シャンプー組成物における特許権取得のお知らせ

2021 年1月 14 日


各 位
会 社 名
代表者の役職氏名 代 表 取 締 役 社 長 小田 博英
上場市場・コード 東 証 第 一 部 4923

お問い合わせ先 取 締 役 経 営 企 画 部 長 山﨑 正哉
電 話 番 号 0774-44-4923



シャンプー組成物における特許権取得のお知らせ

コタ株式会社(本社:京都府久世郡久御山町)は、2020 年 10 月 30 日に「シャンプー組成物」
(特許第 6786744 号)において特許権を取得しました。


1.特許の概要
近年、美容需要の高まりから美容室でヘアカラー剤を使用して、継続的に染毛される方が増加
しております。
染毛は毛髪内部にヘアカラー剤の色素が入り込むことで発現する仕組みとなっておりますが、
日々のシャンプーによる洗髪等により徐々に色素が毛髪内部から流出し、染毛直後とは異なる
色味に変化していきます。これをカラー褪色と言います。
なお、色素の流出はシャンプーに配合される洗浄成分(界面活性剤)の量と比例していること
から、洗浄成分の量が多ければ泡立ちは良くなりますが、毛髪内部の色素の流出量が多くなり
ます。逆に洗浄成分の量が少なくなれば泡立ちは悪くなりますが、色素の流出量は少なくなり
ます。このように濃密で豊潤な泡立ちとカラー褪色の抑制を両立することは非常に難しく、
業界内における長年の課題でもありました。
そこで当社は、シャンプーの「泡もち」に着目し、洗浄成分の配合量を抑えた「つぶれにくい
泡」を作ることで、従来のシャンプーよりも濃密で豊潤な泡が得られる処方の研究を進めた結果、
洗髪時やすすぎ時の指通りの良さ等の使用感を高いレベルで実現すると同時に、カラー褪色を
抑えることができるシャンプー組成物を発明したことから特許の出願を行い、この度、取得に
至りました。
この特許につきましては、今後のシャンプー開発に活用する予定であります。


2.業績への影響
現時点では、当期業績への影響はございません。


以 上
(参考資料)


① シャンプーの泡の比較




特許処方技術を用いていないシャンプーの泡 特許処方技術を用いたシャンプーの泡



② 毛束によるカラー褪色の比較




染毛直後の毛束 特許処方技術を用いていない 特許処方技術を用いたシャン
シャンプーの水溶液に浸漬し プーの水溶液に浸漬し褪色さ
褪色させた毛束 せた毛束

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