デジタル通信機能付きPOL『BRDS60S』の開発及び販売について

各 位 2017年3月10日
会社名
代表者の
代表取締役社長 谷川 正人
E A




役職氏名
(コード番号 6905 東証第一部)


デジタル通信機能付きPOL*1
『BRDS60S』の開発及び販売について

当社はこの度、デジタル通信機能*2 付きのPOL『BRDS60S』を開発し、製品化いたしますのでお知らせい
たします。
*1 POLとは「Point of Load」の略で、FPGAやASICなどの集積回路のすぐそばに配置される非絶縁型のDC-DCコンバータの総称。
*2 デジタル通信機能は、PMBusと呼ばれる電源業界で一般的に使用される通信規格に準拠しており、電源とユーザー装置との間でさまざまな情報の
やりとりが可能になるものです。





1.開発の背景
当社には、大電流タイプのPOLとして「BRFSシリーズ」と、その通信機能付きタイプとして「BRDS
シリーズ」があり、 端子互換性から電流タイプを変更しても共通フットプリント設計ができることや負荷急変に
おける高速応答性があることなどから市場から好評をいただいております。
近年、お客様装置の高機能化や高性能化、 容易なカスタマイズ性などから、お客様装置とPOLとの通信機能
を持たせることへの要求が増えてきております。
この通信機能を使用することで、 POLの電圧や電流、温度などの状態情報をお客様装置に伝え、 装置の使用
電力や状態解析ができ、 さらに電源のON/OFFや各種設定値を可変し、装置性能の最適化に役立てることが
可能になります。
この通信機能をもったPOLとしてすでに、BRDS40(40Aタイプ)とBRDS60(60Aタイプ)、BR
DS100(100Aタイプ)を上市しておりますが、あらたにBRDS60S(60Aタイプ)を開発しました。


2.新製品の特長
(1) BRFS30、BRFS40、BRDS40、BRFS60Sと共通パターン設計が可能。
実装端子の共通性から、通信機能を使わない場合は、BRFS30やBRFS40、BRFS60Sを
使用し、通信機能を使用する場合にはBRDS40またはBRDS60Sを実装できる共通パターン設計
ができ、電流の大きさや通信機能の有無が変わっても基板変更せずにPOLを選択可能。
(BRDS60/100は、BRFS50/60/100と実装フットプリントの共通設計が可能です。)

(2) ロバストコントロールによる高速応答。
(電源制御機能は実績のあるBRFSシリーズと共通。)
(3) PMBus規格に準拠した通信機能。

(4) 並列運転が可能。

(5) 安全規格とCEマーキング
安全規格: UL60950-1(アメリカ)、C-UL(カナダ)、EN60950-1(欧州)取得
CEマーキング:低電圧指令 適合
(6) 使用周囲温度
-40℃~+85℃
(7) その他
入力電圧範囲: DC4.5~14.0V
無償補償期間: 5年

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製品概略一覧表
標準価格
機種名 外形寸法:W×H×D 出力電圧設定範囲
(税抜)
BRDS60S 33.0×12.7×13.5 mm 0.6~2.0V 5,500円



3.対象となる市場
(1) 通信インフラ系装置
(2) サーバー装置
(3) 半導体製造装置
(4) ネットワーク関連装置

4.新製品の売上高見込み
3年後:1億円/年間

5.新製品の発売開始予定
2017年5月

6.製品外観




以 上



< 本件に対するお問い合せ先 >
〒930-0816
富山県富山市上赤江町一丁目6番43号

TEL(076)432-8963 FAX(076)432-9768
OS開発部 部長 廣川 芳通




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