ミネベアミツミのセンサー付きLED道路灯を活用したスマートシティソリューションの実証実験、大阪にて実施

2020 年8月 31 日
ミネベアミツミ株式会社

ミネベアミツミのセンサー付きLED道路灯を活用した
スマートシティソリューションの実証実験、大阪にて実施

ミネベアミツミ株式会社(以下「ミネベアミツミ」)は、大阪府、大阪市、大阪商工会議所で構成
する「実証事業推進チーム大阪(以下、「推進チーム」 」にご支援いただき、スマートシティ

ソリューションの開発に向けた実証実験を、2020年 9 月1日より開始することになりました
ので、お知らせいたします。
ミ ネ ベ ア ミ ツ ミ の スマー ト シ テ ィ ソ リ ュ ーショ ン は 、 独 自 技 術 の無線 を 活 用 し た ス マ ート
ライティングに環境センサーやカメラ等を搭載して、 道路近辺の環境状況、 交通量、 路上の冠水等を
把握することを目指しています。
推進チームは、大阪における実証実験をより円滑・効果的に実施できるよう支援しており、今回の
実証支援もその取り組みの一環となります。


今回の実証実験では、道路近辺の環境状況(風速・風向、温度・湿度、気圧、降雨の有無、照度、
UV、加速度)を把握できるセンサーを搭載した道路灯を、大阪府が管理する道路6か所に設置し、
無線通信により道路灯の照度等の一元管理を行うほか、環境状況のデータを収集します。収集され
たデータを活用することで、府が管理する山間部や臨海部の道路で気象状況(温度・風速・気温等)
が即座に確認でき、特に夏季・冬季の道路管理に活かせる気象状況の把握が可能かを検証します。


ミネベアミツミは、環境省による「二国間クレジット制度(JCM)を利用したプロジェクト設備補助
事業」に採択されました。その後、スマートライティングのソリューションをカンボジア全州で展開
しています。また、国内でも試験導入を行っていますが、今回の実証実験は当社にとって国内で過去
最大の規模となります。今回の実証実験で搭載した環境―センサーの他に、交通量を測定する
カメラ、氾濫水を検知する水位センサー、降水量を測定する積雪深計、雨量計も構想されています
(一部開発中)。
今後、地方自治体への展開を目指しています。


今後も推進チームは、大阪府、大阪市、大阪商工会議所が緊密に連携し、 「未来社会の実験場」を
コンセプトとする 2025 年大阪・関西万博を見据えて引き続き実証支援の取り組みを積み重ね、
大阪における新たなビジネス創出に取り組みます。


【実施概要】
日 時:2020 年 9 月 1 日(火)
~2021 年 8 月 31 日(火)
※設置場所により、実証期間は数日前後する
場 所:大阪府が管理する道路 6か所
実施主体:ミネベアミツミ株式会社
(本社:長野県北佐久郡御代田町
代表取締役会長兼社長執行役員(CEO & COO)
:貝沼 由久)




今回設置するスマートライティング(イメージ)





【ミネベアミツミのスマートシティソリューション】
ミネベアミツミは、業務提携関係にある岩崎電気と無線機能付き高効率 LED 道路灯を開発し、2015 年
より「スマートシティ」プロジェクトを進めています。
この無線機能付き LED 道路灯をクラウドで一元管理することにより、点灯時間や消費電力量のモニタ
リングが可能となり、各種センサー(環境センサー、パーキングセンサー等) 、電力メーター、監視
カメラなどを組み合わせ、都市生活にかかわる機能を一括してモニタリングできるシステムの構築を
進めています。
照明機器を、ただ単にあかりをともすだけではなく、省エネルギーや都市生活の利便性向上、安全性の
向上など、様々な付加価値を持つデバイスに進化させるべく、チャレンジを続けています。

※ミネベアミツミのスマートシティを支える通信方式:6LoWPAN について
・メッシュ状にネットワークを構築し、木や建物などの多いエリアで有効です。
・通信がダウンした場合、無線機能付き LED 道路灯が自動的に新しいネットワークを構築します。





【ミネベアミツミグループについて】

ミネベアミツミは、IoT(Internet of Things)時代に貢献するエレクトロメカニクスソリューションズ®*
プロバイダーとして世界シェア No.1**を誇るミニチュア・小径ボールベアリングから、モーター、
センサーや、半導体、無線技術に至るまで、幅広い先端技術を相い合わせ、常識を超えた「違い」で
新しい価値を作り出す「相合(そうごう)」精密部品メーカーです。

設立年月日: 1951 年 7 月 16 日
資本金: 68,258 百万円(2020 年 3 月末現在)
代表者: 代表取締役 会長兼社長執行役員(CEO & COO) 貝沼 由久
事業内容: ベアリングなどの機械加工品事業、
電子デバイス、小型モーターなどの電子機器事業、
自動車部品・産業機械・住宅機器事業
上場証券取引所:東京、名古屋
連結売上高: ミネベアミツミグループ 978,445 百万円
(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)
エイブリックグループ 30,574 百万円
(2019 年 4 月 1 日~2020 年 3 月 31 日)***
従業員数: 連結約 10 万人
拠点数: 27 か国 製造・研究開発 93 拠点、営業 91 拠点、計 184 拠点
ウェブサイト: www.minebeamitsumi.com

*エレクトロメカニクスソリューションズは、ミネベアミツミ株式会社の登録商標です。登録番号は 5863395 号です。
**外径 22 ㎜以下のボールベアリング市場。ミネベアミツミ調べ。
*** エイブリックグループは、2020 年 4 月 30 日付で、経営統合によりミネベアミツミグループの一員となりました。




報道関係お問い合わせ先:
ミネベアミツミ株式会社 広報・IR 室
Phone: 03-6758-6703 E-mail: koffice@minebeamitsumi.com





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