株式会社コズレとの資本業務提携に関するお知らせ

2021 年 12 月 15 日
各 位
会社名 ブロードマインド株式会社
代表者名 代表取締役社長 伊藤 清
(コード番号:7343 東証マザーズ)
問合せ先 取締役 鵜沢 敬太
(TEL 03-6687-1318)



株式会社コズレとの資本業務提携に関するお知らせ


保険・証券・住宅ローンと複数の金融商品を横断して1社で取り扱い、ライフプランニングをもとにした金
融コンサルティングを行うブロードマインド株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長:伊藤 清、証
券コード:7343、以下:当社)は、本日、株式会社コズレ(本社:東京都千代田区 代表取締役:田中 穣二
郎、以下:コズレ)と業務提携を行うと共に、コズレ社の発行する優先株式の引き受けによる資本参加を決定
いたしましたので下記の通りお知らせいたします。





■資本業務提携の背景・目的
当社の競争優位性の 1 つに、主に大手クレジットカード会社や Fintech 企業、ライフイベント関連事業会
社、官公庁・団体等との提携による見込み客の継続・安定的な確保が挙げられます。中心となるマーケット
は子育て世代も含めたファミリー層であり、当該顧客層に対し、長期的な顧客関係を構築する中でライフイ
ベント固有のニーズに応じた包括的な金融ソリューションを提供し、顧客 LTV を向上させることが当社成長
戦略の骨子の 1 つであります。
また、提携による見込み客の確保がビジネスモデル上の優位性である一方で、インバウンド型のチャネル
を育成することによる収益性の高い自社マーケティング体制の構築も戦略上重要なテーマとなっておりま
す。
このように、
「安定した見込み客の獲得と収益性向上の両立」のほか、
「ライフプランデータ等の顧客デー
タの活用を通じたマーケティング活動の強化」が成長戦略のポイントとなっております。
今回の資本業務提携の相手先であるコズレは、良質なマーケットである子育て世代にフォーカスした Web
メディアを運営しているほか、会員データ基盤を独自で構築しており、Web マーケティングに関する深い知
見と、データベースマーケティングに関する高度な知見・技術力を有しておりますが、コズレの強みを協業
の中で活かすことで、自社マーケティング体制の強化が期待されます。
また、コズレはより高度な会員データ基盤である CDP※の構築を進めており、構築の段階から金融分野に
おけるパートナーとして参画することで、プラットフォームの価値向上に向けた取り組みを両社で加速させ
ることも期待されます。
以上を背景に、
「Web マーケティングの強化を軸とした、安定した見込み客獲得と収益性向上の両立」
「CDP
の価値向上を通じた新たな収益機会の共創」のほか、強固なパートナーシップの下で両社のビジネスの拡大
を目的とし、コズレとの資本業務提携を決定いたしました。


※CDP:Customer Data Platform の略称で、プラットフォームを運営する企業が取得したデータと外部データ(CDP を利用する企業等

のデータ)が 1 人の顧客に紐づけ・統合されたデータ基盤を指します。




■資本業務提携の内容
出向による人材交流を図りながら、以下の取り組みを実施してまいります。
(1)コズレが保有する子育て世代会員データを活用した当社サービスのマーケティング
90 万会員を有する cozre 会員データに対し、当社サービスを訴求してまいります。


(2)当社運営 Web メディアのユニークユーザ数最大化に向けた協業
コズレ社が運営する月間利用者数 340 万人の Web メディア「cozre マガジン」の運営ノウハウを当社
メディア運営にも展開。インバウンド型チャネルとしての当社メディアの育成を通じて自社マーケ
ティング体制を強化してまいります。


(3)コズレ CDP の価値向上への参画
One to One マーケティングの重要性が高まる中、また 2022 年 4 月の個人情報保護法改正の中で予定
されている広告規制を背景に、CDP の優位性は益々高まっていくことが予想されます。
当社が企画開発したライフプランニング Web サービス「マネパス」では、収支や資産の見通しに関
するデータのほか、予定しているライフイベントに関するデータ等、「家庭の将来に関するデータ」
を有しておりますが、CDP への組み込みにより、マーケティングプラットフォームとしての CDP の価
値向上に寄与するものと期待されます。
このように、CDP 構築の段階から当社が金融分野におけるパートナーとして参画することで、CDP
を軸とした新たな子育て商圏の創造・収益源の共創を目指してまいります。
■CDP 構想のイメージ

CDPの持つ可能性 CDPを軸とした子育て商圏の共創


金融
● One to Oneマーケティングの重要性の高まり
消費財 不動産
(ベビー用品等)
● 個人情報保護法改正(2022年4月)による3rd Party Cookieを
● 活用した広告の規制(ITP規制)

● 他方でコズレのCDPは、cozre会員の取得同意を得た個人情報
● (1st Party Cookie)を基盤としている
食品 CDP 美容

CRM基盤としての優位性が、3rd Party Cookieを軸とした
DMP(Data Management Platform)から、CDPに移る
可能性
健康 etc

教育



「子育て」というテーマに絞って顧客の解像度を上げ マーケティングプラットフォームとして業界横断的
他のマーケティングプラットフォームには無い価値を共創する にデータを連携。子育て領域での収益共創を実現



(4)コズレにおける金融ビジネス支援
当社の金融ビジネスに関する知見を提供し、コズレ内での収益機会の創出を図ってまいります。




■資本業務提携先の概要
(1)名称 株式会社コズレ
(2)所在地 東京都千代田区霞が関 3-3-2 新霞が関ビル 18F(1801B 号室)
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 田中 穣二郎
(4)事業内容 ・cozre マガジン~子育て世帯向けナレッジシェアメディアの運営
・cozre コミュニティ~子育て世帯向けお出かけコミュニティの運

・子育て世帯ターゲットのデジタルマーケティング支援
・子育て世帯ターゲットのマーケティング・リサーチ
・子育て世帯向け事業やビジネスを変革する DX ソリューション
(5)資本金 1億円
(6)設立年月日 2013 年7月1日
資本関係 該当事項はありません。
(7)上場会社と当該会社と 人的関係 該当事項はありません。
の間の関係 取引関係 該当事項はありません。
関連当事者への該当状況 該当事項はありません。
※本資本業務提携は適時開示には該当しないため、「大株主及び持分比率」及び「当該会社の最
近3年間の連結経営成績及び連結財政状態」につきましては、非開示といたします。
■今後の見通し
本件が当社グループの 2022 年3月期の業績に与える影響は軽微であります。




以 上

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