ロゼッタとFRONTEOが言語処理AIの連動に向けて業務提携

2020 年 9 月 17 日
株式会社ロゼッタ
株式会社 FRONTEO




ロゼッタと FRONTEO が言語処理 AI の連動に向けて業務提携

株式会社ロゼッタ(本社:東京都新宿区、代表取締役:五石 順一、以下ロゼッタ)と株式会社
FRONTEO(本社:東京都港区、代表取締役:守本 正宏、以下 FRONTEO)は、言語処理 AI の連動
に向けた業務提携に関する覚書を締結しました。




×

ロゼッタは創業来「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」というミッションを
掲げ AI 翻訳を開発してきました。今年からは従来の文書翻訳に加えて、音声会話にも対応してウェ
アラブルデバイスを使った事業を建設業界と医療機関向けに開始しています。またミッション第 2
章では「人類を単純作業の苦役的労働から解放する」を掲げ、従来の RPA クラス定義におけるクラ
ス 1 の RPA(Robotic Process Automation:定型業務の自動化)に加えて AI を連動させる「AI RPA」
事業の開始準備を行っています。
一方、FRONTEO は「情報社会のフェアネス実現」を目指し、自然言語解析により訴訟、製造、金融、
医療等、さまざまな分野における業務の効率化・高度化に関するサービスを提供しています。
それぞれのもつ技術を連動することにより、両社が掲げるミッションを共に実現することにもつ
ながると考え、この度、業務提携の運びとなりました。


≪ロゼッタ×FRONTEO AI 連動プロジェクト≫


① 建設業向け多機能ウェアラブルデバイスにおける安全管理、危険察知、事故防止機能
ロゼッタは、建設会社と共に建設業向け多機能ウェアラブルデバイスを開発しています。現在は、
遠隔地にある建設現場との情報共有、建設現場におけるデータ取得、AI 翻訳機能を搭載していま
すが、それらに加えて、安全管理、危険察知、事故防止についても重要かつ大きなニーズが存在し
ています。一方で、FRONTEO は AI を用いて、コンプライアンス違反の予兆検知、内部不正調査、
再発防止策を、また、医療機関向けに転倒転落予測や認知症診断支援を行っています。両社の技術
を連動させて、建設業向け多機能ウェアラブルデバイスに対して、安全管理、危険察知、事故防止
機能の実装を試みます。


② 医療機関向け多機能ウェアラブルデバイスにおける会話記録の分析と診断支援機能
ロゼッタは、聖路加国際病院と共に外国人患者向け AI 翻訳システムの実証共同研究を行っていま
す。医療機関におけるウェアラブルデバイスの用途としては、外国人向け翻訳機能だけではなく、
医師・看護師と患者との会話を記録・分析し、カルテ作成や診断を支援する機能も期待されます。
FRONTEO の医療機関向け AI システムの技術を応用して、医師・看護師と患者との会話を記録・分
析し、カルテ作成や診断を支援する機能の実装を試みます。


③ 「AI RPA」事業における人間の判断を代替する AI 機能
ロゼッタは、企業ミッションの第 2 章に「人類を単純作業の苦役的労働から解放する」を掲げ、従
来の RPA クラス定義におけるクラス 1 の RPA(Robotic Process Automation:定型業務の自動化)に
加えて AI を連動させる「AI RPA」事業を展開しています。FRONTEO が行っている AI 言語解析
による自動分類判断とロゼッタの AI・RPA 技術とを連動させることでクラス 2 の EPA(Enhanced
Process Automation:一部非定型業務の自動化)
、さらには、業務プロセスの分析や改善、意思決定
までを自ら自動化するクラス 3 の CA
(Cognitive Automation:高度な自律化)の実現を目指します。


④ 特許、法務、金融、医薬、製造業等、多種多様な業界での AI 機能
その他、特許、法務、金融、医薬、製造業等、多種多様な業界で多くのユースケースにおいて、両
社の技術を連動させることによって業務効率化のための AI ツールの実現を目指します。


■ 株式会社 FRONTEO について
FRONTEO は、自然言語処理に特化した自社開発 AI エンジン「KIBIT®」と「conceptencoder®」を
用いて膨大な量のテキストデータの中から意味のある重要な情報を抽出し、企業のビジネスを支援
する、データ解析企業です。2003 年 8 月の創業以来、企業の国際訴訟を支援する「e ディスカバリ
(電子証拠開示)」や、「デジタルフォレンジック調査」というリーガルテック事業をメインに、日
本、米国、韓国、台湾とグローバルに事業を展開してきました。リーガルテック事業で培った AI 技
術をもとに、2014 年よりライフサイエンス分野、ビジネスインテリジェンス分野へと事業のフィー
ルドを拡大し、AI を用いて「テキストデータを知見に変える」ことで、創薬支援、認知症診断支援、
金融・人事・営業支援など、様々な企業の課題解決に貢献しています。2007 年 6 月 26 日東証マザー
ズ上場。資本金 2,568,651 千円(2020 年 3 月 31 日現在)。
URL:https://www.fronteo.com/


■ 株式会社ロゼッタについて
ロゼッタは創業以来「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」という企業ミッション
の下に AI 自動翻訳の開発をしてきましたが、現在ではさらに構想を拡大し、AI、AR (Augmented ×
Reality:拡張現実) VR(Virtual Reality:仮想現実) 5G/6G/7G(高速大容量・多数同時接続通信)
、 、 、
4K/8K/12K(超解像映像)
、映像配信ソリューション、ウェアラブルデバイス、ロボット、HA (Human
Augmentation:人間拡張)等の最新テクノロジーを統合して、世界中の人々が「いつでも どこでも誰と
でも言語フリーで」交流し、生活し、仕事し、人生を楽しめる「グローバル・ユビキタス」の実現を目指
しています。
URL:https://www.rozetta.jp/


※本件のロゼッタグループの業績への影響については、2021 年 2 月期に対しては軽微ですが、中長期
的には大きく業績向上に資するものと考えております。なお、2021 年 2 月期の業績に与える影響につ
いて開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。
※本件による FRONTEO の当期業績への影響については軽微ですが、開示すべき事項が生じた場合には
速やかにお知らせいたします。



株式会社ロゼッタ (コード番号:6182 東証マザーズ) お問合せ先
■製品・サービスに関するお問合せ
所在地:東京都新宿区西新宿 6-8-1 オークタワー23F 経営戦略室 :工藤
代表取締役:五石 順一 E-mail:c-kudo@rozetta.jp
事業内容:超高精度 AI 自動翻訳の開発、販売等 ■報道に関するお問い合わせ
URL:https://www.rozetta.jp IR 部 :村井
E-mail:ir@rozetta.jp


株式会社 FRONTEO (コード番号:2158 東証マザーズ) お問合せ先
■報道に関するお問い合わせ
所在地:東京都新宿区西新宿 6-8-1 オークタワー23F 広報担当 :瀬川
代表取締役:守本 正広 FAX :03-5463-6345
事業内容:AI ソリューションの提供 E-mail:pr_contact@fronteo.com
URL: https://www.fronteo.com/

8625