AIカメラによりスマートフォン画面を撮影しアプリインストール状況データを提供するサービスを開始

報道関係者各位

プレスリリース
2023 年 4 月 20 日
株式会社エル・ティー・エス
株式会社イオトイジャパン



AI カメラによりスマートフォン画面を撮影しアプリインストール状況データを提供するサービスを開始
【先着 10 社様まで、サンプルデータを無償提供】



株式会社エル・ティー・エス(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:樺島 弘明/以下、LTS)の子会社である株式会社イ
オトイジャパン(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木 右子/以下、イオトイ)は、サッポロ不動産開発株式会社(本社:
東京都渋谷区、代表取締役社⻑:宮澤 高就/以下、サッポロ不動産開発)と共同で、画像分析 AI 搭載カメラ(以下、AI

カメラ)によりスマートフォン画面を撮影することでアプリアイコンを検知するための技術を開発し、取得したアプリイ
ンストール状況データを提供するサービス「ショコワ」を開始いたしました。



現代社会において、スマートフォンは消費者が生活に必要な情報を取得する上で欠かせない手段となっており、人々がス
マートフォンにどのようなアプリをインストールしているかといったデータから、人々のライフスタイルや嗜好性をうか

がい知ることができます。
「ショコワ」は、AI カメラを商業施設などのロケーションに設置し、実際に人が操作しているスマートフォンの画面を撮

影することで、商品企画やマーケティング、アプリ開発等に活用したいユーザーに “消費者の好みが分かる”データを提供
するサービスです。

今回、実際に施設内に設置した AI カメラによってアプリインストール状況データを収集することができ、取得したデータ
の精度と活用価値が確認されたことから、データ及びデータ分析事例を先行リリースすることと致しました。

将来的には、様々なロケーションで取得されたアプリインストール状況データを活用し、ロケーションごとに集まる人々
の嗜好性の違いを分析したり、時間経過に伴うライフスタイルの変化を素早く捉えたりすることで、これまでにない洞察

の獲得や、細やかなマーケティング活動を可能にすることも想定しております。
【先着 10 社様まで】 サンプルデータの無償提供
今回のサービスリリースに際し、実際にとある施設内で取得したデータのサンプル及びデータ分析事例を、先着 10 社様ま
で無償で提供することといたしました。サンプルには、アプリインストール状況データ(スマホアプリ名称、カテゴリ)、
属性データ(年代、性別)が収録されています。
サンプルデータを希望する場合は、以下の URL よりお申込みください。

https://forms.office.com/r/ZRntZnYE19(※上限数に達した時点で受付を停止します)


【サービス内容】

施設内に設置した AI カメラにより利用者のアプリインストール状況データを取得し、利用しやすい形に加工したデータ、
または、データ分析結果を提供。


◇データ分析事例

・ジャンル別上位インストールアプリ
・アプリインストール状況によるペルソナ推定
・性別年代比較分析



◇情報取得及び取扱いについて

各カメラで撮影した画像データは、数値データや統計データに加工後、速やかかつ確実に消去します。加工・抽出後の数
値データや統計データには、個人の特定につながる情報は含まれません。



【各社の概要】

・法人名:株式会社イオトイジャパン
※イオトイジャパンは、株式会社エル・ティー・エス(東証プライム:6560) の子会社です

・所在地:東京都港区元赤坂 1-3-13 赤坂センタービルディング 14 階

・代表者:代表取締役 鈴木 右子
・設 立:2017 年 9 月1日
・事 業:IoT を活用したビジネスビジネスの事業化のコンサルティング
・ウェブサイト: http://iotoi-japan.com/



・法人名:サッポロ不動産開発株式会社
・所在地:東京都渋谷区恵比寿 4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー3 階

・代表者:代表取締役社⻑ 宮澤 高就
・設 立:1988 年 6 月 28 日
・事 業:不動産の賃貸管理、不動産開発、ホテル運営等
・ウェブサイト:https://www.sapporo-re.jp/



【本プレスリリースに関するお問合せ先】
株式会社イオトイジャパン 担当:樋口 E-Mail: info@iotoi-japan.com
 本サービスの仕組みと展望

本サービスは、人の集まる施設内に AI カメラを設置し、施設利用者のスマホアプリデータを取得、クラウドに転送*する
仕組みを用いて、ダッシュボード等からデータを取得したり、分析したりできるようにすることを想定しています。
*データはカメラに搭載されたエッジコンピューティングにて個人情報が含まれない形に瞬時に加工しており、本シス
テム全体において、個人情報を取得することはありません。



現在、上記システム全体像のうち、施設内に設置した AI カメラにより個人情報を含まない形でスマホアプリデータを取得
する技術開発は完了しております。データの分析は、イオトイの親会社である LTS のデータサイエンティストチームが担

当しており、ユーザーにおけるビジネス活用の仮説立案、示唆出しまでご支援することが可能です。


将来的には、多様なエリアの施設内に設置済の AI カメラから取得されるデータを活用するだけでなく、ユーザーが自社で
保有する施設内に AI カメラを設置し、施設利用者のデータを集めることで、自社のマーケティング活動等の目的に沿った

独自のデータ(1 次データ)として活用していただけるようにすることも想定しております。


 データの特徴

将来的に、取得したデータをクラウド上で取得できるようにしたり、AI カメラを複数のロケーションに設置することで、
下記のような特徴をもったデータを提供することを想定しています。



・ロケーションに紐づくデータ
AI カメラを設置したロケーションを訪れた人のみに絞ったデータ取得が可能であるため、将来的に AI カメラを複数のロ
ケーションに設置することで、ロケーションごとの傾向や違いを見ることができます。

・偏りの少ないデータ
パネルユーザーのモニタリングやアンケート調査と異なり、データ取得対象者を限定しないため、偏りが少なく、実態に

限りなく近いデータを取得することができます。

・すぐに使える“いま”のデータ
同様のデータの取得を調査会社に依頼した場合、最低 1-2 か月を要するなど、数か月前の状況しか把握できないという問
題がありました。本サービスは、AI カメラでリアルタイムに取得されるデータを即座に入手できるため、アプリ利用状況
の“いま”を知ることができます。

・時系列で比較できるデータ
設置した AI カメラで継続的にデータを取得・蓄積するため、世の中のトレンドの変化を時系列で分析できるなど、ビッグ
データとしての活用が可能です。

・コストは従来の 10 分の 1 程度
同様のデータ取得を調査会社に依頼した場合、場合によっては 100 万円単位となることもありますが、本サービスは数万
〜10 万円単位に設定しており、比較的低コストで、気軽に利用することができます。


 データの活用例

●買物傾向の把握

メルカリ、Amazon、楽天市場といったネットショッピングアプリがインストール上位だが、トモズ公式、ココカラファイ
ン、スギ薬局、くすりの福太郎、ツルハドラッグ、クリエイトエスディー(いずれもドラッグストアのアプリ)、ABC マー

ト、アイシティ、ブックオフといった実店舗のアプリのインストールも一定数あった。将来的には、地域・性年代ごとの
買物傾向を比較し、それぞれのペルソナ仮説に応じたマーケティング施策の検討も可能になることが期待される。




●健康・お得志向アプリの流行
2022 年に取得したデータでは、歩くことでポイ活ができるアプリ(スギサポ walk、ステッパー、ステラウォーク、トリ

マ、FiNC、Sweat Wallet、Sweatcoin)のインストールが多かったのが特徴的で、健康+お得志向が流行する兆しをとらえ
ることができる。このように、アプリインストール状況を時系列で比較することで、時間経過に伴うライフスタイルの変

化を素早く捉え、自社のサービス開発に活かすなどの活用方法が期待される。

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