米国神経学会 第71回年次総会(ペンシルベニア州)におけるMN-166の進行型多発性硬化症を適応とするSPRINT-MSフェーズ2b臨床治験の新たな解析結果発表のお知らせ

2019 年 3 月 25 日




各 位

MediciNova, Inc.
代表取締役社長兼 CEO
岩城 裕一
コード番号: 4875 東証 JASDAQ
問合わせ先: MediciNova, Inc.
最高医学責任者(CMO)
松田 和子
電話番号: 03-3519-5010
E-mail: infojapan@medicinova.com



米国神経学会 第 71 回年次総会(ペンシルベニア州 フィラデルフィア)における
MN-166 の進行型多発性硬化症を適応とする SPRINT-MS フェーズ 2b 臨床治験の
新たな解析結果発表のお知らせ


2019 年 3 月 24 日 米国 ラ・ホイヤ発 - メディシノバ(MediciNova, Inc.)(米国カリフォルニ
ア州 ラ・ホイヤ、代表取締役社長兼 CEO:岩城裕一)は、現地時間 2019 年 5 月 4 日から 10 日
までペンシルベニア州、フィラデルフィア・コンベンション・センターで開催される米国神経学
会第 71 回年次総会において、 進行型多発性硬化症を適応として実施された MN-166 (イブジラス
ト)の SPRINT-MS フェーズ 2b臨床治験での新たな解析結果に関する 3 題の演題が採択された
ことをお知らします。
採択された 3 題の研究発表タイトル及び発表日時は以下の通りです。

“Response to Treatment According to Progressive Disease Type: Analysis from a Phase II
Progressive MS Trial of Ibudilast”
(進行型タイプによる治療への反応:イブジラストの第 II 相進行性多発性硬化症治験からの分析)

演者:Dr. Andrew Goodman(University of Rochester)
日時:2019 年 5 月 6 日(月曜日) 午後 2:06(現地時間)
プラットフォーム・プレゼンテーション 007 セッション S12 進行型多発性硬化症

“Effect of Ibudilast on Neurofilament-light Chain in Progressive MS: Analysis from a Phase II
Trial”
(進行型多発性硬化症におけるニューロフィラメント軽鎖に対するイブジラストの効果:第 II 相
試験からの分析)

演者:Dr. Robert Fox (Institute’s Mellen Center for Multiple Sclerosis at Cleveland
Clinic)
日時:2019 年 5 月 7 日(月曜日) 午前 11:00-午後 6:00(現地時間)
ポスター セッション3多発性硬化症 臨床治験 および治療的研究

“Effect of ibudilast on macular measures in progressive MS: OCT analysis from a phase II
trial”
(進行性多発性硬化症における黄斑測定に対するイブジラストの効果:第 II 相試験からの OCT 検
査分析)


演者:Dr. Robert Bermel (Institute’s Mellen Center for Multiple Sclerosis at Cleveland
Clinic)
日時:2019 年 5 月 7 日(月曜日) 午前 11:00-午後 6:00(現地時間)
ポスター セッション3多発性硬化症 臨床治験 および治療的研究

これらの演題発表で、Dr.Goodman は進行型多発性硬化症の進行型の違いにおけるイブジラスト
治療の脳萎縮進行の予防効果の分析結果を報告し、 Dr.Fox は進行型多発性硬化症患者におけるイ
ブジラスト治療による血中、髄液中のニューロフィラメント軽鎖値への影響を発表します。さら
に、Dr.Bermel は Optical Coherence Tomography(OCT 光干渉断層計)を用いて計測された網
膜黄斑部容積減少および、神経節細胞/内網状層の菲薄化をイブジラストが低下させた治療効果に
ついて発表します。 (注:多発性硬化症では進行に従い、黄斑部網膜内層厚が減少し、網膜神経線
維層が菲薄化することが知られています。 )

なお、メディシノバの最高医学責任者(チーフメディカルオフィサー)の松田和子はそれぞれの
発表の共同演者です。


MN-166(イブジラスト)とは
MN-166 はファースト・イン・クラスの経口摂取可能な小分子化合物で、マクロファージ遊走阻
止因子(MIF)阻害剤、ホスホジエステラーゼ-4 及び-10 の阻害剤で、炎症促進作用のあるサイト
カイン、IL-1β、TNF-a、IL-6 などを阻害する働きを有しており、また、反炎症性のサイトカイ
ン IL-10、神経栄養因子及びグリア細胞株由来神経栄養因子を活性化する働きも認められていま
す。グリア細胞の活性化を減衰し、ある種の神経症状を緩和することがわかっています。前臨床
研究および臨床研究において抗神経炎症作用及び神経保護作用を有することが確認されており、
これらの作用が MN-166 の神経変性疾患(進行型多発性硬化症、ALS など) 、各種依存症、慢性
神経因性疼痛などに対する治療効果の根拠と考えられております。当社は、進行型多発性硬化症
及び ALS、薬物依存症をはじめとする多様な神経系疾患を適応とする新薬として開発していま
す。当社は、進行型多発性硬化症、ALS、薬物依存などを含むさまざまな疾患治療をカバーする
特許のポートフォリオを有しております。


以上


メディシノバについて
メディシノバ(MediciNova, Inc.)は、有望な低分子化合物を様々な領域の疾患の治療薬として
新規医薬品の開発を行う日米両株式市場に上場する製薬企業です。現在当社は、進行型多発性硬
化症、ALS、薬物依存(メタンフェタミン依存、オピオイド依存など) 、グリオブラストーマを
はじめとする多様な神経系疾患を適応とする MN-166(イブジラスト)及び NASH、肺線維症
など線維症疾患を適応とする MN-001(タイペルカスト)に経営資源を集中しております。ほか
には MN-221(ベドラドリン)及び MN-029(デニブリン)も当社のパイプラインの一部です。

当社詳細につきましては https://medicinova.jp/をご覧下さい。メディシノバの所在地はアメリ
カ合衆国カリフォルニア州ラ・ホイヤ、スイート 300、エグゼクティブ・スクエア 4275(電話
1-858-373-1500)です。



このプレスリリースには、1995 年米国民事証券訴訟改革法(The Private Securities Litigation
Reform Act of 1995)に規定される意味での「将来の見通しに関する記述」が含まれている可能
性があります。これらの記述には、MN-166、MN-001、MN-221 及び MN-029 の治療法の将来



における開発や効果に関する記述などが含まれます。これらの「将来の見通しに関する記述」に
は、そこに記述され、示されたものとは大きく違う結果または事象に導く多数のリスクまたは不
確定要素が含まれます。かかる要素としては、MN-166、MN-001、MN-221、または MN-029 を
開発するための提携先または助成金を得る可能性、当社の事業または臨床開発を行うために十分
な資金を調達する可能性、将来の臨床治験のタイミング、費用、計画など、臨床治験、製品開発
および商品化に付随するリスクや不確定要素、FDA に対して書類を提出するタイミング、臨床開
発及び商品化のリスク、現段階の臨床治験の結果が必ずしもその後の製品開発の行方を確定する
ものではない可能性、当局の承認取得の遅延または失敗の可能性、臨床治験の資金を第三者機関
に頼ることによるリスク、商品候補に対する知的財産権に関するリスク及びかかる権利の防御・
執行能力に関するリスク、製品候補の臨床治験または製造を依頼している第三者機関が当社の期
待通りに履行できない可能性、さらに臨床治験の開始、患者登録、完了または解析、臨床治験計
画の妥当性または実施に関連する重大な問題、規制当局への書類提出のタイミング、第三者機関
との提携またはタイムリーな資金調達の可否などに起因する遅延及び費用増大に加え、当社が米
国証券取引委員会に提出した 2018 年 12 月期の Form10K 及びその後の 10Q、8K など届出書に
記載されているものも含め、しかしそれに限定されないその他のリスクや不確定要素があります。
したがって、
「将来の見通しに関する記述」はその時点における当社の状況を述べているにとどま
り、実際の結果または成り行きは、必ずしも予想通りにはならない可能性があることにご留意下
さい。また当社には、この記述に関して、情報の修正または更新を行う義務はありません。





9961