ソルベントインク搭載ワイドフォーマットインクジェットプリンタJV150-130/160の国内販売開始に関するお知らせ

平成 27 年3月3日
各 位
株 式 会 社 ミ マ キ エ ン ジ ニ ア リ ン グ
代 表 取 締 役 社 長 小 林 久 之
(JASDAQ コード番号:6638)
問い合わせ先 取締役管理本部長 小林 修
電話:0268-64-2281(代表)

ソルベントインク搭載ワイドフォーマットインクジェットプリンタ

JV150-130/160 の国内販売開始に関するお知らせ


当社は、屋内外の装飾、ポスター、店舗やイベントの装飾、車両ラッピング等、幅広い用途
でお使いいただけ、ソルベントインク、水性昇華インクが選択可能なインクジェットプリンタ
「JV150-130/160」の国内販売を平成27年4月より開始いたしますので、別紙のとおりお知ら
せいたします。
本製品は日本以外の地域で平成26年10月から先行して販売しております。


以上





ニュースリリース
2015 年 3 月 3 日
ソルベントインク搭載ワイドフォーマットインクジェットプリンタ




『優れたスピードと高画質を安心と共に』
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/小林 久之)は、屋内外の装飾、ポスター、
店舗やイベントの装飾、車両ラッピング等、幅広い用途でお使いいただけ、ソルベントインク、水性昇華インクが選択可
能なインクジェットプリンタ「JV150-130/160」の国内販売を 2015 年 4 月より販売開始いたします。本製品は日本以外の
地域で 2014 年 10 月から先行して販売しております。

「JV150」は、作図範囲の違いで 1.3m か 1.6m をお選びいただける Roll to Roll インクジェットプリンタです。これまで当
社が培った技術を集め、画質の美しさはもちろん、乾燥性の良い SS21 インクを搭載することで最速 56.2 ㎡/h(※1)のプリ
ント速度を実現しました。高画質を実現する画質コントロール技術、 仕事を止めない連続運転ソリューションを搭載し、
美しいプリントを継続して生産できます。さらに、SS21 インクは C,M,Y,K,Lc,Lm に加えオレンジ(Or)、ライトブラック(Lk)
の 2 色が選択可能です。オレンジインクは幅広い色域による色表現、ライトブラックでは美しいモノクロのグラデーション
表現とそれぞれの特長を活かした高付加価値プリントをご提供いたします。また、水性昇華インク Sb53 を選択していた
だくことで昇華転写プリントによるソフトサイン等の製作にもご使用いただけます。

※1:バナー専用 Super Draft Mode 360×360dpi、1Pass、Bi でプリントした場合



◎概 要
高画質を実現する画質コントロール技術
・高画質を実現する『波形コントロール』
・プリント品質を安定させる『MAPS3』
・当社特許『3Way インテリジェントヒーター』
「仕事を止めない」連続運転ソリューション
・自動でノズル抜けを検出する『NCU(Nozzle Check Unit)』
・ノズルのトラブルに対応する『NRS(Nozzle Recovery System)』
高付加価値を実現するオレンジ/ライトブラックインク
・『SS21』インクでオレンジ、ライトブラックを搭載可能


◎ 主な特長
1. 高画質を実現する画質コントロール技術
1)波形コントロール
インクは色によって比重、粘度が異なります。吐出時の波形をコントロールすることで、インクを真球に近い状
態で真っ直ぐに吐出。真円に近い形でメディアに着弾させることで高画質を実現します。高い着弾精度を活
かし、最小 4pl から最大 35plのドットサイズを印刷条件に合わせて自動で選択することで、高画質で美しいプ
リントから、生産性を求められる高速プリントまで状況に応じて最適なプリントを可能にします。

■真球に近い形で吐出した場合 ■真球ではない状態で吐出した場合




空中を真球に近い形で飛ぶのでキ 空中で形が崩れた場合、軌道が曲がっ
レイな形で高精度に着弾する たり、空中分解を起こして着弾が安定し
2 ない
2)安定した高画質プリントを可能にする『MAPS3』
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、
横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になりま
す。「MAPS3」(Mimaki Advanced Pass System 3)では
パスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのように
することでバンディングや色ムラの発生を軽減します。



3)ドットサイズを最適化する『3Way インテリジェントヒーター』
■特許番号■ 日本:4889059 米国:8,444,262 中国:ZL 200910222559.8
メディアの温度が適正でないと、高精度で吐出したインクも最適なサイズで定着しません。
JV150 は当社が特許を取得している『3Way インテリジェントヒーター』を搭載し、メディアをプリントに最適
な温度に保つことで高画質を実現します。3 つそれぞれのヒーターの役割は下記の図をご参照下さい。


①プリヒーター
プリント時にメディアが最適な温度になるように予備加熱を行います。

②プリントヒーター
適正温度に加熱したメディアに着弾したインクが適正に乾燥することで定
着性と発色性を向上させます。

③ポストヒーター
インクの乾燥を促進することで滲み等を防ぐと共に、巻取りを安定させま




2. 「仕事を止めない」連続運転ソリューション
1)優れたプリントスピード
当社の技術を集結させたソルベントインク『SS21』は、メディアへの浸透性と溶剤の揮発性のバランスが良
く高い乾燥性を実現しております。それにより、高速モードで使用してもにじみが発生しにくく、高濃度で
のプリントが可能です。乾燥速度が速いので、プリント速度の速いモードでもブロッキング(巻取り時にイン
クの未乾燥が原因で発生するメディアの張り付き)が起きにくく、高い生産性を可能にします。


■JV150-160 塩ビ 4 色(SS21 インク) ■JV150-160 バナー 4 色(SS21 インク)




㎡/h
㎡/h


■JV150-160 塩ビ 8 色(SS21 インク) ■JV150-160 バナー 8 色(SS21 インク)




㎡/h ㎡/h





2) 自動でノズル抜けを検出、解決する『NCU(Nozzle Check Unit)』
ノズルの状態をセンサーが自動で検知します。ノズ
ル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを実行
しノズル抜けの解消を行います。クリーニングでもノ Print Head
ズル抜けが解消しない場合は、『NRS』を起動しプリ
ントを継続させます。ノズルの状態を確認するタイミ
ングは転送ファイルごと、または、時間単位で設定が
可能です。 発光部 受光部


赤外線で吐出の有無を確認する。
3)生産を継続するための『NRS(Nozzle Recovery System)』
クリーニングしても改善されないノズルトラブルはサ
ービスマンによる修理が必要になり、それが終わるま 解消
作業継続
ノズル
ではプリンタを停止する必要がありました。『NRS』は 抜け
検知
停止 クリーニング
解消
NRS
『NCU』が発見し、クリーニングでも改善できなかった せず
自動設定
作業継続

ノズル抜けを別のノズルで代替してプリントします。
サービスマンによる修理を待つ必要なく生産を再開
できます※。
※プリントモードによって NRS を使用できない場合があります。




3. 高付加価値を実現するソルベントインク『SS21』
1)色域を広げるオレンジインク
オレンジインクあり オレンジインクなし
SS21 のオレンジインクを新開発。プロセスカラーとして追加する
ことで PANTONE カラーを近似色で約 94.8%※カバーしました。
色域を拡大することで、コーポレートカラーの再現や、食品のみ
ずみずしさの表現が可能になります。 ※当社調べ(2014 年 9 月)


2)モノクロを美しくするライトブラックインク
新開発の SS21 ライトブラックインクは、グレースケール出力時に色転びや、トーンジャンプのないグレーバラン
スを実現します。モノクロデータの忠実な色再現や、スムーズなグラデーション表現が可能になります。


色転びが起き、赤っぽくな
りやすい



色転びがなく、スムーズに
表現可能

ライトブラックインクあり ライトブラックインクなし ライトブラックインクあり ライトブラックインクなし




4. 高濃度でのプリントが可能な水性昇華インク『Sb53』
Sb53 インクは発色が良く高濃度でメリハリの効いた色鮮やかなプリントが可能な水性昇華インクです。従来
の水性昇華インクより顔料が沈殿しにくいので、色ブレが少なく安定したプリントが可能。アパレル、スポー
ツユニフォーム、水着などのポリエステル素材へのプリントが行えます。





◎ 主な仕様
項 目 JV150-130/160 仕様
JV150-130 JV150-160
プリントヘッド オンデマンドピエゾヘッド
プリント分解能 360dpi、540dpi、720 dpi、1,080 dpi、1,440 dpi
最大作図幅 1,361mm 1,610mm
最大メディア幅 1,371mm 1,620mm
インク 種類/色 エコソルベントインク
・SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or)
水性昇華インク
・Sb53(Bl,M,Y,K,Dk,Lb,Lm)
容量 SS21:440ml インクカートリッジ/2L インクパック
Sb53:440ml インクカートリッジ/2L インクパック
※2L インクパックをご利用いただくには別売りオプションの MBIS3(Mimaki Bulk Ink System3)が必要。
メディア厚み 1.0mm 以下
ロール重量 40kg 以下
適合規格 VCCI クラス A / FCC クラス A / UL 60950-1 準拠 ETL/
CE マーキング(EMC 指令、低電圧指令、機械指令) / CB 認証/
RoHS 対応 / REACH・エナジースター・(CCC 取得予定)/RCM
インターフェイス USB 2.0、LAN(イベントメール用)
電源仕様 単相(AC100~120V / AC220~240V ±10%) 50/60Hz±1Hz
1,440W×1 以下(AC100V 系)
消費電力
1,920W×1 以下(AC200V 系)
動作環境 使用可能温度:20℃~30℃、湿度 35~65%Rh(結露なきこと)
外形寸法(W×D×H) 2,525mm×700mm×1,392mm 2,775mm×700mm×1,392mm
重量 160kg 185kg
※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。




◎ 日本販売価格 JV150-130 : 170 万円(税別)
JV150-160 : 200 万円(税別)
◎ 販売開始 2015 年 4 月
◎ 販売目標台数 1,200 台/年間(全世界)

◎ お問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
グローバルマーケティング部 所 康武
長野県東御市滋野乙 2182-3
TEL:0268-64-2281 / FAX:0268-64-2285





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