当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について

2017 年7月 28 日
各 位
会 社 名 オリンパス株式会社
代表者名 代表取締役社長執行役員 笹 宏行
(コード:7733、東証第1部)
問合せ先 広報・IR部長 百武 鉄雄
(TEL.03-3340-2111㈹)




当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について


当社は、当社「コーポレートガバナンスに関する基本方針」※に基づいて、取締役会の自己評価を
実施し、取締役会の実効性に関する分析・評価を実施いたしましたので、その結果の概要をお知ら
せいたします。


※ 「コーポレートガバナンスに関する基本方針」
(2015 年6月制定、2017 年6月改訂)
https://www.olympus.co.jp/company/governance/pdf/basic_policy_for_corporate_governanc
e_jp.pdf


1. 取締役会評価の実施および公表の背景
当社は、実効性あるコーポレートガバナンスを実現することを目指し、2015 年6月に「コー
ポレートガバナンスに関する基本方針」※を定めました。基本方針の項目「4.取締役会等の
責務 ⑬取締役会評価」において、当社は取締役会で毎年、取締役会全体の実効性を評価し、そ
の結果の概要を公表することとしています。
当社は 2015 年から取締役会全体の実効性の評価および結果概要の公表を行っており、今回で
3度目となります。


2. 評価の方法
(1) 取締役会および各委員会(指名委員会・報酬委員会・コンプライアンス委員会)の実効性
や投資家および株主との関係等に関する質問票をすべての取締役(11 名)および監査役
(4名)に配布し、回答を得ました。そして、その回答内容を踏まえ、当社取締役会は取
締役会の実効性に関する分析および評価を行いました。
(2) 取締役会評価の質問票の大項目は以下のとおりです。
① 取締役会の機能の発揮について
② 取締役会の構成および運営状況について
③ 重要な委員会について
④ 社外取締役に対する支援体制について
⑤ 監査役の役割に対する期待について
⑥ 投資家・株主との関係について



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3. 分析および評価結果の概要
① 取締役会の機能の発揮について
経営戦略の方向性、重要な案件の意思決定、執行に対する客観的な監督という取締役会の
主要な機能について十分に機能を発揮しており、取締役会の実効性が確保されている。
② 取締役会の構成および運営状況について
取締役会の構成については適切な規模、構成(社内外の比率、社外役員の構成含む)であ
り、また、その運営状況は、適切な頻度、議題上程がされ、オープンで活発な議論がなさ
れている。一方、取り上げる議題は、経営視点からより重要な課題を厳選すること、改善
の途上ではあるが提案資料はより論点を整理したものにすべきことが課題として挙げられ
ている。また、今後、取締役会で議論すべき問題として、グローバル経営のあり方、グ
ローバルでの内部統制等が挙げられている。
③ 重要な委員会について
指名、報酬、コンプライアンスの各委員会もその求められる役割を適切に果たしている。
一方、検討を要する事項として、より広い意見を反映するために指名および報酬委員会の
規模(人数)
、構成がある。
④ 社外取締役に対する支援体制について
社外取締役が議論をする上で必要な研修・教育や情報の提供が十分になされている。
⑤ 監査役の役割に対する期待について
監査役の存在が取締役会の実効性の向上に貢献している。
⑥ 投資家・株主との関係について
資本市場における当社に対する評価の取締役会へのフィードバックも適切に行われ、資本
市場へ当社の長期的競争優位性も伝えられている。


4. 取締役会の実効性に関する評価結果を踏まえた今後の取り組みについて
2017 年3月期の取締役会評価を踏まえ、取締役会で今後の取り組みについて議論した結果、
・ グローバルマネジメントのあり方(取締役会のあり方を含む)等に関する議論の活性化
・ 各委員会により広い意見を取り入れる方法の検討
について課題として抽出しました。当社取締役会は、過去の改善の取り組みを継続するととも
に、これらの課題についてその対応策を立案・実施することで、取締役会の実効性をさらに高
めてまいります。




以上




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