980MPa級高成形性超ハイテン材を用いた難成形車体骨格部品を世界で初めて量産化 ― 日産 新型クロスオーバーの車体軽量化に貢献 ―

平成30年6月18日
各 位

会 社 名
代表者の 代表取締役 社長執行役員
役職氏名 吉 澤 正 信
(コード番号 5949 東証第1部)
問 い 合 専務執行役員
わ せ 先 伊 藤 芳 雄
電 話 045-470-8755
HP アドレス https://www.unipres.co.jp/




980MPa級高成形性超ハイテン材を用いた難成形車体骨格部品を世界で初めて量産化
― 日産 新型クロスオーバーの車体軽量化に貢献 ―


ユニプレス株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:吉澤 正信、以下 ユニプ
レス)は、980MPa(メガパスカル)級高成形性超ハイテン材(以下、高成形性
980MPa材)を使用した難成形車体骨格部品の量産化に世界で初めて成功。2018年に
北米で発売の、日産自動車株式会社のラグジュアリー中型クロスオーバー向けに供
給を開始した。

― 記 ―

近年の自動車業界では、地球環境保全の観点からCO2の削減(燃費向上)が要求
され、車体の軽量化が進む一方、衝突時の乗員保護のための車体の高強度化も求め
られている。
その結果、自動車各社は材料の薄板化による軽量化と高強度化による衝突安全性
確保を両立する超ハイテン材の使用を加速している。

今回、日産自動車株式会社より受注した高成形性 980MPa 材部品は、新日鐵住金
株式会社が開発した新材料を用いており、フロントサイドメンバーやリアサイドメ
ンバ-等の下屋難成形骨格部品に適用されている。
高成形性980MPa材は従来の590MPa材に近い延び特性を有しているものの、複雑形
状の下屋骨格部品への適用のためには成形上の課題があった。ユニプレスは、独自
の成形技術を開発することでこの課題を解決し、従来の980MPa材では適用できなか
った部品への展開を可能とした。

ユニプレスは、基礎技術を蓄えつつ、長年培ってきた超ハイテン材のプレスノウ
ハウを活用し、今後も続く自動車各社の難形状部品への超ハイテン材適用要求に応
えていく。




【問合せ先】総務部 広報・IR グループ 045-470-8755

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