取
組みを強化してきました。




一方エプソンは、「お客様のもとでの環境負荷低減」につながる環境活動を推進しています。従来の
商品販売だけではなく自社商品が生み出す印刷物や映像などの成果物で、お客様のもとでの環境負荷を
低減しようと、エプソンの印刷技術と映像技術を組み合わせることで、環境への配慮と店舗の魅力的な
装飾の両立をめざしたプロジェクト「Sustainable Decoration Project(サステナブルデコレーション
プロジェクト)を立ち上げ、提案活動を進めてきました。
そして今回、両社のめざす方向が一致したことから共同で実証実験を実施しました。


【実証実験の概要】
○場所
阪急うめだ本店 8 階プロモーションスペース 81

〇対象イベント
1)2021 年 11 月 17 日(水)~2021 年 11 月 30 日(火)
:Smart Active & Rest
2)2021 年 12 月 1 日(水)~2021 年 12 月 14 日(火)
:自分のグリーンを愛しむ
3)2021 年 12 月 15 日(水)~2021 年 12 月 25 日(土)
:Words/GIFT
4)2021 年 12 月 26 日(日)~2022 年 1 月 4 日(火)
:Wellness Tech Room

○内容
1)壁面装飾の素材変更
イベントスペースに設置される期間限定の店舗壁面を構成する材料に着目し、環境に配慮した素材に
変更しました。これまで石油由来のスチレンボードのパネルと塩化ビニルの出力紙の組み合わせで構成
していた壁面素材を、固形燃料としてリサイクル可能な段ボールボードのパネルと合成紙の出力紙の組
み合わせへと変更。また、各イベント終了のたびに廃棄してきた運用から、出力紙をパネルに重ね貼り
することで、パネルを全イベントで継続的に活用。さらにイベント終了後は固形燃料として再利用する
運用へと変更しました。





2)液晶プロジェクターの活用:
店舗演出に液晶プロジェクターを導入し、よりインパクト・魅力のあ
る売場づくりを実現しました。なお、液晶プロジェクターの設置台は、
FSC(森林管理協議会)認証を取得した段ボールベースで製作した什器
を使用。再剥離可能な出力紙を用いることで、次回イベント開催時もデ
ザイン変更した出力紙を張り替えることができ、設置台を繰り返し使用
することが可能となりました。



設置台に段ボール素材の什器を採用。
〇結果
壁面装飾とプロジェクター什器をイベントの店舗装飾で活用した新しい装飾手法によるイベントの計
4 回の廃棄物量の合計と、類似した条件※下で開催された過去計 4 回の従来手法によるイベントの廃棄
物量の合計を比較検証しました。
結果、従来手法と比較して重量にして合計約 20Kg、約 14%の廃棄物量削減を確認しました。繰り返
し使用できる店舗装飾物を利用することで、廃棄物量の削減に一定の効果があることが実証できまし
た。また液晶プロジェクターを活用することで、足を止めて写真を撮るお客様もおられるなど、リアル
感、臨場感あふれる売場づくりに貢献しました。
※比較対象イベントの統一条件

1)壁面全面に出力物が貼られていること

2)展示スペースには造作什器が使用されていること

3)同一の場所であること



◆各社概要
株式会社阪急阪神百貨店
所在地:大阪市北区角田町 8-7
創立:2008 年 10 月 1 日
URL:https://www.hankyu-hanshin-dept.co.jp/


エプソン販売株式会社
所在地:東京都新宿区新宿 4-1-6 JR 新宿ミライナタワー29 階
設立:1983 年 5 月 20 日
URL:https://www.epson.jp/


報道関係者お問い合わせ先

エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 広報部 TEL:06-6367-3181





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