月経血幹細胞の再生医療への応用に関する当社の取り組みについて

Press Release
各位
2022 年 9 月 13 日
会 社 名 株式会社ステムセル研究所
代表者名 代表取締役社長 清水 崇文
(コード番号:7096 東証グロース)
問合せ先 執行役員/総合企画本部長 佐藤 英明
TEL. 03-5408-5270


月経血幹細胞の再生医療への応用に関する当社の取り組みについて

株式会社ステムセル研究所(本社:東京都港区、代表取締役社長:清水崇文、以下「当社」)は、
神宮外苑 WomanLifeClinic と提携し、月経血幹細胞の再生医療への応用及びバンキング事業を
今年度中を目途に開始することとなりましたので、お知らせいたします。月経血幹細胞の治療及び
バンキングが進み、開発が加速することで、幅広く女性の健康に貢献することが可能となります。
なお、2022 年 9 月 18~19 日の 2 日間で開催される「国際栄養医学シンポジウム 2022(日本オーソ
モレキュラー医学会 第 4 回総会)」において、月経血幹細胞の再生医療及びバンキングについての
講演が下記要領にて行われます。


演題:
「月経血幹細胞と再生医療:治療と細胞バンキングに関して」
日時:2022 年 9 月 18 日 (日) 14:00(予定)
演者:神宮外苑 WomanLifeClinic 院長 伊沢 博美先生


<月経血幹細胞とは>
月経血幹細胞とは、いわゆる生理で排出される血の中に含まれる幹細胞です。幹細胞は自ら成長
因子を出し周囲の細胞を元気にするほか、ダメージを受けた組織を修復し体を守ります。月経血は
もともと赤ちゃんのベッドとして用意されたもので、幹細胞を豊富に含んでいます。
2007 年にその有望性が報告され、現在、様々な疾患への効果だけでなく、不妊治療分野での応用
が期待されています。最大の特徴としては、月経血カップを用いて非侵襲的に細胞が採取できること
です。動物実験でも卵巣機能を改善する報告が得られており、成長因子の分泌および卵巣の細胞の
活性化を介して、卵巣の機能低下に伴う症状の改善が期待されています。


<講演概要>
神宮外苑 WomanLifeClinic では、再生医療等安全性確保法下で日本初となる『卵巣機能低下に
対する自家月経血由来幹細胞の静脈投与』を 2020 年より開始しています。また、"人生 100 年時代"
に起こりうる様々なライフイベントに備え、月経血幹細胞のバンキングシステムを構築し、将来の
治療の選択肢を増やすことを視野に入れています。
伊沢氏は、月経血幹細胞臨床研究会を 2022 年に発足しております。今後、症例報告や、培養方
法、治療の課題など、多くの話題を取り上げていくことで、月経血幹細胞治療の可能性を広げてい
くことを検討されています。
※当提携が業績に与える影響は軽微であります。




Press Release
■ 神宮外苑 WomanLifeClinic
女性の体の状態にあわせて、必要な医療を提案する「女性内科外来」をはじめ、更年期における
内科診療や月経に関連する婦人科疾患にも対応し、女性が抱える総合的な悩みに幅広い診療内容で
アプローチしています。また、再生医療や上清治療といった自費での診療にも積極的に取り組んでお
り、提案できる医療の中から医学知識をベースに患者様に治療提案を行うための診療スタイルを大切
にしております。


■ 会社概要
株式会社ステムセル研究所は、再生医療・細胞治療を目的とした、「さい帯血」や「さい帯」等
の周産期組織由来の細胞バンク事業及び、それらの細胞を利用した新たな治療法、再生医療等製品
の開発、そしてこれらの事業基盤をベースにした再生医療・不妊治療・出産・子育て等の領域での
事業開発及び投資等の事業展開を行っております。


設 立 年 月 日 : 1999 年 8 月 5 日(東証グロース上場:7096)
資 本 金 : 7 億 480 万円
代表取締役社長 : 清水 崇文(しみず たかふみ)
本 社 : 〒105-0004 東京都港区新橋 5 丁目 22 番 10 号 松岡田村町ビル 2 階
T E L : 03-5408-5279
グ ル ー プ 会 社 : 日本トリム(東証プライム上場:6788)
ホ ー ム ペ - ジ : https://www.stemcell.co.jp/corporate/



【本件に関する報道関係のお問い合わせ・ご質問はこちら】
株式会社ステムセル研究所
執行役員/総合企画本部長 佐藤 英明
TEL:03-5408-5270 / MAIL:stemcell@stemcell.co.jp





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