シグマクシス、経費精算および間接材購買請求書管理を6か月で完全電子化、自社実績をもとに間接業務のデジタル・トランスフォーメーションサービスの提供を開始

【Press Release】
報道関係者各位

2020 年 5 月 11 日
株式会社シグマクシス



シグマクシス、経費精算および間接材購買請求書管理を6か月で完全電子化
~自社実績をもとに、間接業務のデジタル・トランスフォーメーションサービスの提供を開始~


株式会社シグマクシス(本社:東京都港区、代表取締役社長:富村 隆一、コード番号:6088 東証一部、以下
シグマクシス)は、株式会社コンカー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三村 真宗、以下コンカー)が提供
するクラウドソリューション「Concur Expense」「Concur Invoice」、およびギリア株式会社(本社:東京都台東区、代
表取締役社長 兼 CEO:清水 亮、以下ギリア)とともに共同開発した「領収書読み取り AI-OCR スマホアプリ」※1
を導入し、経費精算および間接材購買※2 に係る請求書管理の完全電子化を実現しました。また当該業務プロセ
スの変革も並行して実施し、構想策定開始から 6 か月という短期間で全ての取り組みを完了しました。2020 年 2
月に新システムおよび新業務プロセスの稼働を開始するとともに、本取り組みによる知見をもとにしたサービス「間
接業務のデジタル・トランスフォーメーション」の提供を開始しております。

企業のデジタル・トランスフォーメーションにおいて既存業務の電子化が大きなテーマとなる中、国内では電子
帳簿保存法の改正が行われるなど、業務文書電子化の環境整備が進められています。また、クラウドサービスや
AI の活用を通じた、業務プロセス変革の必要性も叫ばれています。シグマクシスは設立来、デジタル活用を通じ
た生産性と創造性の向上に取り組んでおりますが、このたび、以下の取り組みを通じて、自社の生産性とガバナ
ンスレベルのさらなる向上を実現しました。今後は、本取り組みにおいて蓄積したノウハウをサービスとして展開
し、企業のデジタル・トランスフォーメーションを促進してまいります。

①経費精算および間接材購買に係る請求書管理を、完全電子化
コンカーが提供する SaaS 型のクラウドソリューションの「Concur Expense」と「Concur Invoice」、シグマクシスとギ
リアが共同開発した、紙の領収書をスマートフォンのカメラで読み取る AI-OCR スマホアプリを導入しました。電
子帳簿保存法に準拠したコンカーの両ソリューションおよび AI-OCR スマホアプリを同時導入することで、当該
業務データの完全電子化が可能となりました。またクラウドソリューションの標準機能に準拠し、アドオン開発を
一切することなく6か月で導入を完了しております。

②完全電子化による社員・管理者・管理部門の生産性向上
経費精算の完全電子化により、社員の手作業による領収書データ入力や紙媒体の証憑整理の作業、証憑提
出のための移動をなくすことで、当該業務における社員一人当たり 28%の工数を削減しました。また経理部門
での目視による証憑とデータの照合・確認処理が「Concur Expense」上で可能となるため、生産性と正確性の
向上が期待されています。また電子帳簿保存法のもと、紙媒体の領収書は電子化後に破棄が可能となるた
め、当該文書の管理工数も大幅に削減されました。

請求書管理の電子化により、請求書へのコメント追記や、経理部門へ提出といったマニュアルオペレーション
が全て「Concur Invoice」上で可能となるため、業務スピードと正確性が向上するとともに、当該文書の紙媒体
での保存も不要となりました。

③監査を軸とする業務プロセス変革を通じ、社員の自律性と高度なガバナンスの両立
経費精算業務において、これまで上長一人あたり平均 9.2 名分の承認処理に、月平均 120 分を要していまし


た。本取り組みでは、業務の完全電子化にあわせて社内業務規程の改定を行い、第三者による経費精算後の
監査チェックを導入することで、上長の承認プロセスを撤廃しました。これによりコーポレートガバナンスの高度
化と、社員一人ひとりが自らの責任に則って行動する「自律型」のオペレーションを両立し、組織全体の生産
性、創造性の向上を実現しました。

今後は、経理部門で行う異常値チェックおよび監査プロセスを AI 導入により自動化し、経費精算業務量の
30%から 50%の削減を目指します。

なお、2020 年 4 月に発令された、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言後も、当社ではリモートワ
ークを徹底しながら当該業務を安定的に継続しております。企業の BCP 対策が急務となる中、周辺業務も含め
た間接業務の電子化を推進していくとともに、自社取り組みで得た知見を活用し、企業のデジタル・トランスフォー
メーションを強力に支援してまいります。

※1 領収書読み取り AI-OCR スマホアプリ:シグマクシスとギリアが最新の AI-OCR 技術を活用して共同開発した、紙の領収書から
データを読み取るスマホアプリです。読み取った領収書データを、API 連携を通じて経費精算システムに伝送し、経費精算データと
して活用することが可能です。伝送された領収書データは、タイムスタンプ付与機能により、電子帳簿保存法に準拠した電子証憑と
して利用することができます。詳しい情報は、https://www.sigmaxyz.com/business/ai-ocr/をご覧ください。

※2 間接材購買:本プロジェクトにおける間接材購買とは、役務を含まない 10 万円未満の間接材の購買が相当します。当社では、
役務においては専任部門の発注処理を必須としていること、100 万円以上の間接材については固定資産管理を行うことから、当社
独自システムでの管理を行っております。

■株式会社シグマクシスについて

社名 株式会社シグマクシス(SIGMAXYZ Inc.)/東証第一部(6088)
所在地 〒105-0001 東京都港区虎ノ門 4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス 9F
代表者 代表取締役社長 富村 隆一
設立日 2008 年 5 月 9 日
資本金 28 億 42 百万円(2020 年3月末)
役員および社員(含む株式給付信託)
主な株主
株式会社インターネットイニシアティブ、株式会社インテック
・企業のデジタル・トランスフォーメーションを支援するコンサルティングサービスの提供
事業内容
・新規事業開発、事業投資および運営
URL https://www.sigmaxyz.com/

シグマクシスは、事業戦略、M&A、業務、IT システム、デジタルテクノロジー、クラウドソリューション、プロジェクトマネジ
メントおよび新規事業開発のプロフェッショナルを揃え、社内外の能力を組み合わせたプロジェクトの実行を通じて、
様々な産業および企業における価値創造に取り組んでいます。コンサルティングサービスに加え、企業間連携による
事業創造、関連する各種事業への投資、およびその運営を通じて、社会課題を解決する新たな市場や価値の創出も
行っています。詳しい情報は https://www.sigmaxyz.com/をご覧ください。

当プレスリリース内の企業名、製品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。


■本プレスリリースの URL
https://www.sigmaxyz.com/news/2020/0511/

■関連リンク
間接業務のデジタル・トランスフォーメーション
https://www.sigmaxyz.com/business/next-generation/

領収書読み取り AI-OCR スマホアプリ
https://www.sigmaxyz.com/business/ai-ocr/

■報道関係者お問い合わせ先
株式会社シグマクシス コミュニケーション&ケーパビリティ 池田
電話:080-2170-8993 / E メール:sxpr@sigmaxyz.com





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