東北大学とデクセリアルズの連携強化に向けた「デクセリアルズ×東北大学 光メタセンシング共創研究所」の新設について

2023 年 3 月 23 日
国立大学法人東北大学
デクセリアルズ株式会社


東北大学とデクセリアルズの連携強化に向けた
「デクセリアルズ×東北大学 光メタセンシング共創研究所」の新設について



国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野英男、以下、東北大学)とデクセリアル
ズ株式会社(本社所在地:栃木県下野市、代表取締役社長:新家由久、以下、デクセリアルズ)は、フォ
トニクス分野における未踏領域での革新デバイスの創出と社会実装を通じて、光と情報が織りなす近未
来社会の実現に貢献する次世代研究を推進することを目的として、2023 年 4 月 1 日(土)に「デクセリ
アルズ×東北大学 光メタセンシング※1 共創研究所※2」(以下、光メタセンシング共創研究所)を新設し
ます。




左から:東北大学総長 大野英男、デクセリアルズ株式会社 新家由久


東北大学とデクセリアルズは、2021 年より光学や半導体関連などについて共同研究活動を実施し、社
会課題解決に貢献する新技術の開発を目指してまいりました。
このたび新設する光メタセンシング共創研究所では、両者の専門性の高い人材が連携する運営体制を
敷くことで産学連携をさらに推進するとともに、共同研究を拡大します。東北大学が保有する新規材料
および高精度計測、超微細加工と原子・ナノレベルでの接合・積層化の学術と、デクセリアルズグループ
が保有する材料技術、微細加工をはじめとするプロセス技術および光半導体技術を軸に、IoT 社会を支え
る高速光通信やセンシングをはじめとするフォトニクス分野において、まだ開拓されていない領域やこ
れまでにない水準での新技術・製品・ソリューションの創出を目指します。また、同分野の次世代を担う
人材の育成を推進します。


東北大学とデクセリアルズは、光メタセンシング共創研究所での活動を通じて産学での連携をより一
層強固にするとともに、フォトニクス分野での研究や人材育成を加速させることで、社会のデジタル化




への価値提供と社会課題の解決に貢献してまいります。


※1 「光と情報が織りなす近未来社会を支える検知システム」を指す造語
※2 民間機関が、東北大学内において学内の教員やその他学術的知見、施設や設備などに柔軟にアクセスし、共同研究や
人材育成などの産学共創活動を企画・推進するために設置する産学連携・交流の拠点




デクセリアルズ×東北大学 光メタセンシング共創研究所の概要


■名称
デクセリアルズ×東北大学 光メタセンシング共創研究所


■目的
フォトニクス分野における未踏領域での革新デバイスの創出と社会実装を通じて、光と情報が織りなす
近未来社会の実現に貢献する次世代研究を推進する


■活動内容
(1)共同研究テーマの探索と拡大推進
高速光通信やセンシングをはじめとするフォトニクス分野において、まだ開拓されていない領域やこ
れまでにない水準での新技術・製品・ソリューションの創出につながる具体的な共同研究テーマの探索
と推進を行う
(2)人材育成
フォトニクス分野において次世代を担う人材を育成する


■運営体制
(1)運営総括責任者
東北大学 多元物質科学研究所 林部和弥 特任教授
(デクセリアルズ株式会社 コーポレート R&D 部門長/株式会社京都セミコンダクター 取締役)
(2)運営支援責任者
東北大学 多元物質科学研究所 中川勝 教授
(マテリアル・計測ハイブリッド研究センター センター長)


■設置場所
東北大学 多元物質科学研究所 東 2 号館(反応化学研究棟 2 号館)


■設置期間
2023 年 4 月 1 日~2026 年 3 月 31 日





<デクセリアルズ株式会社について> https://www.dexerials.jp/
デクセリアルズ株式会社は、企業ビジョンとして「Value Matters 今までなかったものを。世界の価値に
なるものを。」を掲げ、スマートフォン、自動車領域等に機能性材料を提供するメーカーです。異方性導
電膜(ACF)
、光学弾性樹脂(SVR)
、反射防止フィルム、表面実装型ヒューズ、工業用接着剤、両面・片
面テープ等の電子部品、接合材料や光学材料等の製造、販売をグローバルで展開しています。





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