船舶用ガスエンジンの完成

平成 30 年 2 月 26 日
各 位
会 社 名 阪神内燃機工業株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 木下 和彦
(コード番号 6018 東証第2部)
問 合 せ 先 技術部長 田中 孝弘
(TEL 078-923-3446)


船舶用ガスエンジンの完成


阪神内燃機工業株式会社はこのたび、船舶用ガスエンジン(形式:G30、定格出力:
1,422kW,定格回転数:290min -1)を完成しました。
本機関は現低速4サイクルディーゼルエンジンをガスエンジン化したもので、低速4
サイクルエンジンとしては世界初のガスエンジンとなります。

このガスエンジンは2014年、開発に着手し、この程完成致しました。

本機関の特長は現低速4サイクルエンジンの出力、回転数域を踏襲し、その高信頼性
を継承しています。駆動部の基本構造は現ディーゼルエンジンと同一とし、燃焼室部
をガスエンジン化しました。
着火方式としては点火プラグによるガス専焼電気着火方式を採用しています。
性能面ではIMO-NOx3次規制を満足させ、かつ現ディーゼルエンジン以上の熱
効率を確保しています。




現在、試験継続中であり2018年9月、リリースを予定しています。


以上
(補足資料)

エンジン主要目(対応する現ディーゼルエンジンと比較)

単位 ガスエンジン(今回開発) ディーゼルエンジン(現行)
機関形式 G30 LA32
シリンダ径 cm 30 32
シリンダ数 6 6
出力 kW 1422 1471
回転数 min -1 290 300


基本構造
・現ディーゼルエンジンの出力/回転数を踏襲
・現ディーゼルエンジンと同一構造、燃焼室をガスエンジン化
・電気着火方式採用(構造の簡素化に留意)

特長
・環境に優しいガスエンジンを望む顧客ニーズに対応
・IMO-NOx3次規制を満足
・すす(PM)SOxの発生はゼロ
・現ディーゼルエンジン以上の熱効率を確保
・船舶の操船性強化に注力

2603

新着おすすめ記事