デジタルマルチユーザーKVMとして使用可能な4Kデジタルビデオ信号対応IP遠隔ユニット開発について

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2017 年 11 月 9 日
富士通コンポーネント株式会社

デジタルマルチユーザーKVM として使用可能な 4K デジタルビデオ信号対応 IP 遠隔ユニット開発

富士通コンポーネント株式会社 (本社:東京都品川区、社長:近藤博昭) は、最大 4K のデジタル
ビデオ信号と各種コンソールを延長可能でマルチユーザーKVM 機能を備えた IP 遠隔ユニット
「FX-8001」シリーズを開発しました。

複数のキーボード、マウス、モニタ―(KVM)の延長・切り換えを行うためには、現在、アナログの
マルチユーザーKVM が主流です。しかし、特に高解像度の映像を扱う放送局を中心にデジタル
化、さらに 4K への早急な対応が求められています。FUJITSU Component SERVIS KVM ソリ
ューション FX-8001 シリーズは、アナログからデジタル KVM システムへの置き換えに最適な 4K
対応デジタルデバイスで、従来の「KVM」に加え、音声や USB2.0 も延長可能です。

FX-8001 シリーズは、送信ユニット(Local、LX)、受信ユニット(Remote、RX)およびマネージャー
ユニット(MX)から構成され、10G イーサネットスイッチ(10Base-T)を利用し、IP ネットワーク上で
デジタルマルチユーザーKVM システムを構築することが可能です。ビデオ画像は 4K UHD
60Hz4:4:4 の高解像度でリアルな画像を延長できます。送受信ユニットはそれぞれ任意の台数を
接続可能で、マネージャーユニットは 1 台で送受信機ペアリングの設定や接続情報、ユーザー情
報の管理を行います。送受信機のペアリングは、受信ユニット側の OSD(On Screen Display)上
でも行えます。




マルチユーザーKVM システム構成





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また、マネージャーユニットを使用せず、送受信機を 1 対1で接続して遠隔ユニットとしての機能だ
けで使用することも可能です。その場合、Cat6A ケーブルの直接接続で最大 100m、メディアコン
バーターを使用したシングルモード光ファイバーを使用することで最大 80Km 転送することができ
ます。

USB2.0 に対応していますので生体認証デバイス、カードリーダー、シリアルコンバーター、
HDD/SDD/Flash Drive、CD/DVD ドライブ、カメラ、マイク等の延長も可能です。

19 インチラック1U サイズに横並びで 4 台のユニットが設置可能な省スペース設計になっていま
す。

アプリケーション: 放送システム、 インフラ監視システム、 デジタルサイネージ機器 など



【サンプル提供開始時期】 : 2018 年 1 月予定
【受注開始時期】 : 2018 年 2 月より (初期リードタイム 3 か月)
【販売価格】 : オープン価格

仕様概要(IP 遠隔ユニット)
FUJITSU Component SERVIS KVM Solution
品名
IP 遠隔ユニット
FX-8001LXH FX-8001RXH
形格
(送信ユニット) (受信ユニット)
インター
HDMI2.0 HDMI2.0
フェース
ビデオ
最大
4K UHD, 60Hz 色差 4:4:4 4K UHD, 60Hz 色差 4:4:4
解像度
キーボード、 入力 USB miniB メス×1 無
マウス 出力 USB Type-A メス×2 USB Type-A メス×2
入力 USB miniB メス×1 無
USB2.0
出力 無 USB Type-A メス×1
入力 ステレオミニジャック×1 無
オーディオ
出力 ステレオミニジャック×1 ステレオミニジャック×1
設定用 入力 USB miniB メス×1 USB miniB メス×1
ネットワーク RJ45 x 1 10GBASE-T
設定スイッチ DIP スイッチ 8P、リセットスイッチ
電源 AC100~240V 対応専用 AC アダプタ
外形 109(W) x 252(D) x 40(H) mm





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仕様概要(マネージャーユニット)

品名 FUJITSU Component SERVIS KVM Solution
マネージャーユニット
形格 FX-8001MX
設置条件 マルチユーザーKVM システムを構築するネットワークに 1 台設置
ペアリング切替え ローカルユニット(LX) と リモートユニット(RX)のペアリングの
設定・変更を行う
ペアリング情報管理 ・ローカルユニット(LX) と リモートユニット(RX)のペアリング情
報を管理
・リモートユニット(RX)上での OSD で切り替えた場合も MX に通
知され管理
ユーザーアカウント管理 ・独自内部データベースでユーザーアカウント、パスワード管理
・外部 LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)認証サー
バでの管理(Active Directory も使用可能)
ログの管理 各種ログを保持
監視機能 SNMP トラップを発信
設定用 USB miniB メス x 1
ネットワーク RJ45 x 1 、10GBASE-T
設定スイッチ DIP スイッチ 8P、リセットスイッチ
SD カード 設定状態保存用
電源入力 AC100~240V 対応専用アダプタ
外形 109(W) x 252(D) x 40(H) mm


【画像】 左: FX-8001LH(送信ユニット)、 右: FX-8001RXH(受信ユニット)





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連絡先
富士通コンポーネント株式会社
マーケティング統括部マーコム部
電話:03-3450-1655
Fax :03-3474-2385
e-mail: fcl-contact@cs.jp.fujitsu.com




【参考資料】
富士通コンポーネント株式会社
本社:〒140-8586 東京都品川区東品川 4-12-4 品川シーサイドパークタワー
資本金:67 億 64 百万円(平成 29 年 3 月 31 日現在)
代表取締役社長:近藤 博昭
事業内容:リレー、コネクタ、キーボード、サーバコンソールスイッチ、タッチパネル、
サーマルプリンタ、無線モジュール、スマート電源コンセント、モデムなどの開発、設計、製造、
販売
URL:http://www.fujitsu.com/jp/fcl/





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