日本航空電子工業株式会社と共同開発したAgメッシュ配線ガラス基板の量産化について
2018 . 3 / 1
報道 各 位
日本航空電子工業株式会社と共同開発した
Agメッシュ配線ガラス基板の量産化について
メッシュ幅 : 4μm
光村印刷株式会社は、日本航空電子工業株式会社と車載仕様の投影型タッチパネル向けに、銀粒子を分散させた導電性
を有する感光性材料を用い、ガラス基板上に配線を直接形成する量産技術を確立いたしました。
日本航空電子工業株式会社(以下、
航空電子)は、以下の市場動向に対応するため、当社と本件の開発を行いました。
自動車のIoT化により、
・ 車内で扱う情報量が多くなり、車載用ディスプレイの搭載数は今後ますます、拡大する
方向にある。
情報表示は、
・ 中央に配置されるCID
(センターインフォメーションディスプレイ)の形となり、ディスプレイは
大型化する。
そこに取り付けられるタッチパネルも大型化に対応することにより、
・ 需要拡大となる。
当社は本技術をもって、
航空電子が販売するタッチセンサーに使用されるガラス基板を航空電子に供給することになり
ました。
航空電子と協力し、長年培ったフォトファブリケーション技術を用いて、他に先駆けより良い製品をお客様へお届け致
します。
本製品は、2018年9月より量産開始を予定しております。
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【製品の特長】
表示部メッシュ幅 4μm
(人間の目では不可視とされる線幅)
正確な再現性 フォトファブリケーションを用いた加工。
低抵抗比率 従来製品より、
抵抗比率は大幅に低下。
ディスプレイの大型化への対応が容易。
高外観品位 メッシュ構造にて低抵抗化と両立。
スループット 露光/現像の材料と条件を徹底的に最適化。
一括露光を可能にしたため、
一般的なフォトレジストのスループットと大差なしとなっている。
高温高湿試験 車載用途に求められる85℃/85%に対応。マイグレーションの発生は、
航空電子と構造設計の点で協議を重ね、
対策を実施。
本件に関する問い合わせ先
光村印刷株式会社
FPS本部 岡崎 電話 0287-29-2610
HPアドレス http://www.mitsumura.co.jp/
<ご参考>
日本航空電子工業株式会社
本社所在地 東京都渋谷区道玄坂1-10-8
代表者 小野原 勉
HPアドレス http://www.jae.com/
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