マイクロ流路型遺伝子定量装置GeneSoCの新発売について



News Release


2019 年 10 月 29 日

マイクロ流路型遺伝子定量装置「GeneSoC®」の新発売について

アズワン株式会社(本社:大阪府大阪市西区、社長:井内 卓嗣、以下アズワン)は、
このたび、杏林製薬株式会社(本社:東京都千代田区、社長:荻原 茂、以下杏林製薬)の
「マイクロ流路型遺伝子定量装置 GeneSoC®」(以下、GeneSoC®)および専用測定チッ
プを研究用機器として 11 月 11 日より新発売いたします。また、GeneSoC®専用測定試
薬については、順次発売する予定です。
当社は、プロモーション活動に関して杏林製薬と共同で行うとともに、当社の有する全
国の販売ネットワークを通じて販売を行います。


GeneSoC®は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、「産総研」)が開発したマ
イクロ流路型サーマルサイクル技術※1 を応用し、杏林製薬が産総研と共同で開発した短時
間(5‐15 分程度)で試料中のターゲット遺伝子を同定することができる、小型の超高速
遺伝子定量装置です。本装置は迅速・適確・簡便にヒト・動植物・微生物や薬剤耐性遺伝
子等を同定できる超高速遺伝子定量装置として、基礎・臨床研究ならびに感染症をはじめ
とする各種検査・診断分野への応用が期待されます。


アズワンは、GeneSoC®を研究用マーケットに投入することにより、研究開発現場にお
ける課題の解消および実験の効率化をご提案し、研究現場における新たなソリューション
の提供を通して研究の進展に貢献してまいります。


「GeneSoC®」製品概要
・超高速定量的 PCR※2 技術に基づく迅速な遺伝子検出(5‐15 分程度)
・POCT ※3 を見据え小型化された卓上 PCR 装置




広報 IR 部
〒550-8527 大阪府大阪市西区江戸堀2-1-27 電話番号 06-6447-1210(代表)


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※1 マイクロ流路型サーマルサイクル技術 : 複数のヒーター上に接した微小流路(専用測定チップ)内にて測

定試料を繰り返し往復移動させることによって PCR を行う技術。

なお、杏林製薬は本技術に関する独占実施権を産総研より許諾さ

れております

※2 PCR(Polymerase Chain Reaction) : ポリメラーゼ連鎖反応のことで、遺伝子を増幅させる技術

※3 POCT(Point of Care Testing) : ベッド(患者)サイドで医療従事者が行う検査



以上
参考資料

●杏林製薬株式会社について
設立:1923 年
社長:荻原 茂
売上高:997 億 36 百万円(2019 年 3 月期)
従業員:1567 名(2019 年 3 月末現在)
事業内容:医薬品の製造販売
概要:患者さんや医療に携わる方々から信頼され、社会に存在意義を認められる健康貢献
企業を目指して、特定領域におけるプレゼンス向上とグローバルな自社新薬の創製に取り
組んでいます。営業においては 呼吸器科、耳鼻科、泌尿器科を中心とするユーザーに重点
化する FC(フランチャイズ・カスタマー) 戦略の展開、創薬においては選択と集中を進
め、重層的なプログラム開発への取り組みと共に外部創薬テーマの積極的な探索・導入を
行なう等、ファースト・イン・クラス創薬に向けた活動を展開しています。


●アズワン株式会社について
1933 年(昭和 8 年)、井内盛栄堂商舗として創業。2001 年東証一
部上場を機に、アズワン株式会社に社名変更しました。研究・産業・
医療分野の 400 万点近い品揃えをカタログ・WEBを媒体としなが
ら販売店経由で販売する独自のビジネスモデルを展開する、理化学機
器の総合商社です。研究者の求める専門的かつ広範な商品・サービ
ス 情報の流通の要となり付加価値を提供することで科学技術の発展

に貢献しております。
参考URL https://www.as-1.co.jp/




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