藤森工業と大阪大学大学院工学研究科、「バイオものづくり社会実装(藤森工業)共同研究講座」を設置

2023 年 11 月 7 日



藤森工業と大阪大学大学院工学研究科、

「バイオものづくり社会実装
(藤森工業)
共同研究講座」を設置


藤森工業株式会社




藤森工業株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:布山 英士、以下 藤森工業)
と国立大学法人大阪大学大学院工学研究科(本部:大阪府吹田市、総長:西尾章治郎、以下
大阪大学大学院工学研究科) 培養製品の社会実装に向けて商用ベースでのコストダウン
は、
に繋がるスケールアップ、高効率な培養技術の研究開発を目的として、
「バイオものづくり

社会実装(藤森工業)共同研究講座」を大阪大学大学院工学研究科に設置し、研究活動を開
始しました。


藤森工業は、次世代バイオ医薬品製造技術研究組合(MAB 組合)への参画により動物細
胞培養技術を確立し、紀ノ岡正博教授(大阪大学大学院工学研究科 テクノアリーナ 最先
端研究拠点部門 イノベーション拠点 紀ノ岡細胞製造コトづくり拠点長)との共同研究を
通じて、再生医療用ヒト細胞の大量培養の実績(ヒト間葉系幹細胞の 100ℓ 培養やヒト iPS
細胞の 10ℓ 培養など)となるスケールアップ・大量製造技術の実装を推進してきました。
これらの取り組みと実績をさらにコア技術として積み上げると共に、社会実装に必要な
製品の安全性等のルールを科学的な観点から提案するため、大阪大学大学院工学研究科に
共同研究講座を設置しました。紀ノ岡細胞製造コトづくり拠点長の紀ノ岡正博教授がメン
ターとなり、大阪大学大学院工学研究科が掲げる「Industry on Campus」のもと、産学連
携の取り組みにより集まる知を活用して、培養肉の原料となる細胞やバイオプラスチック
を産生する微生物の培養スケールアップ・高効率培養方法の研究開発を行います。なお、
微生物については本田孝祐教授(大阪大学生物工学国際交流センター、分子微生物学研究
室)、培養肉については松崎典弥教授(大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻)と共同
して、組織横断的に培養技術の開発に取り組みます。


※バイオものづくりとは、最先端のバイオ技術などにより、微生物や細胞などが従来保
有する物質の生産能力を増加したり、新しい目的物質の生産能力を獲得したりする、ある
いは酵素分解などにより目的物質を得るといったテクノロジーです。医薬品や食品にとど
まらず、化学品、素材、繊維、燃料など多様な産業領域での活用が見込まれています。
■共同研究講座の概要
名称 :バイオものづくり社会実装(藤森工業)共同研究講座
研究場所 :大阪大学大学院工学研究科
期間 :2023 年 10 月~2026 年 9 月(3 年間)
研究体制 :大阪大学大学院工学研究科 紀ノ岡正博教授がメンター教授、
藤森工業から村岡仁が特任准教授(常勤)
、松吉祐児・島田弘輝が招へい研究
員として研究開発に従事します。




■本件に関するお問い合わせ先
藤森工業株式会社
社長室 ブランディング推進グループ
URL : https://www.zacros.co.jp/contact/




※関連ニュースリリース
 「細胞性和牛肉の社会実装に係る研究開発」 NEDO
が 「バイオものづくり革命推進事業」
に採択
 https://ssl4.eir-parts.net/doc/7917/tdnet/2346830/00.pdf


 マレーシアにおけるバイオマス由来・海洋分解性樹脂 パイロットプラント竣工のお知
らせ
 https://ssl4.eir-parts.net/doc/7917/tdnet/2314441/00.pdf


 藤森工業が参画する藻類産業構築プロジェクト『MATSURI』
、NEDO の総額 500 億円規
模の基金事業採択のお知らせ
 https://ssl4.eir-parts.net/doc/7917/tdnet/2254964/00.pdf




以上

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