「第10回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ

2019 年 1 月 15 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 プ ロ ネ ク サ ス
代表者名 代表取締役社長 上 野 剛 史
(コード番号 7893 東証第一部)
問 合 せ 先 取締役執行役員 社長室長 大 和 田 雅 博
電話番号 03-5777-3145

「第10回プロネクサス懸賞論文」受賞作品決定のお知らせ
株式会社プロネクサスは、資本市場の健全な発展に寄与することを目指し、2009 年から開始した
「プロネクサス懸賞論文」を本年も引き続き実施いたしました。このたび、受賞作品が決定いたしまし
たので、下記のとおりお知らせいたします。
なお、当該懸賞論文は株式会社日本取引所グループ及び株式会社東京証券取引所のご後援をいただい
ております。

1.選考結果の概要
「上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究および提案」
というテーマに対して、14 本の論文の応募があり、審査委員会にて厳正かつ多面的に検討を行い、優秀
賞1本、佳作3本の論文を選定いたしました。

2.第10回審査結果:受賞者及び受賞論文名
優秀賞 1本
遠山 幸世(一橋大学 商学部4年)
濱崎 加奈子(一橋大学 商学部4年)
「取締役スキル開示の日米比較と日本企業への改善提言」
佳 作 3本
天野 良明(京都大学大学院 経済学研究科)
「のれんの規則的償却の是非に関する提言-会計基準のリアル・エフェクトの観点から-」

黒﨑 菜緒(北九州市立大学 経済学部3年)
小野 晶絵(北九州市立大学 経済学部3年)
「株主総会開催タイミングと株主総会招集通知のデザイン変更は株価の情報反映度を
高めるか?-株主総会開催タイミングと株主総会招集通知のデザインに対する提言-」

小関 安伸(東北学院大学 経営学部4年)
佐々木 美穂(東北学院大学 経営学部4年)
「統合報告書の開示実態調査-ガイドラインと CSR・サスティナビリティ情報に
焦点を当てて-」

3.受賞論文の概要
優秀賞である遠山幸世氏と濱崎加奈子氏の共著「取締役スキル開示の日米比較と日本企業への改善提
言」では、取締役のスキル多様性に焦点を当て、その開示状況について日本企業の開示実態を米国企業
と比較し、日本企業のスキル多様性のあり方や開示方法について改善案を提言しています。
また、第1の佳作 天野良明氏の「のれんの規則的償却の是非に関する提言」では、IFRS(国際会計基
準)や米国会計基準がのれんの規則的償却をせず、減損テストによる減損損失計上基準を採用している
のに対し、国内会計基準がのれんの規則的償却処理を続けている点に着目し、会計基準が企業の実体的
な意思決定に重大な影響を及ぼすと想定して、規則的償却の有無に関する是非を論じています。
第2の佳作 黒﨑菜緒氏と小野晶絵氏の「株主総会開催タイミングと株主総会招集通知のデザイン変更
は株価の情報反映度を高めるか?」では、株価の情報反映度の観点から、株主総会招集通知のデザイン
変更や株主総会開催タイミングが株式市場にどのような影響を及ぼしているかを検討しています。
最後に、第3の佳作 小関安伸氏と佐々木美穂氏の「統合報告書の開示実態調査」では、統合報告書を
開示する企業が参考にするガイドラインを調査し、統合報告書開示前後の開示書類の実態を分析してい
ます。


次回、第 11 回目の「プロネクサス懸賞論文」につきましては、大学のゼミ生等がグループで応募でき
るよう団体部門を新設いたします。

【ご参考/第11回募集要項】
1.テ ー マ:上場会社のディスクロージャー・IRをより効果的、効率的なものにするための研究
および提案(実証結果を出すための実証分析は不可。なお、提案を補強するための
実証分析を論文の一部に含めることは可。また、IRの具体的な表示方法等の工夫
を提案することも可とする。)
2.応募締切日:2019年10月20日(日)
3.応 募 資 格:【部門Ⅰ】
40歳以下(2019年10月20日現在)の日本在住の方。大学生・大学院生・研究者・一般
社会人等。個人または2名による共同研究。
【部門Ⅱ】(新設)
同一大学の大学生グループ(XX大学XXゼミナール、XX大学XX研究会等のグル
ープ名を明記すること)。代表者1名と共同研究者の合計10名以内。
なお、応募部門がⅠまたはⅡであることを明記する。
4.懸 賞 金 額:部門Ⅰ及び部門Ⅱともに最優秀賞50万円、優秀賞30万円、佳作10万円
5.審 査 方 法:下記の審査委員で構成する審査委員会で審査を行います。

千葉商科大学会計大学院 教授
委 員 長 黒川 行治
慶應義塾大学名誉 教授
委 員 会計教育研修機構 代表理事専務・事務局長 新井 武広
委 員 早稲田大学商学学術院 教授 川村 義則
委 員 早稲田大学大学院経営管理研究科 教授 小宮山 賢
委 員 株式会社バリュークリエイト パートナー 佐藤 明
委 員 青山学院大学大学院 教授 多賀谷 充
委 員 株式会社プロネクサス 取締役会長 上野 守生
(敬称略)
6.後 援:株式会社日本取引所グループ・株式会社東京証券取引所

【本件に関するお問合せ先】
株式会社プロネクサス
プロネクサス総合研究所 懸賞論文係 福永・小林
TEL:03-5777-3032(平日9:00~17:30)
E-mail:souken@pronexus.co.jp
◎ 詳細は、弊社プロネクサス総合研究所ホームページをご参照ください。
https://www.pronexus.co.jp/home/souken/index.html
以 上

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