社内カンパニー「セキュリティ&ラボカンパニー」設立に関するお知らせ

社内カンパニー「セキュリティ&ラボカンパニー」設立に関するお知らせ

~サイバーセキュリティサービス事業立ち上げ~



株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:五味 勝、以下 東陽テクニカ)は、
このたび 2016 年 11 月 1 日付で、サイバーセキュリティサービス事業を早期に立ち上げるため社内カンパニー
「セキュリティ&ラボカンパニー」を設立いたします。



【社内カンパニー設立の狙い】
インターネットの社会インフラ化や東京オリンピックなどのイベントを契機にサイバーセキュリティに対する意識が高
まっています。巧妙化するサイバー攻撃から企業を守るために、信頼できるサービスパートナーの存在が益々重要
となっています。
そこで東陽テクニカは、従来の物販事業とは異なり、サイバーセキュリティサービス(役務)事業に特化した「セ
キュリティ&ラボカンパニー」を東陽テクニカの出資を受けた社内カンパニーとして設立し、新しい価値を提供すると
ともに、当社グループの業容拡大を図ります。


【社内カンパニーの概要】
「セキュリティ&ラボカンパニー」では、サイバーセキュリティサービスならびに無線通信端末ラボ試験サービスを提
供していきます。カンパニー推進の責任者(プレジデント)として IT サービス分野での豊富な経験と知見を有す
る櫻井俊郎氏を招聘しました。
サイバーセキュリティサービスは、東陽テクニカが持つ欧米を中心とした情報セキュリティ企業との連携に加え、
国家戦略としてサイバー先進国化がすすむイスラエル企業との関係を拡大、事業化をすすめ、サービスソリューシ
ョン型・エンジニアリング型のサービス提供を実現していきます。また中長期事業戦略のもと、「セキュリティ&ラボカ
ンパニー」独自のセキュリティサービスを提供すべく、サイバーリスク分析センター(CRA)※1 を設立します。最新
IT 技術(クラウド、OSS、機械学習、ビッグデータ解析)を利用し、クライアント企業に、より身近にかつリアルタ
イムにサービスを提供するとともに、ライフサイクル全般でのサイバーセキュリティサービスを提供していきます。
一方、無線通信端末ラボ試験サービスは 2015 年からドイツの DEKRA グループ※2 と連携して進めており、
サービス内容を拡充することによって、さらなる成長を目指します。今後 IoT や自動車通信モジュールといった新
しい通信デバイスメーカーに対して、国内外の法規制などへの適合試験、ならびに認定取得諸業務を一括して
請け負うことで、クライアント企業との密なパートナーシップを構築していきます。
DEKRA プロダクトテスティング&サーティフィケーション事業部のマーケット&セールス VP である Fernando E
Hardasmal 氏からのメッセージ。「セキュリティ市場における新しいイニシアチブを目指す東陽テクニカおよびセキ


ュリティ&ラボカンパニーの成功を祈っています。長年にわたって日本の ICT 市場、モバイルキャリア試験およびサ
ーティフィケーションサービスで素晴らしいパートナーとなることができた東陽テクニカと、新しい協力体制のもと、未
来に向かって邁進できることを期待しています。」



カンパニー名 セキュリティ&ラボカンパニー
事業内容 サイバーセキュリティサービス
無線通信端末ラボ試験サービス
設立時期 2016 年 11 月 1 日
(サイバーセキュリティサービス事業のサービス提供は
2017 年 4 月 1 日に開始予定)
カンパニープレジデント 櫻井 俊郎
要員規模 16 名(発足当初)
業績目標 2020 年 9 月期 30 億円




【櫻井俊郎 略歴】
国内大手 IT 企業で 38 年経験を持つ技術者。サービス型の新規事業立ち上げ、モバイル・AI などの新規
技術導入の実績があり、最終的な役職は常務取締役、技術統括最高責任者 CTO、情報システム戦略責任
者 CIO、品質統括最高責任者 CQE。また 1995-1996 年に米国シリコンバレーのシンクタンク(IFTF:
Institute For The Future)でのリサーチャー経験、ISMA(国際サービスマネージメント協会)、JNSA
(日本ネットワークセキュリティ協会)の理事・幹事の要職を歴任。


【成長戦略との関連性】
東陽テクニカの主要事業である輸入販売事業は、ターゲットとなる市場規模は比較的小さく、今後の市場規
模の拡大も見込みづらい状況です。そのため今後の当社の成長のためには、従来の事業モデルでのビジネスに
加え、計測関連サービスや付加価値型製品の開発など、事業領域の拡大が必要です。社内カンパニーの設立
により、成長する見込みのある事業を別組織として切り出し、必要な投資を行うことで早期に事業を開発・育成
する体制を構築していきます。また、カンパニープレジデントに経営に関する権限を委譲し責任を持たせることで、
組織としての自立を図り、早期の分社を目指します。
その他、既存事業の付加価値を向上させるための研究開発投資を促進するための新たな組織の設立につい
ても予定しています。



※1 クライアント企業のネットワーク環境から収集したデータを解析・診断し、最適なサービスを提供するセンター。
※2 1925 年設立。自動車や医療ならびに無線通信端末などの規格試験、安全試験、製品認証、部品試験、材料試
験、環境試験などを世界 50 カ国で展開する大手ラボ試験サービス企業。



<株式会社東陽テクニカについて>
東陽テクニカは、1953(昭和 28)年の設立時より「技術と情報」をキーワードに日本の技術発展に寄与す
ることを使命として、主として最先端の 「測るツール」 を欧米の電子計測器メーカーより輸入し、日本の研究・
開発者に提供してきました。さらに、「電子技術センター」における修理、校正、技術サポートや自社製品の開発、
「テクノロジーインターフェースセンター」で行うお客様向けの各種セミナー、トレーニングなどの取組みは、530 名を
超える全従業員の約 7 割を占めるエンジニアの技術力に裏付けられています。東陽テクニカはこれからも「“はか
る”技術で未来を創る」のスローガンのもと、「テクノロジーインターフェース」の使命を果たすべく努力してまいります。
東陽テクニカ Web サイト:http://www.toyo.co.jp/




★ 本件に関するお問い合わせ先 ★

株式会社東陽テクニカ セキュリティ&ラボカンパニー
TEL:03-3245-1245(直通) E-mail:SLC_Security@toyo.co.jp


※本ニュースリリースに記載されている内容は、発表日現在の情報です。製品情報、サービス内容、お問い合わせ先など、予告なく
変更する可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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