共同研究論文発表のお知らせ-熊本大学との共同研究成果を“SN Social Sciences”で発表-

2022 年9月7日
各 位
アルー株式会社
(コード番号:7043 東証グロース)


共同研究論文発表のお知らせ
~熊本大学との共同研究成果を“SN Social Sciences”で発表~




人材育成データ・機械学習技術等を活用した、社会人向け教育サービスの提供を行うアルー株式会社
(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:落合文四郎、証券コード:7043、以下:当社)は、新入社
員の成長度合いの可視化について熊本大学教授システム学研究センターと共同研究を実施してまいりま
した。その研究成果について論文にまとめ、発表したものが海外論文誌に掲載されましたので、お知ら
せします。




■共同研究の概要
日本を取り巻く経済環境が大きく変化するなか、競争力を強化する源泉となる人材の確保および育成
は喫緊の課題です。競争力強化のためには人材育成が肝要であるという点については、世界各国も同様
の認識を有しており数多くの研究がなされています。これら諸外国の研究は、近年多様化の兆しがみら
れるようになった日本の労働人材確保に部分的に適合するものの、日本の労働市場における人材確保は
依然として新卒一括採用に大きく依存し他の各国と就業構造が異なることから、そのまま当てはまるわ
けではありません。当社は、これまで実施してきた教育研修によって得た知見を活かして新入社員の成
長度合いを可視化し育成モデルを開発することをめざし、熊本大学教授システム学研究センター・合田
美子准教授との共同研究を実施してきました。この共同研究の成果についての論文が、科学雑誌
「Nature」をはじめ数多くの学術書籍出版を世界規模で展開する「Springer Nature」の審査を通過し、
同社が出版する「SN Social Sciences」に掲載されました。


■掲載論文について
➢ タイトル
➢ Development and Validation of a Five-Level Developmental Model for New Graduate
Employees
➢ 概要
➢ 本研究の目的として、新入社員の育成モデルを作成し、成長度合いの可視化を目指しまし
た。なお、本育成モデルは、日本の“新卒一括採用”という就業構造は世界において特異であ
るというものの、諸外国の新規入社者にとっても適応できるという仮説に基づき、研究を開
始しました。
➢ 研究手順としては、以下の通りとなります。

p. 1
 先行研究の文献調査を行い、初期の育成モデルを開発
 例年 100 名以上の新卒者を採用する日本の旅行会社に入社した新入社員の月報データ分
析と専門家インタビューを繰り返し、新入社員の育成モデルを 5 段階に定義
 国内医薬品製造販売及び医薬品輸出入を手がける製薬会社と国内外での施工実績を有す
る建設会社の新入社員の月報データで検証し、新入社員の育成モデルが確定
➢ ダウンロード URL
 https://link.springer.com/epdf/10.1007/s43545-022-00420-
w?sharing_token=tyuqgPZtXS6C7p9ixSsH3_e4RwlQNchNByi7wbcMAY4kYo7IQe8QO
osTfqtYPBXLeECNZtniNUKwXc53ybscdBUM5Xsz_dWwM_65o4NQEfc2Rup-
QRUgtRSvzYMCom-m-7Nwa49V-Zv6NPKs2Z1M1e6ccpaqf32zBKg_RYKnNFc=




■Springer Nature について
Springer Nature(シュプリンガー・ネイチャー)は、「コミュニティがより多くを発見、学習、成果
の達成を支援すること」を使命に掲げる、学術および教育の出版社です。研究、教育、専門の 3 つのビ
ジネス分野にわたって数多くの論文を掲載し、世界の研究者、学生、教師、専門家の知識へのアクセス
を支援しています。
https://www.springernature.com/jp


■熊本大学 教授システム学研究センター(Research Center for Instructional Systems ; RCiS)について
熊本大学は、「知の創造、継承、発展に努め、知的、道徳 的及び応用的能力を備えた人材を育成する
ことにより、 地域と国際社会に貢献すること」を目的とし、地域連携や産学連携など、さまざまな取
り組みを実施しています。その取り組みのひとつである教授システム学研究センター(RCiS)は、日本
初の教授システム学研究拠点であり、実践的フィールドを学内外に有し、高等教育や職業人教育を対象
とした研究を展開することを特徴としています。RCiS は、国内外の研究拠点との連携を進め、連携研
究組織及び連携研究員との共同研究を通じて、教授システムを発展させ、社会に貢献します。
https://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/


■アルー株式会社について
アルー株式会社は、 夢が溢れる世界のために、
「 人のあらゆる可能性を切り拓きます-all the possibilities-」
という Mission のもと、
『育成の成果にこだわる』ことをテーマに、人材育成支援事業を行っています。
新入社員から経営者層までの幅広いレイヤーに対する階層別研修の実施をはじめ、グローバル人材や DX
人材の育成などのテーマ別教育プログラムの提供、さらにはラーニングマネジメントシステム「etudes」
を用いた e ラーニングの提供などを通して、組織や個人の成長を人材育成の側面から支援しています。
顧客ごとに個別最適化されたソリューションの提案および実施によって顧客企業の多様な課題を解決す
ることを目指し、グループ全体で事業に取り組んでいます。
https://www.alue.co.jp/




p. 2
なお、本件が業績に与える影響につきましては現段階で軽微であると判断しておりますが、今後業績に
影響を与えることが判明した場合には、速やかに公表いたします。


以上




<本件に関するお問い合わせ先>
アルー株式会社コーポレート部 Tel03-6268-9791
ホームページお問い合わせフォーム https://mkt.alue.co.jp/l/882713/2020-10-06/35cv




p. 3

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