インド型変異株(デルタ株)の特定検査開始のお知らせ

2021 年6月 21 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表取締役社長 横山 周史
(コード番号:4978)
経営管理部 GM
問合せ先 赤野 滋友
兼 CFO
(TEL.045-475-3887)




インド型変異株(デルタ株)の特定検査開始のお知らせ

2021 年4月6日にお知らせしましたように、当社では、N501Y 変異株(イギリス株)、及び E484K 変異株
(南アフリカ・ブラジル型)を同時に検出する検査を実施しておりますが、この度、デルタ株を含む複数のイ
ンド変異株の特定検査を新規に開始することになりましたので、お知らせいたします。なお、本検査の開始は
6月 23 日を予定しております。


新型コロナウイルスでは、様々な変異株が生まれており、従来株より感染力の強い N501Y 変異株(イギリス
株)が全国的に広がりを見せております。また、イギリス株より感染力が強く、重症化が懸念されているイン
ド変異株(デルタ株)も、日本で広がりを見せております。世界保健機構では、イギリス株、南アフリカ株、
ブラジル株に加え、デルタ株も「懸念される変異株(Variants of Concern)」に分類されています。
当社では、このような背景のもと、デルタ株の特定検査を新たに開始することにいたしました。さらに、デ
ルタ株以外のインド変異株2種、フィリピン株も同時に検出いたします。これにより、世界保健機構が分類す
る全ての「懸念される変異株」の特定が可能になりました。


検査プロセスとして、まずは、最先端の PCR 検査であるスマートアンプ法を用いて、陽性/陰性の判定を高
精度で行い、その後、全ての陽性検体に対して、デルタ株、イギリス株、南アフリカ株、ブラジル株を同時に
特定する PCR 検査を追加で実施いたします。
変異株の特定検査では、通常、ゲノム解析を用いることが多く、2日程度の時間を要しますが、本手法で
は、多くの検体(94 検体)を一度に、かつ、1~2時間程度の短時間で検出いたします。


今後、オリンピックで多くの国から多くの方々の来日が予定されているため、上記の4大メジャー変異株を
迅速に特定できる本検査の位置付けが重要になってくると考えています。




以上

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