富山県総合政策局消防課様より、富山県消防防災ヘリコプターテレビ電送システム(地上設備)を受注・納入

Press Release 池上通信機株式会社

2020 年 2 月 25 日
池上通信機株式会社


富山県総合政策局消防課様より、富山県消防防災ヘリコプター
テレビ電送システム(地上設備)を受注・納入。
池上通信機株式会社は、富山県総合政策局消防課様より富山県消防防災ヘリコプター
テレビ電送システム(地上設備)を受注・納入し、2019 年 10 月より運用が開始されました。


富山県の面積は約 4,247 平方キロメートル。東西 90 キロメートル、南北 76 キロメート
ルあり、東の県境には 3,000 メートル級の山々が連なる北アルプスがそびえています。この
北アルプスから富山湾まで距離は数十キロメートルしかないため、急流の河川が発達し、山
地から流れ出た川は、扇状地を形成している地形となっています。
富山県総合政策局消防課様では市町村や消防機関等の協力を得て、1996 年 4 月から富山
県防災航空センターを基地として消防防災ヘリコプター(愛称「とやま」)を運行し、空か
らの広域的・機動的な消防防災活動ならびに富山県警山岳警備隊・県警航空隊と連携した山
岳救急・救助活動等を行っています。


今回、池上通信機が受注・納入したのは、「とやま」の運用には欠かせない地上設備のシ
ステム更新。本システム(地上設備)では、「とやま」から電送される映像を県内 2 つの受
信中継局(呉羽山中継局、高岡総合庁舎)でカバーし、各種制御を富山県総合政策局消防課
様と富山県防災航空センター様の 2 カ所で行えるシステムとなっています。


呉羽山中継局(鉄塔)にはφ0.6m のレドーム型自動追尾装置を、高岡総合庁舎にはφ0.3m
の小型・レドーム型自動追尾装置を設置。2 つの受信中継局での電波レベルを自動監視し、
最適な受信中継局を自動選択し続けるため、常にシームレスで「とやま」の位置情報等を捕
捉するとともに、災害現場の状況を富山県庁舎(富山県総合政策局消防課様)にリアルタイ
ムで電送することができます。


富山県総合政策局消防課様に届けられる映像は、有線回線により富山県防災航空セン
ター様と共有。それぞれに監視制御設備、位置情報制御設備を設置し、受信中継局の遠隔制
御とヘリコプターの飛行位置情報の把握を行っています。飛行位置情報は、詳細地図情報と
機体位置・撮影場所・撮影目標地点を連動させることで、ヘリコプター機上スタッフと連携
を図り、迅速かつ的確な災害情報の収集・伝達を行っています。


池上通信機は、全国の警察・消防・防災機関等が導入しているヘリコプターを使った映像
電送システム等において数多くの納入実績を誇ります。引続き多彩な製品ラインアップと、
これまでの納入実績で培ったシステム構築力で、防災・減災の分野で社会に貢献してまいり
ます。
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