第17期 中間株主通信

証券コード:7059




2023年3月期(第17期)

中間株主通信
2022年4月1日から2022年9月30日まで




株式会社コプロ・ホールディングス
トップメッセージ




中期経営計画の 実現を通して、次の成長ステージへ
中期経営計画で放つ二本の矢。2027年3月期の 大きな飛躍に向け、当期を起点に新たな成長軌道を描いてまいります。




13百万円と予想を上回って推移しました。 るものの、採用率が低下するなど、強化すべき点
施策面では、営業改革の取り組みが順調に進捗 がまだまだあるというのが現状です。下期にかけ
しており、当上期には顧客企業からの取得案件数が て、採用改革をさらに追求していく考えです。また、
代表取締役社長
前年同期に比べ約2.5倍にまで増加する成果を得 「エンジニア応援プラットフォーム」
については、只
清川 甲介 られています。現在は、採用改革にもこの取り組み 今制度設計を進めておりますので、準備ができま
を水平展開しています。当上期においては、当初 したら、皆様にご報告申し上げます。
の目 論 見 通り、 用 数 拡 大 の 目 的は果たせてい

中期経営計画「コプロ グループ Build the Future 2027」
・ を策定

当社は2023年3月期から2027年3月期の5か年 このリスクを機会として取り込むために、新しく 通期計画の達成、そして来期に向けて
にわたる中期経営計画を2022年5月に発表しま 策定した中期経営計画では、二本の矢を放ちます。
した。 終 年 度には連 結 売 上 高400億 円、
最 Non- 1つ目は、営業と採用改革。人財ビジネスを営む当社 先にもお伝えした通り、当期は先行投資として いたしました。下期も引き続きコスト意識を厳しく
GAAP営業利益 50億円を掲げ、

飛躍的な成長を にとって足腰にあたる基本部分の強化です。2つ目 採 用 費 を 積 極 投 入 することにより、 収 減 益 の
増 持ちながら、技術者数を積み上げ、来期過去最高の
目指す計画です。業績目標達成の鍵は、技術者の成 は、エンジニア応援プラッ
「 トフォーム」
の構築です。 予 想です。 主 様にはご 心 配 をお かけして いる
株 売上高 利益の達成に向けた発射台を築いてまいり

り手となる
「人財」の確保が握っています。建設業 未経験の方でも長く安定して志事に就き、キャリア かと思 いますが、 陰 様で上 期は期 初 予 想を上
お ます。株主の皆様には、今後とも変わらぬご支援を
界を始め各業界は技術者不足に悩まされていま アップを図りながら、同時に職場を選べる派遣と 回って折り返すことができ、通期予想を上方修正 賜りますようよろしくお願い申し上げます。
す。その点では、今後も当社の人財サービスに対 いう柔軟な働き方も享受できる。そういった新たな
する需要がさらに高まることは間違いないでしょ 価値を技術者に提供できれば、沢山の優秀な人財が
う。半面、少子高齢化を背景に労働力人口の減少 コプロに集うこととなり、
ひいては顧客企業へ多くの
財務ハイライト
上期 通期(百万円)
が続くことは確実であり、人財採用のハードルが 人財を供給できる提供価値につながります。 売上高 Non-GAAP営業利益 親会社株主に帰属する当期純利益
高まることも目に見えています。我々は今まさに、
上方修正
中長期的な企業価値の向上を決定する分水嶺に ※Non-GAAP営業利益は、本質的な業績を測る利益指標として、営業利益 上方修正


上方修正
に減価償却費、 のれん償却費、株式報酬費用を足し戻した金額を計算して 17,854 18,380 1,841
立っていると考えています。 います。
15,589 1,521 727
1,334 604
7,402 8,144 8,670 721 613 328 280

上期を振り返って
2022/3期 2023/3期
(予想) 2022/3期 2023/3期
(予想) 2022/3期 2023/3期(予想)
修正前 修正後 修正前 修正後 修正前 修正後

当期は先行投資の一年と位置づけ、技術者の採 奏 功し、 用 数 が 大 幅 に 伸 び、 着 率 の 改 善 も
採 定
用費を前期から倍増させ、採用強化にアクセルを 相まって技術者数は順調に増加しています。この
踏んでいます。そのため、当期は増収減益の計画 結果、売上高は予想比+6.5%の86億70百万円、
を組んでおりますが、当上期は攻めの費用投入が No n - GAAP 営 業 利 益は予 想 比+43. 6% の 6 億



~志をもって事を成す~ 志 高 の エンジニア 施工管理技術者編




業界未経験、新卒の私たちは、 「施工管理のプロ」として活躍しています
「コプ郎:グループマスコット」




当社は建設業界経験者に加え、未経験者の中途採用や新卒採用に力を入れています。
今回は未経験で未知の世界に飛び込み、成長を続ける2人の若手技術者を紹介します。




施工管理の志事は、派遣先企業や職人の方々
個性を武器に、 大規模プロジェクトに携わるのは
と一緒に働くため、コミュニケーションが重要に
建設現場の潤滑剤になる 大手ゼネコン社員だけじゃない
なります。私は人と話すことが好きで、前向きな
男性社会のイメージが強い建設業界ですが、 性 格もあり、 僚からは 少し無 理 な 依 頼だが、
同 「 コプロの魅力は大手企業での活躍機会が得ら
これまで私が配属された企業はすでに女性社員が Sさんから話せば職人さんも快諾してもらえるの れることです。大手ゼネコンT社に派遣され、もう
活躍していたおかげで、自然に現場に馴染むこと でお願いしたい」
と頼りにしてもらえています。今 すぐ5年 が 経 ちます。 在 の 配 属 先は名 古 屋 中

ができました。 後も施 工 が 円 滑に進 むように、 場 の 仲 間と信
現 心部にあるランドマークビルの建替え工事の現
頼関係を築いていきたいです。 場です。このような大規模プロジェクトに携われ
るのは、コプロに入社したからこそです。

当社の技術者は女性が約3割を占め また、建設の知識を体系的に習得するため、国
Point
ています。 家 資 格 の 建 築 施 工 管 理 技 士2級を2019年に取
得しました。合格時には現場の方々がお祝いをし
てくれるなど、雇用形態の垣根はなく、現場一丸
となって働ける喜びを感じています。
未経験で飛び込んだエンジニアの
世界で、
一生モノのスキルを身につける
当社では工事案件を豊富に有する大

施工管理は関わる人が多く、
志事の範囲も広いの Point 手企業への配属を進めることで、技術
者の定着率向上を図っています。
で、自身の成長を実感できることもやりがいになっ
ています。入社したばかりの頃にお世話になった職 Y.U.さん 26 歳 配属企業 T社 4年8か月

(2018年4月新卒入社 5年目)

人の方と再会した際、志事が板についてきたね」
「 と
入社当時の不安な気持ちに
褒めてもらえたのは嬉しかったです。
寄り添ってくれた営業担当者
私が今、課題に感じているのは専門知識の習得
です。コプロの中期経営計画では、技術者のキャ 新卒社員として入社した当時、右も左も分から 経 験 者 で、 事 に 関 することは も ちろん、 生
志 新
リア 形 成 を 支 援 する エンジ ニ ア 応 援 プ ラット
「 ず漠然とした不安を抱えていました。そのような 活 の 相 談にも乗ってくれる兄 のような 存 在でし
フォーム」の構築を目指していると聞いています。 中、コプロの 営 業 担 当 者 が、
トラスト活 動として た。今期で入社5年目になり、経験もある程度積
K.S.さん 24 歳 配属企業
D社 8か月

実現されれば、現場の外でも成長できるため楽し 現 場 を 毎 月 訪 問してくれ たことはとて も 心 強 んできたつもりですが、
トラスト活動は今でもあ
(2020年10月中途入社 3年目)
: S社 1年6か月

みにしています。 かった で す。 時 の 担 当 者 は 施 工 管 理 の 実 務
当 りがたいですね。





連結業績サマリー
copro (百万円)
scope 22/3期 23/3期
前期比 予想比
POINT
コプロ ベトナム
・ 上期実績 上期予想 上期実績

 にコア事業の建
売上高 7,402 8,144 8,670 +17.1% +6.5% 設技術者派遣にお
い て、 退 職 数 の 抑
2021年4月に設立したCOPRO VIETNAM CO., LTD.は、本年5月にハノイ工業大学と
制 に 加 え、 採 用 数
売上総利益 2,233 2,482 2,583 +15.7% +4.1%
提携し、7月よりコプロ スクールを開始しました。
・ が概ね計画通りに
進捗したことによ
販売費及び一般管理費 1,601 2,193 2,113 +32.0% △3.6%
り、 稼 働 人 数 が 計
べトナム ハノイってどんなところ?
画を上回って推移。
Non-GAAP営業利益 721 427 613 △15.0% +43.6%
ベトナム社会主義共和国の人口は9,851万人
(2021年)
と年々 結
 果、 売 上 高・ 利
増加しています。また、開発ラッシュにより活気づいており、多くの 益ともに予想を上
親会社株主に帰属する
328 158 280 △14.6% +77.2% 回る。
日系ゼネコンが進出をしています。 四半期純利益

首都ハノイは南北に細長いベトナムの北部に位置しており、政治
と工業の中心地です。ベトナムの中でも特にハノイは勤勉な人が
在日のベトナム人は中国人に次いで2番目
に多く、47万 人
(2022年6月 ) 暮らして
が 多いと言われ、日本での就労希望者が多いのも特徴です。 チェ ック!「採用数の拡大」

います。
中期経営計画の業績目標達成に向けて、当期は準備期間と位置づけ、採用費の先行投資を実施。優秀な人財
の確保を最大テーマに、技術者の採用拡大に取り組んでいます。
上期時点の建設技術者派遣の採用数・在籍人数はともに通期計画に対して順調に推移しています。
コプロ スクールでの学び

(人) (人)
日本での就労を希望する理工学部の学生を対象に、実践型授業 採用数 在籍人数
前期比+37% 2,733
前期比+80% 1,501
を中心としたカリキュラムを無償で提供しています。
2,344
当社は技能実習ビザではなく、
就労ビザでベトナム人スペシャリスト 834
608 1,978 1,995
を日本 へ 受け入れる雇 用 形 態 の 実 現を目指します。 来 的には
将 438
希望者はベトナムへ帰国して、現地の日系ゼネコンでも活躍できる
教育理念 体制構築を検討します。 上期 通期 上期 通期(予想) 上期 通期 上期 通期(予想)
信頼される人財になる 授  業 月曜日から金曜日、8時30分から17時
2022/3期 2023/3期 2022/3期 2023/3期

講義内容 日本語コミュニケーションスキル、ビジネスマナー



ピックアップ授業! 教えない教育 株主還元

グローバル人財が日本の現場で信頼を勝ち どこの国に行っても愛され信頼される人財 1株当たり配当金 ■ 中間配当 ■ 期末配当(円) 配当方針
になってほしいと思い、スクールを運営して 当社の株主還元は配当を基本とし、中期経営計画期間
取るためには、日本語習得はもちろん、日本の
います。多くの方々がコプロ スクールの学生

(2023年3月期~2027年3月期)は減配を行わず、安
労働慣習に順応し、自律的に学び続けることが を見て、 トナムやコプロ グループのファン
ベ ・
定的な配当を行うことを基本方針とする。
下限配当40円
重要です。 になってもらえたら嬉しいです。

ベトナム人の特性を理解した日本人講師が、
課題解決思考を育成するため、あえて答えだけ
COPRO VIETNAM CO., LTD.
取締役 川島 吉晴 30 30 2023年3月期 年間配当 40.0円(予想)
(2021年5月よりベトナム駐在) 中間配当10.0円、期末配当(予想)30.0円

「教えない教育」
を実施しています。
10 10 配当性向(予想)51.1%
22/3期 23/3期 24/3期 25/3期 26/3期 27/3期
(予想) (予想) (予想) (予想) (予想)




ピックアップ E S G「健康経営の推進」

当グループは、社員一人ひとりの心身の健康増進を経営課題と捉え、経済産業省による認定制度「健康
経営優良法人」の中でも大規模法人の上位500社に与えられる「ホワイト500」の認定を2027年3月期
までに目指しています。今回は重点課題のひとつである「従業員の喫煙率低下」についてご紹介します。



喫煙率低下に向けた取り組み
成人喫煙率の全国平均16.7%に対して、当社喫煙率は38.2%と2倍以上高く、健康リスクを高める原因と
なっています。従業員の健康を守るため、当社では喫煙率30%以下を目標に禁煙促進に取り組んでいます。

38.2% 35.0% 30.0%
2021年3月 10月 2022年10月 2023年3月目標 2023年4月 2026年3月目標



◦ 務時間中の
業 ◦ 煙治療費補助
禁 ◦ 務時間中の

喫煙回数制限 ◦ 禁煙の日」導入
「 全面禁煙(予定)
◦ほけんだより配信
◦禁煙セミナー実施




お笑いコンビ「宮下草薙」を起用した
IR最新情報
ウェブCMを公開中

株主様からのご要望をお受けし
建設は、

君を強くする 「在籍技術者数・稼働率」の
月次開示を10月から開始しました
開 示 情 報 はIRメ ル マ ガ
で 配 信 し て い ま す。 右
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らご登録いただけます。


技術者のリクルートを目的とした当
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CMでは、草薙さんが業界未経験の派
◦IR・企業情報に関するご質問
遣 施 工 管 理 者( 現 場 監 督 ) に 扮 し、
 株式会社コプロ・ホールディングス
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 経営企画室 IR戦略推進課
ジニアを演じています。  ☎ 0120-253-066(フリーダイヤル)
とてもユニークな内容に仕上がってい  愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12
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◦株式取扱い・配当金振込等に関するご質問
※ 2023年6月30日まで公開予定
 三菱UFJ信託銀行株式会社
 証券代行部
 ☎ 0120-232-711(フリーダイヤル)
 東京都府中市日鋼町1-1

32033

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