LIXILの競争力強化に向け、「ダイバーシティ&インクルージョン」の戦略目標を更新

2021年4月26日
各 位
会社名 株式会社 LIXIL
代表者名 代表執行役社長兼 CEO 瀬戸 欣哉
(コード番号:5938 東証・名証各一部)
問合せ先 常務役員 IR室 室長 平野 華世
(TEL. 03-6706-7001)




LIXIL の競争力強化に向け、「ダイバーシティ&インクルージョン」の
戦略目標を更新


当社は、より機動的で起業家精神にあふれた組織の構築に向けて変革を推進しております。その中
核として位置付けるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)について、この度、戦略および目標
を更新しました。新戦略の下、2030年までに、ジェンダーの不均衡を是正することを目指す目標を設
定しました。


詳細は、添付ニュースリリースをご参照ください。


以上
 




報道関係各位 2021 年 4 月 26 日
 
 
競争力強化に向け、「ダイバーシティ&インクルージョン」の
 
戦略目標を更新
インクルージョン文化の醸成により、従業員の活躍を支援し、顧客志向を強化

株式会社 LIXIL(以下 LIXIL)では、より機動的で起業家精神にあふれた組織の構築に向けて変革を推進し
ていますが、その中核として位置付けるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)について、この度、戦
略および目標を更新しました。新戦略の下、2030 年までに、ジェンダーの不均衡を是正することを目指す
目標を設定しました。
全社における D&I の戦略目標として、2030 年までに、当社の取締役および執行役の男女比を均等にする
とともに、全社の管理職についても、女性比率の 30%を達成します。また、日本においては 2030 年まで新
卒採用者の男女比の均等を維持するなど、地域別の目標も設定しています。従業員が入社してから退職する
に至るまでの全てのプロセスにおいて D&I を組み込み、 新卒および中途採用における人材獲得戦略の見直し
や、人材育成や昇進プロセスにおいても多様性が尊重されるよう、対策を講じていきます。
LIXIL ではインクルーシブな組織の構築に向け、従業員の新しい働き方を支援するため、 人事制度や施策の
見直しを行い、従業員が能力を最大限に発揮できるような環境を整備するとともに、実力主義への転換を進
めています。2020 年には、地域や部門を超えた D&I 活動を実行していくため、LIXIL の社長兼 CEO である瀬
戸欣哉を委員長とする「D&I 委員会」を設置し、全社一丸となった取り組みを進めてきました。
LIXIL では、
「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現」という企業としての存在意義の実現に取
り組んでいますが、そのためには、顧客志向を徹底し、多様化する消費者ニーズを理解し、対応していく必
要があります。社会の多様化を反映し、LIXIL の製品やサービスを提供する顧客層も多岐にわたります。ジェ
ンダーの不均衡の是正を進めることは、全社においてさらなる変革を推進するとともに、顧客志向を徹底し
ていく上でも非常に重要です。LIXIL では、グローバルに D&I 活動を浸透させるための具体的なアクション
プランを設定し、新たな D&I 戦略を推進していきます。
社長兼 CEO の瀬戸欣哉は次のように述べています。
「LIXIL では、全社における D&I の浸透を推進してき
ましたが、これは社会的に正しいことをするというためだけではなく、LIXIL の強みを生かし、長期的に競争
力を高め、価値を創造していくために、ビジネス戦略上重要なことでもあります。従業員が持つ多角的な視
点や様々な知識を生かすことで、消費者のニーズや要望に応え、イノベーションが創出できると考えていま
す。今日では、世界の富の 4 割を女性が握っており、消費における女性の購買決定権は8割ほどだと言われ
ています。女性の比率を高め、その活躍を推進することは、当社の事業にとって重要です。さらに、女性を
支援する施策やプロセスの導入は、すべての従業員にとってインクルーシブな環境を整備することにもつな
がります。私たちが目指すのは『インクルージョン』であり、それが、ひいては LIXIL が目指す『世界中の
誰もが願う、豊かで快適な住まいの実現』へとつながるのです」※
LIXIL では、2017 年にコーポレート・レスポンシビリティ(CR)戦略の 3 つの柱の 1 つとして「多様性の
尊重」を掲げ、当社の専門性や規模を活かし、事業活動を通じて社会に影響を与えることができる分野とし
て位置付けています。 LIXIL では、多様な従業員の英知や視点がさらなる成長とイノベーションの原動力にな
るという考えのもとに、年齢や性別、障がいの程度に関わらず、すべての人びとの生活を向上させるインク
ルーシブな製品やサービス、技術、デザインを提供することを目指しています。日本では 2018 年から、す
べての製品・サービスに「LIXIL ユニバーサルデザインコンセプト」を取り入れ、誰もが使いやすい製品の開
発、提供に努めています。
LIXIL の CR 戦略についてはこちらをご覧ください。





 
※出典:

Forbes: Diversity Confirmed To Boost Innovation And Financial Results
Forbes: 20 Facts And Figures To Know When Marketing To Women
Credit-Suisse: Global Wealth Report 2018: Women hold 40% of global wealth


<参考資料>
■LIXILダイバーシティ&インクルージョン宣⾔ について
「我々はあらゆる違いを尊重し、組織を越えたオープンで率直なコミュニケーションを大切にします。多様
性から生み出される活力を起業家精神醸成の源とし、成長とイノベーションの原動力とします。 」という宣
言のもと、 「Gender & Age」 「Disability」 「Family & Life」「Culture& Identity」の 4 つの重点領域を定め、そ
れぞれの国や地域の課題に対して活動を行っています。
https://www.lixil.com/jp/sustainability/people/equal_opportunity.html

■LIXIL のコーポレート・レスポンシビリティ(CR)戦略について
LIXIL は、責任ある持続可能なイノベーションを追求し、世界中の人びとの暮らしの質の向上とビジネスの成長を同
時に実現することを目指しています。事業戦略と CR 戦略の一体化を進めるとともに、「グローバルな衛生課題の
解決」、「水の保全と環境保護」と「多様性の尊重」の 3 つの分野に焦点を当て、積極的な取り組みを推進していま
す。こうした取り組みを通じて、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献しています。

■LIXIL について
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的
なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を
開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめ
とする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らし
に貢献しています。現在約60,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の
視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2020年3月期に1兆5,144億円の連結売上高を計上しています。

LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/ 
LIXIL Facebook(グローバル向け):https://ja-jp.facebook.com/lixilglobal/  
LIXIL Facebook(日本国内向け):https://www.facebook.com/lixilcorporation





 

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