ジーニー、リテールメディア向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始

2023年3月7日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ジ ー ニ ー
代表者名 代表取締役社長 工藤 智昭
(コード番号:6562 東証グロース)
問合せ先 CFO兼経営企画室室長 菊 川 淳
(TEL. 03-5909-8177)



ジーニー、リテールメディア向け収益最大化プラットフォーム
「GENIEE RMP」の提供を開始

当社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:工藤 智昭、以下ジーニー)は、小売・EC事業者が
持つ消費者の購買・行動データを活用し、店舗・ECサイト内へ広告配信が可能なリテールメディア向
け収益最大化プラットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始しましたので、お知らせいたします。



1.背景と目的
米国の Amazon やウォルマートなどの世界的な小売企業の EC 事業が急成長し、海外では「リテール
メディア」が既に幅広く浸透しています。リテールメディアとは、小売・EC 事業者が運営する EC サ
イトや小売店の店舗に設置されているデジタルサイネージなどの様々なメディアを指します。米国
におけるリテールメディア広告費は 2024 年には全デジタル広告費の 19%を占める 610 億ドル(8 兆
円弱)、国内では 3 年後には約 6 倍の 805 億円規模に拡大すると予測されており、消費者との新たな
接点としてリアル店舗、EC サイト上で様々な手法が展開され注目を浴びています。(※)


今後、リテールメディア市場は国内外で拡大していくことが予想されていますが、その背景として、
昨今の Web ユーザーのプライバシー保護の高まりが挙げられます。Apple や Google にて 3rd Party
Cookie の利用規制が強化されており、従来、広告配信や計測に用いられた 3rd Party Cookie の活用
に代わり、自社メディアで持つ 1st Party Data の活用の検討が活発化しています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により消費者の購買行動が変化し、リアルの店舗(オフライ
ン)から EC サイト(オンライン)への移行が進んだことも背景の一つとして考えられています。


ジーニーは今後拡大が予測されるリテールメディア広告市場に対し、リテールメディア向けプラ
ットフォーム「GENIEE RMP」の提供を開始することで、小売・EC 事業者の新規収益の創出・メーカー
の次世代販促プロモーション機会の創出を支援していきます。


※出典元

米国市場調査:Insider Intelligence

URL:https://www.insiderintelligence.com/content/what-you-need-know-about-retail-media-5-charts

国内市場調査:株式会社 CARTA HOLDINGS

URL:https://cartaholdings.co.jp/news/20220927_2/



2.GENIEE RMPについて
「GENIEE RMP」は、リテールメディアにおける広告出稿・配信機能を備え、小売・EC事業者の持つ
メディアへ組み込むことが可能です。メディアが持つ自社データやユーザー行動データなどを活用
し、小売・EC事業者の収益最大化・メーカーの広告効果の最大化を実現します。当社の広告プラット
フォーム事業で提供している媒体者向け収益最大化プラットフォーム「GENIEE SSP」と、広告主向け
広告効果の最大化プラットフォーム「GENIEE DSP」のテクノロジーやプラットフォームの技術知見を
活用し、小売・EC事業者向けに特化してサービスを提供します。



3.GENIEE RMPの提供価値
「GENIEE RMP」はジーニーがこれまでに自社で開発した広告プラットフォームを基盤としており、
導入により下記の効果が見込まれます。


・小売・EC 事業者のメリット
収益最大化・広告枠一括管理・レポート機能
オンサイト、オフサイトを横断した広告配信や柔軟なフォーマットに対応し、独自の配信ロジック
による収益最大化、広告枠の一括管理を実現します。弊社が持つ国内最大規模の外部広告配信によ
る収益化のサポートも可能です。
また、直感的な UI や管理画面で完結するレポート機能を搭載しています。





収益最大化のための当社セールスチームによるサポート
当社セールスチームによる広告予算獲得、広告メニュー設計のサポートなど、プラットフォームの
活用とともに担当がサポートし、より少ない工数で収益最大化を実現いたします。


・広告主のメリット
独自ロジックによる入札の最適化により、購買数の向上・費用対効果の最適化を実現します。小
売・EC 事業者が持つ自社データを活用して柔軟なターゲティング配信ができるほか、また精度の高
いマーケティングが可能です。


・ユーザーのメリット
小売・EC 事業者が持つ顧客データを活用した広告配信により、ユーザーのニーズに合わせて、関連
性の高い商品を適切なタイミングで提案いたします。「GENIEE RMP」により顧客ごとに「欲しいと
きに欲しい物に出会える」機会をリアルタイムで提供し、より快適な購買体験を実現いたします。



4.今後の当社業績の見通し
本件による、2023年3月期の当社連結業績への影響は、軽微であると見込んでおります。

以 上





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