スポットワークマーケットデータレポート(2023年12月度版)

報道関係各位 2024 年 3 月 4 日
株式会社ツナググループ・ホールディングス(証券コード:6551)


単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は 2.61 倍
スポットワーカー平均時給は 1,202 円、3 か月連続で通常バイト時給を上回る
-スポットワークマーケットデータレポート(2023 年 12 月度版)-

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所( https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:
平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」につい
て定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2023 年 12 月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら:https://tsuna-ken.com/research_report/202312_spotwork-12/


【トピックス】
1.スポットワークの求人倍率は 2.61 倍。前年同月より 0.26 ポイント上昇
2.新規ワーク数は、前年同月比+7.3%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+3.5%と伸長
3.スポットワーカーの平均時給は 1,202 円。前月差+20 円、前年同月差+10 円


■1.スポットワークの求人倍率は 2.61 倍。前年同月より 0.26 ポイント上昇
2023 年 12 月度のスポットワーク求人倍率は 2.61 倍。前月より求人数(-5.3%)が下回ったことにより、
求人倍率は-0.79 ポイントと 4 か月ぶりに前月よりマイナスとなりました。前月同月差は+0.26 ポイントと
上昇しています。
■2.新規ワーク数は、前年同月比+7.3%。主要職種では倉庫内・軽作業が前年比+3.5%と伸長
景気の先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は 112,492 件。6 月から 7 か月連続で前年同月比プ
ラスを維持しています。主要職種では倉庫内・軽作業が前年同月比+3.5%と最も伸びが高くなっていま
す。




■3.スポットワーカーの平均時給は 1,202 円。前月差+20 円、前年同月差+10 円
2023 年 12 月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の 3 大都市圏) 1,202 円。
は 前月差+20
円、 前年同月差+10 円となりました。 通常のアルバイト平均時給 1,185 円(※リクルート発表 「アルバイト・
パート募集時平均時給調査」 )との比較では 17 円高い結果となりました。
主要3職種で最も賃金差が大きいのは、倉庫内・軽作業でスポット 1,246 円、アルバイト 1,210 円と、ス
ポットワーク時給が 36 円高くなっています。
出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2019 年 12 月~2023 年 12 月データ
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2023 年(令和 5 年)10~12 月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」


■スポットワークマーケットデータレポートとは

・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中
でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギ
グワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます) 。こうしたワークスタイルで働く個人、活
用する企業の市場がスポットワークマーケットです。

・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入

・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018 年から ILO 基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、
その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加して
スポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的
に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する
観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化する
データレポートを発信していきます。


■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平
賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくな
ど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に
転身。特に 30 年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュ
ニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に
「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」 (かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」
(アスコム) 最新刊 。 「イライラ・モヤモヤする今どきの若手社員のトリセツ」(PHP ビジネス新書)を上梓。
https://tsuna-ken.com/


■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【2023 年アルバイト採用ブランド力調査】
コロナ禍 3 年、アルバイト最強ブランドは1位ダイソー!2 位セリア!
https://tsuna-ken.com/research_report/baito_2023ranking/

バイト探しの情報源はネット化加速!学生では登録型サービス利用が増加!
2023 年アルバイト探しに利用した情報源調査(2019-2023 比較版)
https://tsuna-ken.com/research_report/arbeit_medium2023/

【アフターコロナの多様な働き方調査】5 類移行後の働き方調査
出社回帰の傾向が見られる中、働き手はちょこっとテレワークを希望
https://tsuna-ken.com/research_report/telework_5/
【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp


■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006 東京都千代田区有楽町 2-2-1 X-PRESS 有楽町 3 階
代表者:代表取締役兼執行役員社長 米田 光宏
資本金:697,256 千円
従業員数:690 名/グループ合計(2023 年 9 月 30 日現在)
URL:https://tghd.co.jp

【取材・報道関連に関するお問合せ先】
株式会社ツナググループ・ホールディングス
広報担当 Mail:tghd-info@tsunagu-grp.jp

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