認知症高齢者の徘徊防止システム「みまもりビーコン」レンタル開始のお知らせ

株式会社ウチヤマホールディングス
福岡県北九州市小倉北区熊本二丁目 10-10
コード番号:6059、東証第一部
平成 29 年 7 月 6 日


報道関係各位


全国で84か所の有料老人ホームを運営するウチヤマホールディングスは、認知
症高齢者の徘徊防止システムのレンタルを始めました。システムの利用には介護保
険が適用され、月々の利用料は1割負担で850円。メール機能と捜索機能がつい
た徘徊防止システムの介護保険レンタルは業界初の試みです。

■「システム」概要
・認知症の高齢者に発信機を持ってもらいます(防水加工された発信機は縦 6 ㎝、 5 ㎝。

カバンに入れても、杖に付けてもOK)発信機の愛称は「みまもりビーコン」で、お守り
袋に入れています。
・玄関や施設の入り口などに固定検知器を設置(検知器はスマートフォンの同じ大きさ)
・高齢者が玄関や入り口を通って、戸外に出ると、検知器が作動。オプション機能であら
かじめ設定された高齢者の家族の携帯電話にメールで連絡。
・検知器から半径450メートルなら、高齢者の「現在地」も分かる機能付き。
・厚生労働省が定める「福祉用具貸与及び介護福祉用貸与に係る福祉用具」
(平成11年
厚生省告示第93号)のうち「認知症老人徘徊感知機器」と認められた初めての商品です。
介護保険が適用されるため、レンタル費用として、利用者の負担は「1割負担」で、1
か月850円。
・発信機には、1億円までの傷害保(上限1億円まで)付き。発信機を所持した高
齢者は、電車やバスを止めた際の損害賠償にも対応。


※認知症患者の全国で 462 万人(平成25年厚生労働省)。もの忘れ、暴言などさまざまな
症状がありますが、大きな社会問題となっているのが徘徊です。警察庁によると、認知症
高齢者の行方不明者も増え続けており、平成27年で、12,208 人。
「みまもりビーコン」は、
問題解決のお手伝いができる機器です。


参考 「みまもりビーコン」は、「OFF Line 株式会社」が開発しました。
総代理店グローバルアミュレットと提携を結び九州を中心に普及を目指します。


<本件に関するお問い合わせ>
広報担当者名 肥後邦彦
TEL:093-551-0002 FAX:093-531-7577


以上
■介護事業における新たな取り組み

御 守 り 型 認 知 症 患 者 追 跡 端 末
「 み ま も り ビ ー コ ン 」

●導入のメリット
①認知症の入居者様の徘徊および行方不明を防止
②介護職員のみまもり業務の軽減効果
③介護保険が適用されるため、利用者は安価で利用可能
●成果
・石川県白山市における実証実験および施設導入
・仙台市の施設への導入
・当社グループ施設での実証実験
・柏市でのドローンでの捜索を含む実証実験
・いずれもビーコンを用いて徘徊の防止、外出、帰宅の確認、屋外で
のビーコン検知ができることを確認
●今後の展開
①各施設への導入に向け、検証を継続・蓄積
②「みまもりビーコン」の販売代理店として利用者を拡大し、安心・安
全な社会の実現を目指す


【開発元】オフライン株式会社

4001