「トップコートレスホットスタンプグリル」が新型LEXUS LMに採用

News Release
2023 年 10 月 20 日



「トップコートレス ホットスタンプグリル」が
新型 LEXUS LM に採用
~省工程化による CO2 削減で、カーボンニュートラル実現に寄与~
豊田合成株式会社(本社:愛知県清須市、社長 兼 CEO:齋藤克巳)は、新たに開発したホットスタンプ
技術※を用いたフロントグリルを市場投入し、トヨタ自動車株式会社の新型 LEXUS LM に採用されました。
今回、当社が開発した技術を用いたグリルでは、製品に転写する箔の改良により、従来、風雨や紫外線
などによる劣化を防ぐために必要とされていたトップコートの塗布を不要にしました。樹脂材料の知見を活か
し、箔の保護層に高耐候性樹脂を適用、さらに厚膜化することで、従来品と同等の耐久性を実現していま
す。トップコートの塗布工程が不要になることで、生産時の CO2 排出量を 2 割削減でき、またコーティング材
料が不要になることで省資源化にもつながります。
今後も当社は、2030 年までのカーボンニュートラル実現に向けて製品・工程の環境負荷低減を進めるとと
もに、車のグレードに応じた、多様な製品の実現に寄与する加飾の開発に取り組んでいきます。

※ 熱で製品に箔を転写し金属調の質感を付与する技術で、
突起部など表面積が狭い箇所へのスポット加飾が可能。

<LEXUS LM のフロントグリル>




今回開発した技術による
加飾の拡大写真(赤点線内)




<トップコートレスホットスタンプ技術のポイント>
【従来】 【今回】
①高耐候性樹脂の適用
トップコート層 箔を転写した ②層の厚膜化
表面の劣化を防止
保護層
保護層
金属層
箔部分 金属層
接着層 接着層 トップコートの不要化により
フロントグリルの表面
生産時の CO2 排出量 ▲2 割
フロントグリルの表面




お問い合わせ先:豊田合成(株) 経理部 森田・清水 Tel. 052-400-5131

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