AI技術によるアナリスト・レポート分析の実証研究結果の公表について

平成 30 年 3 月 26 日
報道関係者各位
株式会社アイフィスジャパン



AI 技術によるアナリスト・レポート分析の
実証研究結果の公表 について
∼研究成果の応用により、市場平均を上回るリターンの獲得が判明∼



金融情報サービスを提供する株式会社アイフィスジャパン(本社:東京都千代田区 代表取締役:大沢
和春、以下「アイフィスジャパン」)は、資産運用分野における AI 技術の応用可能性を探るため、成蹊
大学理工学部 酒井浩之 准教授、東京大学大学院 工学系研究科 システム創成学専攻 坂地泰紀 助教と
共同で、自然言語分析と AI によるアナリスト・レポートの実証分析を実施し、その成果を第 20 回 人工
知能学会 金融情報学研究会にて発表しましたので公表します。


近年、インターネット上のニュースや SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、また新聞
記事、企業の開示情報などに含まれるテキスト情報を AI 技術やテキストマイニングにより解析し、その
結果を投資先選定に活用する動きが広まってきています。


アイフィスジャパンでは、これまでも酒井准教授、坂地助教と共同で、AI 技術によりアナリスト・レ
ポートから重要情報を抜き出す手法や、アナリスト・レポートの内容をもとにポジティブ/ネガティブ
に分類する技術等を開発してきました。
今回、これらの研究成果の資産運用分野での応用可能性を探るため、発行されたアナリスト・レポー
トをポジティブ/ネガティブに分類し、その後の株式リターンとの関連性を検証したところ、市場平均
を上回るリターンを獲得できる可能性があることが判明しました。本成果は、2018 年 3 月 20 日開催の人
工知能学会 金融情報学研究会にて発表されております。


アイフィスジャパンでは、本研究成果により得られた知見を活用し、お客様向けのサービスに順次実
装することで高い付加価値を提供してまいります。また、引き続き大学など外部との共同研究を進め、
資産運用業界の更なる拡大と発展に貢献してまいります。
AI により分類された銘柄によるポートフォリオのパフォーマンス


AI
ポートフォリオ







TOPIX























「AI ポートフォリオ」は、AI により発行されたアナリスト・レポートごとにポジティブ/ネガティブを
判定し、その分類によるパフォーマンス特性を反映する形でポートフォリオを構成したものです。その
パフォーマンスは、平均騰落率が TOPIX を上回る結果を示しております。




◆ 株式会社アイフィスジャパンについて
上場市場:東京証券取引所 第一部(証券コード:7833)
代表者:代表取締役 大沢和春
所在地:東京都千代田西神田3-1-6 日本弘道会ビル
設立:平成7年5月
資本金:3億8,251 万円(平成29年12月31日現在)
従業員数:連結171名(平成29年12月31日現在)
主な事業の内容:金融情報サービス
・証券調査レポートの電子配信サービス
・企業業績予想およびコンセンサスデータの提供サービス
・金融・財務関連ドキュメントの制作およびプリンティングサービス
・金融機関向けシステムインテグレーションサービス
ホームページ:http://www.ifis.co.jp/




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社アイフィスジャパン 経営管理グループ
IR 担当 大澤 TEL 03−5275−6334

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