袖ケ浦製油所におけるバイオ燃料製造事業の検討について

2023 年 5 月 17 日
各 位


会 社 名: 富 士 石 油 株 式 会 社
代 表 者 名: 取 締 役 社 長 山本 重人
(コード番号:5017 東証プライム市場)
問 合 せ 先: 総務部 IR・広報グループ 鈴木 龍司
TEL:(03)5462-7803
URL:https://www.foc.co.jp/


袖ケ浦製油所におけるバイオ燃料製造事業の検討について
当社(代表取締役社長:山本 重人)は、袖ケ浦製油所における持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation
Fuel、以下「SAF」)を目的生産物とするバイオ燃料製造事業(以下、「本事業」)を検討しており、その一環として、
製造プラントの基本設計を開始したことをお知らせします。


基本設計では、袖ケ浦製油所における年間約 18 万 KL の SAF 製造および 2027 年度の供給開始を想定して
おります。


また、本事業の実現に向けて、当社は伊藤忠商事株式会社(代表取締役社長 COO:石井 敬太)と共同で検討
しております。同社とは国土交通省が進める「輸入ニート SAF モデル実証実験」でも協業致しましたが、本事業
の検討においては、同社が有する SAF ビジネスに関する知見、および当社が有する液体燃料の製造・取り扱
いに関する知見を活用しつつ、最終投資判断に向けた検討を進めてまいります。


国際民間航空機関(ICAO)総会では、国際線の航空機が排出する CO2 を 2050 年までに実質ゼロとする目標
が掲げられ、2024 年以降は 2019 年比で排出量を 15%減らす若しくはオフセットすることが求められるなど航空
業界に於ける脱炭素化の動きはより一層加速しております。日本においては、国土交通省が 2030 年までに国
内航空会社の燃料使用量の 10%を SAF に置き換える目標を掲げています。


当社は、中期事業計画の基本方針として「石油精製事業の更なる基盤強化」と「脱炭素社会に向けた取組強
化」を掲げており、事業を通じて社会に貢献しながら持続的な成長を目指す企業として、今後も SAF を含む次
世代バイオ燃料の供給など、社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献してまいります。


以 上

2767