ACSL、CVCで世界2位のドローン・ソリューション・プロバイダーAerodyne社に出資を決定

2021 年 5 月 10 日
株式会社自律制御システム研究所


ACSL、CVC で世界 2 位のドローン・ソリューション・プロバイダーAerodyne 社に出資を決定

株式会社自律制御システム研究所(所在地:東京都江戸川区、代表取締役社長 兼 COO:鷲谷 聡之、
以下「ACSL」 「CVC」 ※1 は、
)が 2020 年 12 月に設立したコーポレートベンチャーキャピタル(以下、 )
リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田暁彦、 「当社」
以下 )
が運営するリアルテックグローバルファンドおよび KOBASHI HOLDINGS 株式会社(所在地:岡山市南
区、代表取締役社長:小橋正次郎)とともに、ドローンサービスプロバイダーランキング世界 2 位※2 の
Aerodyne Group(本社:マレーシア、以下「Aerodyne 社」)へ出資することを決定したので、お知らせ
いたします。本件は、CVC 設立後初めての出資となります。
ACSL は 2020 年 8 月に公表した中期経営方針「ACSL Accelerate 2020」※2 でシナジーを期待した投
資を目指した CVC の設立という戦略に加えて、ASEAN 進出本格化を戦略の一つとして掲げております。
Aerodyne 社はドローン・ソリューション・プロバイダーとして 35 ケ国以上でサービスを展開しており
シナジー効果が期待できるため、出資することといたしました。




インドの調査会社 The INSIGHT Partners は、2018 年に約 700 億円だったドローンサービス市場は、
2027 年までに約 2.7 兆円に達すると予測しています。特にインフラ、農業や物流等の産業においてはマ
ニュアル作業の割合が依然として高く、作業人員不足や危険業務に伴う様々な課題が挙げられてきまし
た。
Aerodyne 社は 2014 年の設立以降、ドローンを活用し、より迅速・低コスト・高品質・安全にインフ
ラの点検・モニタリングを実施できるサービスを展開してきました。当サービスは、FORTUNE Global
500 に選出されている石油会社 Pertronas 社や東南アジア最大の上場電力会社 Tenaga National Berhad
社を始め、様々な業界を代表するインフラ企業に導入されてきました。


上述の既存事業強化に加え、Aerodyne 社は新たに農業分野への進出を本格化しています。東南アジア
では、コメ・パーム・パイナップル等のプランテーション型農業が一大産業となっていますが、労働集約
的で環境負荷が高い農法となっているケースが多く、その効率化のポテンシャルは大きいとされていま




す。Aerodyne 社はドローンを活用して農作物の健康状態や収穫量をモニタリングすることにより、デー
タを活用した精密農業を実現できるサービス構築を目指しています。既にマレーシアの最大手農場保有
企業複数社との実証実験を開始しており、2022 年以降にはインド、インドネシア、タイにも展開予定で
す。


また、ACSL と Aerodyne 社の日本法人であるエアロダインジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取
締役:伊藤 英、以下エアロダインジャパン)は 2020 年 11 月に、今後、法整備が進む有人地帯上空での
目視外飛行(Level 4)を見据え、連続飛行試験が実施できる体制を ASEAN にて構築する連携を開始し
ております※3。
Level 4 環境下での飛行を実現するためには、十分な飛行時間やリスクレベル評価、安全性・信頼性を示
すための基礎データが重要になるため、ACSL の産業用ドローン ACSL-PF2 及び Mini について、1,000
時間にもおよぶマレーシアでの連続飛行試験を 12 月より実施しております。




(写真)マレーシアでの連続飛行試験の様子 提供:エアロダインジャパン株式会社



ACSL は、本出資を通して、ASEAN への進出を加速させてまいります。


■Aerodyne Group(マレーシア)について

・設立年月:2018 年 1 月 18 日
・ 所 在 地 : Aerodyne Campus, Persiaran Cyber Point Selatan, Cyber 8, 63000
Cyberjaya, Selangor
・代表者:Mr. Kamarul A Muhamed
・資本金:37M USD
・事業内容:マニュアル作業が多い業界をドローンと AI/機械学習の力で効率化
・公式サイト:https://aerodyne.group/
・出資時期:2021 年 5 月





※1
2020 年 11 月 11 日 コーポレートベンチャーキャピタル設立のお知らせ
https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/1553/


※2
中期経営方針「ACSL Accelerate 2020」
https://ssl4.eir-parts.net/doc/6232/ir_material_for_fiscal_ym/85186/00.pdf


※3
エアロダインジャパンと ACSL、Level 4 を見据えた産業用ドローンの基礎データ構築のための ASEAN
での連続飛行試験に向け連携開始
https://www.acsl.co.jp/news-release/press-release/1531/


【株式会社自律制御システム研究所】
ACSL は、産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、 国産の産業用ドローンの開発を
行っており、特に、画像処理・AI のエッジコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、
同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。既にインフラ点検や郵便・ 物流、防災などの様々
な分野で採用されています。
株式会社自律制御システム研究所会社概要は https://www.acsl.co.jp/company/をご覧下さい。


【このニュースリリースへのお問い合わせ】
株式会社自律制御システム研究所(ACSL) 担当:廣嶼(ひろしま)
Tel: 03-6661-3870 Email: sales@acsl.co.jp





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